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野菜と果物の魅力について

ベジタブル&フルーツマイスター協会認定カルチャースクール講師
栄中日文化センター「野菜ソムリエに学ぶー野菜生活向上のススメ」担当
服部 佳世子

「未年」「セリ」

 明けましておめでとうございます。
 今年も昨年同様よろしくお願いいたします。
あちこちにアンテナを巡らせていろいろな情報を発信して行きたいと思っております。
今年は未年、干支の8番目の年ですね。因みに私の干支は一つ前の午年、昨年の干支でした。
自然災害が多く経済も不安定な年でしたが私にとってはお陰様で禍もなく平穏無事に過ごせた良い年でした。
暮れの総選挙が行われましたが、年の初め、皆が心を一つにしてこの一年が良かったと思える年にしたいですね。
先日テレビを見ておりましたら、私の住む名古屋に「羊神社」があることを知りました。
名古屋市北区辻町に鎮座されております。
御祭神は、天照大神さまと火乃迦具土神さまです。
辻町は「ひつじ」が転じたものとか!?
辻という名前はひつじを省略したもので、ひつじ、ひつじ、つじ、つじとなったようです。
では「ひつじ」の「ひ」はどうなったのでしょうか?
詳しいことがお知りになりたい方はインターネットを検索してみてください。
「羊神社」で検索できます。

「NAVERまとめ」
http://matome.naver.jp/odai/2141130090341010801

今年の初詣にはこの「羊神社」に行ってきます。

さてさて私の美味しいもの情報、と言ってもいつも一緒とお思いのことと思いますが、 今回も鎌倉のハウスオブフレーバーさんのお菓子を二つお伝えいたします。
50周年記念に出されましたクッキー、[レーズン・ウィッチ]と暮れに注文したフルーツケーキです。

フルーツケーキはお酒がとても効いていましたが、後味が良く、生地が滑らかでした。
どうしたらこのような生地ができるのか、私も作りながら少しでも近づけるように努力したいと思っています。
どのお菓子をいただいても美味しい・・・・最高です。

我が家のグルメ情報は暮れの忘年会、恒例のすき焼きパーティーです。
お肉は近くの肉屋さんで、松阪肉ではありませんが、100g \1200で、お肉に味があり、昨年より美味でした。皆さん満足のご様子でした。

さて1月、春の七草の一つ「セリ」にスポットを当てることにいたしましょう。
 七草とは
  ゴギョウ(母子草) スズシロ(大根)
  スズナ(蕪) セリ ナズナ(ぺんぺん草)
  ハコベラ ホトケノザ(小鬼田平子/コオニタビラコ)

『セリ』 独特の強い香りとシャキシャキとした歯触りが特徴
【分類】 セリ科 セリ属
【原産地】 日本
【美味しい時期】 2月~4月 栽培物は通年でまわっています。
七草の時期のセリは、まだ小さいようです。
【種類】

田ゼリ
水田で栽培されるもの。
さわやかな香りとシャキシャキした歯ざわりが特徴で、春先のものが良品といわれています。

山セリ
一般に流通するものは、栽培ものでアクが少ないが、田のあぜなどに自生する野生のセリは、アクが強いので、アク抜きが必要といわれています。

栽培ものは三つ葉に似ていますが、三つ葉が葉が3まいなのに対してセリは5枚なので区別しやすい。
【栄養/機能性】
  • ビタミンCやミネラルが豊富です。
    ビタミンCは免疫力を高め、活性酸素の働きを抑え、老化防止や肌にうるおいを保つ効果があるといわれています。
    ミネラルは血液や骨の生成に欠かせない成分といわれています。
  • β―カロテンも豊富(セリの青々とした葉に含まれています)
    で体内でビタミンAに変換され、活性酸素を抑え動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病を防ぐとともに、皮膚の粘膜の細胞を正常に保つ働きや免疫力を高める働きもあるといわれています。
  • 食物繊維も多く含まれ、腸の働きを整え、便秘を解消する働きや、コレステロールの排出や急激な血糖値の上昇を防ぐはたらきもあるといわれています。
    大腸ガンの予防にも効果があるといわれています。
  • セリの茎や葉を乾燥させたものを、生薬で水斤(すいきん)といって、水斤を煎じて服用することで、食用増進や解熱、神経痛、リュウマチ、黄疸などに効果があるといわれています。
  • セリの特有の芳香にはオイゲノールなどの成分が含まれ、鎮静効果があるといわれています。またピラジンと呼ばれる成分が血液凝固を防ぎ血栓を予防したり、肝機能を強化するのに役立つといわれています。
【選び方】
  • 葉の緑色が鮮やかで、葉先から根元までピンとしているもの選びましょう。(新鮮な証拠です)
  • 葉が太いものはかたい場合があるので避けましょう。
    茎が折れたり葉が黄ばんでいるものも避けましょう。

天然物
アクがやや強いので、葉や茎があまり赤くなく鮮やかな緑色をしているものを選びましょう。

栽培物
アクはそれほど強くありません。
両方とも出来るだけ根付きのものを選びましょう。(日持ちがします)

【保存の仕方】 乾燥しないようにぬれた新聞紙に包みビニールやポリ袋にいれて冷蔵庫の野菜室に立てて保存しましょう。
(上に伸びようという植物上の働きがあるので茎が曲がりやすく、またそれが出来ないために傷みも早くなるので、出来る限りたてて保存しましょう)
【美味しい食べ方】

調理の注意
香りと歯ざわり、そしてきれいな緑が持ち味なので、加熱する場合は火を通しすぎないように注意しましょう。
天然のセリはアクが強いので、下ゆでした後はしばらく水にさらしておきましょう。
鍋物 おひたし 和え物 てんぷら 汁物など

参考資料 旬の食材「秋・冬の野菜」講談社
旬の野菜百科
http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/seri.htm

今回はセリと豚肉のしゃぶしゃぶはいかがでしょうか。

「セリと豚肉のしゃぶしゃぶ」

材料 4人分

 豚肉 500g  
 セリ 3把
 白菜 1/4個
 糸こんにゃく 1袋
 豆腐 1丁
 えのき 1把
 だし汁  
 ごまだれ  市販のもので結構です。
 ポン酢
   

作り方

お鍋にだし汁を入れ、煮立ったら白菜を入れて火を通します。そこにセリを入れさっと火を通したところに豚肉を入れしゃぶしゃぶします。(豚肉ですから火をしっかり通しましょう)
適当なところで糸こんにゃくやお豆腐を入れます。
ごまだれ、ポン酢で召し上がってください。

お鍋ですから形にこだわらないよう楽しくいただきましょう。
材料もお好きなものを入れてください。分量も目安なので適当にお願いいたします。
寒い夜、体も心も温まるお鍋をぜひお試しください。

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