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野菜と果物の魅力について

ベジタブル&フルーツマイスター協会認定カルチャースクール講師
栄中日文化センター「野菜ソムリエに学ぶー野菜生活向上のススメ」担当
服部 佳世子

「お誕生日」「ルタバガ」

 台風の爪痕が多く残ったり、御嶽山噴火などの悲しいニュースが続く中。明るいニュースが二つありました。
一つ目は何と言ってもノーベル賞ですね。
ノーベル物理学賞、お三人の研究者による青色LEDの開発でした。
LEDと言えば私たちにとって、とても身近なものです。今では日常的に使われているものが多くとても興味深く嬉しく思いました。そしてそのうち赤崎教授と天野教授のお二人は名古屋の大学での研究ということで、私にとってはますます身近なもので、今までのノーベル賞とは違って興味をそそられるものでした。
赤崎教授、天野教授そして中村教授おめでとうございました。
ますますのご研究を期待いたしています。
LEDと言えば野菜の栽培、特に水耕栽培でレタスなどを栽培するのにとても役立っています。
こんなメリットがあります。
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・経験がなくても誰にでも簡単にできます。
・毎日の水やりが不要です。
・養水分の管理が手軽で、成長が早く収穫量も多くなります。
・病気や害虫の発生がなく農薬を使用しないで安心な野菜が作れます。
・天候に左右されることなく栽培管理ができます。
・栽培期間が短く2~3週間で収穫が可能です。
・LED効果で栄養価の高い野菜ができます。

LED栽培の豆知識より
http://www.emonotsukuri.com/led_plant/led_right-2.html
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美味しくて安全で収穫量も多い野菜が食べられることはとても嬉しくありがたいことですね。

二つ目と言えば出雲大社の千家国麿様と高円宮典子様のご婚礼です。
出雲大社での古式ゆかしき婚礼をテレビで拝見いたしました。
身近で拝見できたら感激もひとしおかと思いました。
お二人様末永くお幸せに。

最近私は朝の散歩を20分ほどいたしています。
かれこれ3か月続いています・・・・。
テレビ体操をして、近くの氏神様にお参りに行き、ぐるりと回って帰ってくると20分、
だいたい7時前後になります。
始めたころは暑かったのですが、今では涼しくなり、とても気持ちがいいです。
家並みからは朝げのしたくの美味しそうなにおいが、朝のさわやかな風に乗って私のお腹を刺激します。お腹すいた~・・・・。
そしてお庭からは金木犀のいい香りが、黙々と歩いている私に、ここにいるよ、見上げてごらんと話しかけてくれるようです。とても楽しい時間であるとともに、今日一日頑張るぞと応援してくれるようです。これからは寒くなりますが頑張って散歩したいと思っています。継続は力なり。この言葉を自分に言い聞かせ頑張りま~す。

そうそう、つい最近私は?才のお誕生日を迎えました。
いくつになっても、お誕生日をお祝いしていただくのは嬉しいですね。
いくつかのプレゼントをいただきました。

そしていつもの我が家のおもてなしは私がお誕生日なので、なだ万のお弁当で祝っていただきました。

和菓子でできたケーキです。上の何かな~はこのお菓子の入っていた箱です。
実は誕生祝の前日に懇意にしている和菓子屋さん「亀広良」にお電話して無理を言って作っていただきました。心よく引き受けていただきました。ご主人ありがとうございました。
お菓子12個分だそうです。ドライフルーツやクルミも入り、いろいろな材料を使っていただきとても美味しかったです。特に私は練切のお菓子が好きなので大満足でした。
もっと早くに聞いていたらもっと素晴らしいものが作れたのにと後日ご主人に言われましたが、これで十分素晴らしく気に入りました。今度は早めにお電話いたします・・・・

お誕生続きですが、80才、傘寿の祝いの集まりにお邪魔する機会がありました。
よくお食事に伺う、高蔵寺の「フランセ」さんでの食事会でした。
前にも申し上げましたが、ご主人と奥様でお店を切り盛りされているレストランで材料も吟味され、フレンチですがさっぱりとすべて美味しく完食してしまいました。

長くなりましたがもう少しお付き合いを・・・・・
秋は芸術の秋と申します。
ちょっと気分だけでも・・・・・中村勘九郎さん七之助さんご兄弟の錦秋の舞に始まり、東儀秀樹さん古澤巌さんcobaさんのT.F.K.コンサート。私は古澤さんの大ファン、彼のバイオリンの音色は人柄があらわれているようで、やさしく、聞いていて居心地がよく癒されます。最後は歌舞伎です。錦秋名古屋顔見世で尾上菊五郎さん、菊之助さん親子を始め中村時蔵さん河原崎権十郎さん市川左團次さん等、そうそうたる歌舞伎役者さんたちの出演でした。演目では身替座禅が分りやすく面白かったです。久しぶりにいいお芝居を見ることができました。こうして秋の夜はしとしとと暮れて行きます。
もう来月になるとお正月の準備で心せわしくなります。
寒くもなりますのでみな様方、十分に体調にお気をつけください。

今回はあまり聞いたことのないルタバガ、ヨーロッパ野菜にスポットを当てたいと思います。

『ルタバガ』 別名スエーデンカブと言われますが形はカブに似ていますが味は全然似ていません。カブ、ジャガイモ、キャベツを掛け合わせたような味。
非常に貯蔵性が高く、北欧では芋類や穀物などが底をついてから食べる食材と言われています。
【分類】 アブラナ科 アブラナ属
【原産地】 ヨーロッパ アジアといわれています
【美味しい時期】 晩秋~初冬
【日本への渡来】 18世紀以降と推定されています。
北海道や東北では、明治以前から穀物類とともに栽培されていました。今では北海道でわずかに栽培されていますが、出回っているものはほとんど欧州からの輸入ものです。
【特徴】
  • 葉の形状は蕪と同じ切り込みがない細長い楕円形で、この葉も蕪と同じように食べることができるといわれています。
  • カブの部分は蕪と同じような丸いものからやや長いものまであり、栽培管理によって形が揃いにくいといわれています。
  • 外皮は緑や紫、褐色などがありますが、内部は黄色又は白色です。カブとは異なる種類ですが、栄養的にはカブに近いといわれています。
  • 中の果肉はどこを切っても黄色で断面は黄色いことを除けば蕪や大根よりもずっと固く締まっています。
【栄養/機能性】
  • ビタミンCが豊富で老化やガンの原因といわれている活性酸素を自ら酸化させることで身体を酸化から守る働きや白血球の免疫力を高める働きがあるといわれています。
    その結果風邪やウイルスに対する抵抗力が高まるといわれています。
  • 食物繊維も多く含まれ便秘に効果的といわれています。
【選び方】
  • ふっくらと丸みがあり、表面にひび割れや傷がないものを選びましょう。
  • 長期保存される場合は葉柄が付け根から切り落とされ、根塊部分だけになっていますが、葉付きや葉柄がついた状態で売られているものは新鮮な証拠です。
【保存の仕方】
  • 貯蔵性が高い食材なので、乾燥しないようにラップに包み冷蔵庫で保存しましょう(1か月は美味しく食べられます。)
  • 凍らない程度の温度で貯蔵すると4か月ほどもつといわれています。

冷凍する場合
使いやすい大きさに切り、さっと下ゆでしてからバットなどにひろげて冷凍し、凍ってから保存袋などの器に入れて冷凍保存しましょう。

【用途/調理】
  • 生でも食べれますが加熱すると甘味が増します。
  • 蕪とおなじような使い方ができます。
  • 下ゆでしてシチュー、ボルシチ、スープなど和風の煮物や和え物、中華料理にも利用できます。

参考資料 旬の食材「秋・冬の野菜」講談社
旬の食材百科
http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/rutabaga2.htm

今回のレシピはルタバガが見つからなかったので、蕪を使って「蕪のスープ」を作りました。ぜひお試しください。

「蕪のスープ」

材料 4人分

 蕪500g
 タマネギ150g
 水600cc
 スープの素1個
 白ワイン大さじ2
 生クリーム1/2カップ
 パセリのみじん切り少々
 サラダオイル大さじ1
 塩小さじ1/2
 コショウ適宜

作り方

  1. 蕪は拍子切にします。
  2. タマネギは短いせん切りにします。
  3. スープを作る鍋に油を入れて温まったら2のタマネギを透きとおるまで炒め、そこに1の蕪を入れて炒めます、白ワインをかけます。
  4. 3の中に水、スープの素を入れて、中火で蕪に火が通る程度煮ます。
  5. 4をミキサーにかけ、再び鍋に移します。
  6. 塩、コショウで味を付け、出来上がりに生クリームを入れて火を止めます。
  7. 器に盛り、パセリのみじん切りを浮かべます。

スープをなめらかにしたかったら、ミキサーではなく、裏ごししてください。

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