文化講座
「もうすぐ春」「オレンジ」
早いものでもう3月ですね。月末には桜の開花が聞かれる季節になってしまいました。
一方新型コロナで振り回される毎日です。
オミクロン株は重症になりにくいとかいわれますが、とにかく感染力が強く毎日感染者の数が多過ぎます。こんな中、桜の開花を喜べませんね。
桜見物どころかどこへも出かけられません。私はデパートに行きたいのですが不安で出かけられません。そうそう3回目のワクチンは打ちました。それでも心配です。
最近ではお友達とも会っておりません。
3月といえばお雛様。毎年ですが今年も出しました。
叔父様の43回忌の法要がありましたのでこれには出席いたしました。私のことを子供同然に可愛がってくれた叔父でした。いろいろ昔の思い出話に花を咲かせました。
その時のお料理です。金沢の老舗「浅田」の名古屋店です。
今回はオレンジについて勉強いたします。
『オレンジ』 | 国内で流通しているオレンジはほとんどアメリカからの輸入物です。国内でもネーブルオレンジやタロッコオレンジ(ブラッドオレンジ)が少量つくられています。 | ||
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【分類】 | ミカン科 ミカン属 | ||
【原産地】 | インド アッサム地方 | ||
【種類】 | バレンシアオレンジ | 果汁を絞ったジュースの劣化が遅く、過熟しても味が安定しています。 | |
ネーブルオレンジ | 果汁の劣化が早く、過熟すると味も悪くなりやすいです。 | ||
ブラッドオレンジ | アントシアニン色素を含み、その名のごとく果汁が紅い色をしています。 | ||
バレンシアオレンジとネーブルオレンジの違い | |||
バレンシアオレンジは酸味が強く、夏の柑橘です。外見は果頂部が普通のミカンのように茶色い点になっています。 ネーブルオレンジは甘味酸味のバランスが良く味が濃いといわれています。寒い季節の柑橘です。外見は果頂部が丸くへそのようになっています。 |
【美味しい時期】 | |||
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国産ネーブルオレンジ | 食べ頃は3月 12月初旬から下旬に収穫され、いったん貯蔵された後、2月頃から4月にかけて出荷されます。 |
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国産バレンシアオレンジ | 初夏の時期に強い日差しに浴びて(回青現象) 一度オレンジ色に色付いた後、再び青くなってしまうことが多いようです。 |
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国産タロッコオレンジ | 2月下旬に収穫され、一旦貯蔵された後、3月中旬から下旬に出荷されます。 | ||
輸入オレンジ アメリカのバレンシアオレンジ カリフォルニア 6月~11月収穫 ネーブルオレンジ 寒い時期の12月頃~3月頃収穫 |
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【品種】 | バレンシアオレンジ ネーブルオレンジ 白柳ネーブルオレンジ ノバオレンジ モロオレンジ タロッコオレンジ カラカラ・ネーブルオレンジ ピンキーオレンジ |
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【栄養/機能性】 |
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また長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもあるといわれています。不足すると、筋肉が弱り障害を起こすといわれています。 | |||
【選び方】 |
輸入物の場合は鮮やかなオレンジ色の物を選びましょう。 バレンシアオレンジは回青現象を起こしていることもあるので、必ずしも完全なオレンジ色でない場合もあります。 |
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【保存方法】 |
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【用途/調理】 |
皮を剥き、果肉部分だけに房取するとそのまま食べても口の中のオレンジの味で満たされ美味しいです。 |
参考資料
【旬の食材百科】オレンジ
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/Orange.htm
以前甘夏のピールを掲載させていただきました。
折角なのでオレンジで作ってみてください。
再度同じものを掲載させていただきます。
「甘夏のピール」
材料
甘夏 | 3個分 | |
皮 | 約330g~400g | |
水 | 大さじ1.5 | |
砂糖 | 400g | |
グラニュー糖 |
作り方
- 皮の外側のオレンジ色の部分をピーラーで薄く剥きます。
- 1個を8等分して皮と実をナイフを使って外します(実の部分は食べるか、マーマレードに使います)。
- 1/8の皮を楕円形に切ります。
- ボールに熱湯と冷水を別々に用意し、3の皮を3分ずつ交互につけることを3回繰り返します(アクと苦みをとるため)。
この時熱湯も冷水もぬるくなってきたら取り替え、必ず熱湯、冷水につけます。
1回ごと替えた方がよいでしょう。 - 最後にたっぷりの冷水につけて一晩さらします。
- 分量の砂糖を3等分します。
- 厚手の鍋に1/3の砂糖と分量の水(大さじ1.5)を加え、弱火でトロッとするまで煮詰めます。
- 5の甘夏の皮の水気を切ったものを7に加え、フタをしてとろ火で煮ます(この時いつも鍋を振り動かしているように、箸やスプーンで絶対にかきまわさないように注意してください)。
- 煮詰まったら次の1/3の砂糖を加え、とろ火で静かに皮がやわらかくなるように煮詰めます。この時必ずフタをして煮ます(鍋のフタの水滴は鍋の中に入り水分の足しにします。差し水は厳禁です)。
- 最後に残りの1/3の砂糖を加え、今度はフタをしないで汁気がなくなるまで仕上げ煮します(カラカラになるまで煮詰めますが、その間鍋はいつも振り動かします)。
- ボールなど器にグラニュー糖を入れ、煮上がった皮をお箸でつまみだし、手早く熱いうちに砂糖をまぶし別皿にとって冷まします(できれば網のようなものに並べた方が良いでしょう)。
野菜ソムリエおすすめポイント
長く保存する場合は、最後に加える砂糖を少し多めにして固く仕上げ、ビンなどに入れて保存するといいでしょう。この際追加でグラニュー糖もまぶし入れておくのがおすすめです。こうしておくと、他のお菓子作りの際に、甘夏の芳しい香りが移ったこのグラニュー糖を使用できるので二度楽しめますし、便利ですよ。