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インターネット公開文化講座

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野菜と果物の魅力について

ベジタブル&フルーツマイスター協会認定カルチャースクール講師
栄中日文化センター「野菜ソムリエに学ぶー野菜生活向上のススメ」担当
服部 佳世子

「夏が来た」「レモングラス」

 梅雨の明けが聞かれる今日この頃です。明けたのはいいものの厳しい暑さがやってきます。今年は猛暑と聞いております。
 7月といえば七夕様ですね。
 子供の頃、短冊に願い事を書いて笹につるしたことが懐かしい思い出です。
 今でも小学校ではそんな行事を行うのでしょうか!?
 先日奈良へ出かけ長谷寺、室生寺に行ってきました。長谷寺は牡丹、室生寺は石楠花で有名ですが花の終わった時期に行きましたので人はまばらですいていました。

 長谷寺 今テレビで放映されているNHKの大河ドラマ「光る君へ」の登場人物藤原道長、紫式部や清少納言も訪れ源氏物語や枕草子にも書かれているお寺です。
少々暑かったせいもあってさっと外見を見ただけで回廊も回らず終わってしまいました。
秋にゆっくり拝観したいものです。

室生寺の金堂にある釈迦如来像は平安時代の物で国宝です。吸い込まれるようでとても素晴らしかったです。撮影は禁止されていました。
お昼は奈良は素麺が有名なので素麺をいただきました。天ぷら付きです。
夜は帰り道伊賀によりすき焼きを食べてきました。お肉が大きく大満足でした。


デザートのアイスクリーム

「沙羅双樹の花」夏椿ともいわれています。
花は侘助に似ていますが、花びらに細かい筋が入っています。可憐で一日花、とっても感動しました。
苗を見つけたら庭に植えたいです。
暑さに弱いようなので難しそうです。
この「沙羅双樹」は八百津の「いこい」さんのお庭にありました。
先日もお邪魔しましたがまた今回は鮎を食べに行ってきました。
今回は鮎の写真だけにします。


塩焼き


唐揚げ

今回はハーブの一つレモングラスに焦点を当てたいと思います。

「レモングラス」
タイをはじめとするアジア料理に欠かせないハーブの一つです。

【分類】
イネ科 オガルカヤ属

【原産地】
インド

【特徴】

  • レモンの香りはシトラールと呼ばれる成分で精油の主成分となり香料として香水の原料や食品に利用されている他アロマテラピー等にも利用されています。
  • 葉の茂る様子はススキのようです。
    細長く尖った葉を株の根元から草丈90センチ程度にまで伸ばし株も年々広がりながら大きくなります。

【種類】
ウエストインディアン・レモングラス
イーストインディアン・レモングラス
香りの質が良いのはウエストインディアン・レモングラスで料理などに適しているといわれています。

【美味しい時期】
5~9月(収穫時期)

【栄養/機能性】

  • レモンの爽快な香りは、心を刺激してやる気を取り戻す高揚作用があるといわれ、リフレッシュ効果が期待できるといわれています。よって気分が沈んだり、疲れた時などにレモングラスティーを飲んだりアロマを楽しむことをおススメ。
  • レモングラスに含まれるシトラールの成分に正常な細胞を殺さずがん細胞のプログラム細胞死を誘導する効果があることが発見されたようです。(2006年イスラエルのべングリオン大学の研究チーム)
    研究が進みシトラールをもとにした有効な抗がん剤が開発されるといいですね。
  • シトラールには抗菌作用があることが研究で発見実証されていますので風邪やインフルエンザの予防に期待できるといわれています。
  • レモングラスの香りは蚊などの虫が嫌うことから家の周りに植えておくことで虫よけや猫除けに効果があるといわれています。

【選び方】
ハーブティー用の葉と、料理用の根元の部分があります。

  • 根元の部分を選ぶ時
    根元の切り口が白いものを選びましょう。
    (茶色いものは鮮度が落ちている証拠ですので避けましょう。)
    上部の方も青みが鮮やかなものを選びましょう。新鮮です。
  • 葉の部分を選ぶ時(ハーブティーの他料理にも使えます。)
    青々としてみずみずしいものを選びましょう。(新鮮な証拠です。)
    乾燥物も出回っていますが、初夏から秋口にかけて新鮮なものが出回っています。しばらくは新鮮なものを選びましょう。

【保存方法】
新鮮なものは乾燥しないように密閉袋に入れて冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。
長期保存の場合は乾燥させるか冷凍保存しましょう。(1本ずつラップに包み冷凍するといいでしょう。)

【用途/調理】
ハーブティー  タイ料理を初めとする東南アジアの料理
有名なのがトムヤムクンなど。

参考資料
旬の食材百科「野菜」
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/Lemongrass.htm

暑い夏さっぱりといただけるゼリー寄せはいかがですか

「ジュンサイのゼリー寄せ」

材料

ジュンサイ(びん詰) 1瓶 内容量90g
キュウリ 1/4本
ミニトマト 3個
ロースハム 1枚
スープ(固形スープの素1個) 2カップ
白ワイン 小さじ2
塩 コショウ
アガー 小さじ1.5

作り方

  1. ジュンサイは瓶から出してさっと水をかけます。
  2. キュウリはさいの目に切ります。
  3. ミニトマトは半分に切ります。
  4. ハムはほかの材料と同じ大きさに切っておきます。
  5. 鍋にアガーを入れ2カップの水でとかします。火にかけ温まったところでスープの素をいれとかし、グラグラと沸いたら、火を弱めて、少し煮ます。(この時煮ないと固まらない場合がありますから必ず1分ぐらいは煮ましょう。)
  6. 白ワインを入れ味を見ます。塩、コショウで味付けします。粗熱をとります。
  7. 6の中に1.2.3.4.をいれます。
  8. 器を水でさっと洗い、その中に7を入れます。
  9. 常温でかたまったら、冷蔵庫で冷やします。
    召し上がる時はバルサミコもよし、サラダ仕立てでドレッシングで召し上がってもいいかと思います。

2人分入る器で一緒に作ってもいいし、1人分ずつ作ってもいいですよ。

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