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野菜と果物の魅力について

ベジタブル&フルーツマイスター協会認定カルチャースクール講師
栄中日文化センター「野菜ソムリエに学ぶー野菜生活向上のススメ」担当
服部 佳世子

「Ten-thousand-yenケーキ」「春キャベツ」


  屋根よりたかい 鯉のぼり
  おおきい真鯉は おとうさん
  ちいさい緋鯉は こどもたち
  おもしろそうに 泳いでる

こんな歌が口ずさまれる5月の鯉のぼり、しかし最近では街中で、マンションなどのベランダ越しにささやかに泳いでいる鯉のぼりを見ることはあっても、すいすいと大空に向かってたなびいている鯉のぼりを見ることはめったにないような気がいたします。
私が子供の頃、街中でもお庭に棒を立てて大きな真鯉、緋鯉が薫風に吹かれそよそよ泳いでいる光景をよく見かけた記憶があります。これも時代の変化なのでしょうか、さみしいかぎりです。
実は、我が家では毎年登場している鯉のぼり。兄の初節句の折、親が調達したものをこのように飾っているのですが、その兄も他界してしまいました。でも毎年この鯉のぼりを出さないと何だか気分が落ち着かないのです。
毎年のことなのですが飾る時は、過去の写真を見ながらああでもない、こうでもないと言いながら飾っていきます。これも楽しいものですよ。

さて、私が今回一番にお伝えしたいのは、サブタイトルの「Ten-thousand-yenケーキ」のことなのです。

ええー!?ケーキが1万円もするの!?と皆さんびっくりされるかもしれませんね。
ことの発端は、先日、鎌倉にあるハウスオブフレーバーさんより我が家に電話をいただいたことです。
一年に3回だったか?4回だったでしょうか、それくらいの頻度で頒布会をするのでいかがですかというお電話の内容でした。

10数年前にチーズケーキが美味しいので取り寄せたことがありましたから、おそらくその時のデーターをお店の方がご覧になったのだと思うのですが、突然お電話いただき、驚くやら懐かしいやら。それで即答、「お願いいたします」と注文しました。
ここのケーキなら美味しいこと間違いなし、自分へのご褒美にナイスタイミングのお電話だわ、と思いお願いした次第です。頒布会も好きですしね♪
そして届いたのがこの桜色のケーキです。これを9切れに切りました。なので1切れが約1,000円!!スポンジの間にフランボワーズのクリームがサンドしてあり、上にはフランボワーズの果汁のお砂糖とアーモンドの粒粒。これがとてもマッチしていて美味しかったで~す。
全て自然の材料が使ってあり、心までしっとり癒されるかのような美味しいケーキでした。届いた日はもちろんですが、2日目は適当に熟成され、これまた初日とは異なる二つ目の味を味わうことができました。

次回の頒布会は6月か7月で、ケーキは「オレンジのチーズケーキ」の予定だそうです。
皆様には実際口にして味わっていただくことはできませんが、画像と内容の説明については乞うご期待です!! ああ、とっても待ち遠しい♪

続いても、ご馳走の紹介です。空腹な状態でこの記事を読んでおいでの方には、少々つらいかもしれませんね。思わずよだれが出るかもしれませんが・・・ぜひ、こちらの写真もお楽しみください。
まず最初にご紹介するのは恒例我が家のおもてなし料理「ちらしずし」です。

ロワールでのお食事は久しぶりでした。美味しくそして楽しいひとときを過ごすことができました。

さらにご馳走をご紹介します!今度は絵手紙教室の食事会です。普段はお稽古場の他の生徒さんとお顔を合わせることがないのですが、先生の計らいで皆集まってお昼食をいただくことになりました。
くじ引きで決められたお席に着いたのですが、私のお隣は初対面の方でした。しかしさすが趣味が同じことだけあって、二人ともすぐなじめ、皆がそんな雰囲気で、和気あいあいの楽しい食事会になりました。幹事を務めていただいた方に感謝しております。
ありがとうございました。

ちなみにお値段は2,500円でしたが、お肉もこんなにボリュウムがあり、お値打ち感満載でした。さすがランチなので、お得ですね。

最後の話題は、「なばなの里のイルミネーション」です。今年もとてもわくわくしながら見に行ってきました。
夜になるとやはり花冷え、肌寒い思いをいたしましたが、光の祭典は素晴らしかったです。

私のつたない文章と写真でしたが、感動は伝わりましたでしょうか・・・?
目も胃袋も、しっかり"満腹"になった今年の春の報告でした。こうしてこの度もつれづれなる日記にお付き合いありがとうございました。

ではここで本題の今月の野菜さんの登場です。
春のこの季節、食卓で大活躍してくれる「春キャベツ」さんにご登場願いましょう。

『春キャベツ』 冬キャベツ(寒玉)に比べ甘くて柔らかい。
※2008年3月号「キャベツ」を参照してください。
【分類】 アブラナ科 アブラナ属
【原産地】 ヨーロッパの地中海 大西洋沿岸
【美味しい時期】 3月~5月 7月初めごろまで出回ります。
【特徴】 春キャベツは形が丸くて小さく、葉の巻き方が暖く、葉はやらかくて薄いのが特徴です。
水分が多く甘味があって比較的サラダ等の生食や浅漬けなどに向いているようです。
秋まき型で秋から冬に種をまき初春~初夏に収穫します。
産地・・・・千葉 神奈川 茨城 4月~6月
【栄養/機能性】
  • 胃腸障害の予防に効果があるビタミンUとKを含み、昔から胃腸薬としても注目されてきました。Kには骨粗しょう症の予防に効果があるといわれています。
  • 芯に近い部分にはビタミンCが多く含まれ、風邪の予防、疲労回復、肌荒れの解消に効果があるといわれています。
  • 外側の緑色の濃い葉には少量ですがカロテンが含まれています。
  • 食物繊維も豊富で便通をよくする効果があるといわれています。
  • 「デザイナーズフーズ」において免疫力を高める食品としてニンニクにつぐ高い評価を得ている野菜です。
「デザイナーズフーズ」とは・・・ガン予防のため「日常の食事を設計する」という考えのもとにアメリカ国立ガン研究所が発表した「食物性食品リスト」です。
【選び方】
  • 外葉につやがあって全体に丸く葉がふんわりと巻いたものを選びましょう。
  • 芯(茎)の切り口が小さめで葉脈が細めのものを選びましょう。
【保存の仕方】
  • 丸ごとなら、新聞紙に包んで冷暗所で保存しましょう。
    又は保存袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。いずれも根元を下にして保存しましょう。
  • 切ったものはラップに包んで冷蔵庫で保存しましょう。
【用途/調理】
  • やわらかい春キャベツは、せん切りにして生で食べるのがおすすめです(サラダ、つけ合わせ、甘酢漬け、ピクルス)。
  • 炒めものの場合は具材と一緒に強火でさっと炒めましょう。
  • スープ煮、汁の実、ゆでて酢の物・和え物などに。
  • キャベツは部分(内外、葉芯)により栄養の偏りがあるので、1枚ずつはがして使うより、全体をまんべんなく使いましょう。


みんな大好き「メンチカツ」はいかが?付け合せも添えて、春キャベツを「生」と「加熱」の二つの調理法で美味しく食べましょう♪

「メンチカツ」

材料 6人分

合い挽き肉300g
春キャベツ300g
タマネギ200g
冷ご飯100g
1個
ナツメグ小さじ1/4
カレー粉 小さじ1
小さじ1/3
コショウ 適宜
揚げ油
付け合せ
 春キャベツ 150g
 キュウリ 1本
 ニンジン 50g
 その他、トマトなど彩り用の野菜
 卵 1個
 水 大さじ3
 小麦粉 大さじ5
 パン粉 100g
ソース
 ケチャップ 大さじ6
 ウスターソース 大さじ5

作り方

1. キャベツは粗みじん切りにして、電子レンジで1~2分チンしてしんなりさせ絞っておきます。
2. タマネギはみじん切りにしてキャベツと同じように電子レンジでしんなりさせ絞っておきます。
3.冷ご飯を電子レンジでチンします。
4. ボールにご飯と卵を入れてよく混ぜ、その中に塩、コショウ、ナツメグ、カレー粉を入れてよく混ぜます。その中に1、2と合い挽き肉を入れてよく混ぜます。
5. ボールの中で6等分してそれを二つに分けます。
まな板にクッキングペーパーを敷きます。手にオイルをつけ二つに分けて一つを叩きながら形を整えてまな板にならべます。全部で12個作ります。
6.衣を作ります。卵1個を割りほぐし、水を加え混ぜ、そこに小麦粉を加えて混ぜておきます。5に衣をくぐらせてパン粉をつけます。
7. 揚げ油を用意して170度で揚げます。温度が高すぎると色だけついて中に火が通りませんので気をつけてください。
8. 付け合せの材料は千切りにして水にさらしパリッとさせておきます。
9.お皿に付け合せを盛りメンチカツをのせます。
ソースを好みでかけて召し上がってください。

※2010年4月の
「アンチョビー入りトマトソースdeキャベツステーキ」
これも春キャベツにピッタリのレシピですので参考までに

 

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