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野菜と果物の魅力について

ベジタブル&フルーツマイスター協会認定カルチャースクール講師
栄中日文化センター「野菜ソムリエに学ぶー野菜生活向上のススメ」担当
服部 佳世子

「お月見」「アケビ」

 暑さからも遠ざかり、すがすがしい秋風の吹く季節になってまいりました。
いよいよ行楽のシーズンですね。
皆さまはもう計画を立てておいででしょうか。
こんないい季節、一方では北朝鮮から発射されるミサイルで毎日不安にさせられるのも現状です。Jアラートが鳴ると、どきっとしますね。現実、鳴ったところでどうしてよいものか、よくわかりません。早くこんな状態から解放され、世界中が平和になりますように・・・・。
近くの神社では台風の影響で大量の銀杏が地面にたたきつけられていました。

10月4日はお月見です。いいお月様を見ることが出来ますように。

 9月は何やかや忙しかったです。というのも自動車の免許更新と船舶の免許更新いずれも簡単に済みましたが・・・そんな中、愛知県小牧市の友人のお宅におじゃまいたしました。聞いてください。初めての訪問で道がわからず隣に座っている友人が電話で道を聞いてくれてました。行き過ぎということで、戻ろうと右折してわき道に入ろうとしましたが、簡単にUターン出来てしまったのが間違い、後ろからパトカーが。やられました。
Uターン禁止でつかまりました。罰金¥6,000と1点減点です。更新したばかりなのに・・・・・・助手席の彼女がとても気にしてくれて後日品物を送ってくれました。
楽しい日を気分悪くしてごめんなさい。意外と私はといえば、あ!!やっちゃったと、気になりませんでした。これからは気をつけて運転いたします。

小牧の友人がレストランを予約して待っていてくれました。


前菜5種


ミネストローネスープ


ジェノベーゼソースのパスタ


デザート2種 ティラミス チーズケーキ

初めて行ったところでしたが前菜5種もついて、値段もリーズナブル、美味しくいただいてきました。ごちそうさまでした。
今回は秋のフルーツ「アケビ」について勉強したいと思います。

『アケビ』 あまり私たちになじみのない果物ですが、古くから日本で親しまれてきた果物です。木の実は熟するとざくろ同様、パカっと割れて中の果肉が露出します。
【分類】 アケビ科 アケビ属
【原産地】 東アジア
日本でも全国の山間部などにミツバアケビ、アケビ、ゴヨウアケビの3種類が自生しています。
【美味しい時期】 9月~10月 秋が旬です。
【主な産地】 9割が山形県、次いで愛媛県、長野県などです。
【栄養/機能性】
  • 果肉にはビタミンCが含まれていて、風邪の予防や疲労回復、肌荒れなどに効果があるといわれています。
  • 果皮にはカリウムが豊富に含まれています。これは筋肉にとって欠かせないミネラルです。また、ナトリウムを排泄する役割があり、高血圧に効果があるといわれています。また、長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもあるといわれています
    不足すると、筋肉が弱り、障害を起こすともいわれています。
  • アケビのつるは「木通」と呼ばれ、古くから利尿、排膿作用に効果がある生薬として利用されてきたといわれています。
【選び方】
  • 表面がきれいな紫色をしていて、傷や変色していないものを選びましょう。
  • 持った時、皮に弾力のあるものを選びましょう。美味しい証拠です。
  • ぱっくりと割れているものは熟したサインです。
    この場合割れたところを見て、割れた部分が新しいかどうか、中のゼリー状の果肉が乾いていないかを確かめて選びましょう。
【保存方法】
  • 割れて食べごろになっているものは日持ちがしないので、すぐに食べましょう。
  • 割れていないものは乾燥しないようにラップで包むか、ポリ袋などに入れて、冷蔵庫で保存しましょう。
【美味しい食べ方】
  • 種を包んでいる白い部分にはほのかに甘実があるのでデザートとして使いましょう。
  • 皮の部分は料理に使うことができます。
    炒め物、揚げ物、焼ものなどに。
  • 蒸し物や煮物にする場合は、塩でもんだり、あく抜きをして使いましょう。
  • 皮を天ぷらにする場合は、皮を薄く削ぎ切りにして、水にさらしアク抜きしてから調理しましょう。
  • アク抜きをするため、油を使った料理が適しています。
  • 若い芽は山菜として料理に使えます。

参考資料 
旬の食材百科
http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/akebi.htm

今回はアケビの皮を使って天ぷらを作りました。

「アケビの天ぷらとニンジンとシシトウのかき揚げ」

材料  2人分


アケビ 1コ  
ニンジン 25g  
シシトウ 20g  
天ぷら粉 2/3カップ  
冷水 150cc  
揚げ油    
天つゆ    
 だし汁 1,5カップ
 みりん 大さじ2
 醤油 大さじ1,5
 酒 大さじ1
大根おろし    
   

作り方

  1. アケビは果肉と種をとり皮を薄いそぎ切りにし、水にさらしてから、水気をよく拭いておきます。
  2. ニンジンは皮をむきたんざくに切ります。シシトウは縦半部に切り、種を出しておきます。
    (小さいシシトウでしたので縦半分に切りましたが大きさによってニンジンの長さに合わせてください)
  3. 天ぷら粉と冷水を合わせます。
  4. 揚げ鍋に油を入れ火にかけ170度くらいの温度にします。
  5. 3の中に1を入れ、4の油で揚げます。続いて2も3にいれ4の油で揚げます。
  6. 揚げたものを器に盛ります。
  7. 天つゆはAを合わせ火にかけひと煮立ちさせておきます。
  8. 召し上がる時は天つゆに大根おろし、またはお塩で召し上がってください。

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