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野菜と果物の魅力について

ベジタブル&フルーツマイスター協会認定カルチャースクール講師
栄中日文化センター「野菜ソムリエに学ぶー野菜生活向上のススメ」担当
服部 佳世子

「前進 開拓 可能性」「キンカン」

 今年は年明けから晴天が続き暖かいお正月でした。しかしやはり冬、寒くなりましたね。
インフルエンザもいつもより遅い流行となりました。
みな様方はいかがですか。お風邪ひいていませんか?・・・・お気を付けください。
今年に入り、テレビのある占いを見ていたら、今年の私の運勢は「前進」だそうです。
その続きが開拓、可能性と出ていました。当たるも八卦、当たらぬも八卦といいますが
何だかとても響きがいいので、この言葉を支えに今年は進んでいきたいなぁ~と、思いました。暮れから体調が良くなく、今年に入ってからも病院通い、そんな時にこの言葉を耳にしましたので、いっぺんに元気が出ました。自分がこの言葉で元気になれるのであれば、お金もかからないし誰にも迷惑かけることもなし、最高と直感してしまいました。
今までやっていることを一歩前進させることによって、新たな一歩が見いだせるかもしれません。それがまさに開拓だと思います。そうしているうちに、いろいろな可能性を見つけられるかもしれません。それを信じ今年も頑張っていこうと決心いたしました。
頑張ります。よろしくお願いいたします。

久しぶりに野菜ソムリエコミュニティーの新年懇親会に参加させていただきました。
懐かしいお顔が拝見でき、たくさんの方とお話もでき楽しいひと時でした。
同じ興味を持ち、同じ勉強をしてきた仲間なのでおのずから野菜のお話になります。改めて最近私は勉強していないと痛感いたしました。これからは時間の許す限り、この野菜ソムリエコミュニティーに参加していこうと思っております。
これも「前進、開拓、可能性」につながるでしょう?!・・・・
その時のお料理です。愛知の伝統野菜を使って名古屋東急REIホテルのシェフさんが作ってくださいました。

すべて美味しく完食してしまいました。
ニンジンのスープは木之山五寸人参のポタージュ、ジンジャー風味。これがジンジャーが効いていて、なかなか良かった。初めての味。私もマネしてみよーと・・・・・。そうだ
いつもたくさんのニンジンを送ってくださる藤井さんありがとうございます。
「彩誉」でスープを作ります。次回に報告いたします。

今回はお友達に家でなっているキンカンをいただいたので、ご登場願いました。

『親芋』 柑橘属に思われがちですが、実は独自の金柑属という分類になります。また、みかんなどと違い、果肉は当然ですが、皮ごと食べられ、柔らかい苦味と甘味があって美味しい果物です。
【分類】 ミカン科 キンカン属
【原産地】 中国中南部
【美味しい時期】 1月中旬~3月上旬
キンカンの栽培は主に「温室」と「ハウス」、それに「露地」の3つの栽培方法があります。
温室栽培の物は早ければ11月末頃から収穫が始まります。露地物は1月から3月にかけて収穫されます。
【種類】 「たまたま」 宮崎のブランド
以前の宮崎県知事、東国原知事によって一躍有名になりました。
  「春姫」「いりき」 鹿児島県ブランド
【栄養/機能性】
  • 柑橘類の皮にはビタミンCが豊富に含まれています。キンカンは皮ごと食べるので、ビタミンCを沢山摂る事が出来ます。寒い季節、風の予防にとても良いといわれています。
  • ビタミンEも豊富に含まれ、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防に役立つといわれています。
  • ヘスペリジンという成分が柑橘類、特に皮の部分などに多く含まれています。研究の結果、毛細血管の強化や血中コレステロール値の改善効果、血流改善効果、抗アレルギー作用、発ガン抑制作用など健康維持に役立つといわれています。
  • キンカンは古くから咳止めやのどの痛みを抑える薬用として使われていたようです。
【選び方】
  • 果皮のしおれが少なく濃橙色でツヤがあり、ヘタが枯れてなく、香りのあるものを選びましょう。
  • 皮に傷や変色が多かったり、ヘタが茶色っぽく枯れているようなものは避けましょう。
【保存の仕方】 室内に置いておいても1週間位は大丈夫です。
冷蔵庫に入れる場合は、乾燥しないようビニールやポリの袋に入れて保存しましょう。2週間程度はもちます。
しかし早く食べることをおススメします。
【用途/調理】 生のまま、皮ごと食べます。
甘露煮、ジャム、ソース、シャーベットなど。

参考資料 旬の食材百科「フルーツ」
http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/kinkan.htm
野菜と果物の品目ガイド 株式会社 農経新聞社

今月のレシピは簡単にできるキンカンの甘露煮です。
普通は丸いままですが種もとりやすく、食べやすいので、半分に切って作りました。

「キンカンの甘露煮」

材料

 キンカン
 ハチミツ
 ブランデー
500g
250g
大さじ3
   
   

作り方

  1. キンカンは洗ったら、鍋にお湯をわかしてさっとゆでます。
  2. 横半分に切って、種を出します。再びお湯をわかして、2分ほどゆでてザルに上げます。
  3. 鍋に入れキンカンがかぶるくらいの水を入れ、火にかけます。
  4. ハチミツを入れ、最初は強火でふいてきたら、火を弱めて時々アクを取りながら、キンカンがやわらかくなり、ツヤが出て、汁がなくなれば出来上がりです。
  5. ブランデーをふりかけひと混ぜしてください。
    今回はハチミツがたくさんあったので使いましたが、砂糖でもいいです。

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