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野菜と果物の魅力について

ベジタブル&フルーツマイスター協会認定カルチャースクール講師
栄中日文化センター「野菜ソムリエに学ぶー野菜生活向上のススメ」担当
服部 佳世子

「紀寿の祝い」「カタクリ」

あっという間に3月、雛節句の季節になりました。
今年もお雛様を出しましたよ。

写真下手ですね。

 先日お隣のおばあ様の紀寿をケーキでお祝いいたしました。
喜寿と紀寿わかりますか。喜寿は77才、紀寿は100才。私も初めて知りました。
読めば一緒ですが書くとこうなるのですね。一つお勉強になりました。

お友達の家に野良猫ちゃんが住み着いています。前にもお話ししたと思います。
そこに見慣れぬ動物が。毛は抜けてしまい、肌がむき出しになっています。
ちょうど象の皮膚のようです。たぶん皮膚病でしょうね。猫ちゃんの餌を一生懸命食べて、猫ちゃんのハウスでひとやすみして帰っていきました。そのあとご主人が猫ちゃんのハウスを消毒されました。幸せな猫ちゃん達です。
皆さんはなんだと思われますか。尻尾は確かに狸かな?!
ご主人がネットで調べられたところ同じような写真が出ていたとか、それによると狸だそうです。私は衰弱して毛も抜けてしまった犬かと思っていました。
一件落着です。

今月は「カタクリ」にスポットを当てたいと思います。

『カタクリ』 きれいな紫色の花を咲かせ、「スプリング・エフェメラル」春のはかない命=春の妖精などと呼ばれたりしています。
花言葉は「初恋」[first love]
花も葉も鱗茎もすべて食べられる山菜です。
【分類】 ユリ科 カタクリ属多年草
発芽してから花をつけるようになるまで7年から8年かかるといわれています。
カタクリの鱗茎にはでん粉が含まれており、古くはこのでん粉を取り出して片栗粉として料理のとろみ付けなどに用いられてきました。片栗粉という名称はその名残といわれています。しかしカタクリの鱗茎は小さく、またそのくらいの大きさに成長するまでに長い年月を要するので、今では代わりにジャガイモのデンプンが片栗粉の原料になっています。
【原産地】 日本そして朝鮮半島からサハリンにかけて、分布しています。
【美味しい時期】 3月下旬~5月上旬
花の咲く時期は地域によって違いがあります。
【選び方】 花の色は濃いピンク、真っ白いものなど個体差があります。
葉の色も、緑一色や紫っぽいまだら模様が入った物など様々です。色が違うからといって鮮度が悪いとは限りません。
活き活きしたものを選びましょう。
【保存方法】

    長期保存
日持ちがしないのでなるべく早くたべましょう。
ポリ袋などに入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
天日乾燥という方法があります。
さっと下茹でしたものをむしろなどに広げて天日で干したものです。綺麗なまま乾燥させることができます。
【用途/調理】 食感を残すように沸騰したお湯で短時間に茹で、冷水にとりましょう。
お浸し、和え物、天ぷらなど。

参考文献
旬の食材百科

https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/katakuri.htm

今回は片栗粉を使ったナスのはさみ揚げ葛あんかけを紹介いたします。

「ナスのはさみ揚げ葛あんかけ」

材料  4人分

ナス 4個
ハム 4枚
 又は
合い挽きミンチ 200g
ネギ 1本
ショウガ 10g
小さじ1
大さじ1
1/2個
天ぷら粉 1/2カップ(60g)
1カップ
片栗粉
天ぷら粉
揚げ油
 葛あん
だし汁 1カップ
大さじ2
砂糖 大さじ1
ケチャップ 1/4カップ
ウスターソース 大さじ1
薄口醤油 大さじ1
片栗粉 大さじ1
大さじ2

作り方

  1. ナスはヘタを取り、縦半分に切ります。皮をところどころむきます。間に具が挟めるように切れ目を入れておきます。
  2. ハムならば半分に切ります。
    合い挽きミンチの場合はネギ、ショウガのみじん切に塩、酒、卵を混ぜておきます。
  3. 1のナスの切れ目に片栗粉をふりかけて、そこにハム又は合い挽きミンチを挟みます。
  4. 天ぷら粉と水を合わせて衣を作ります。
  5. 3のナスにかるく天ぷら粉をつけてから衣をつけ160度の油で揚げます。この時、最初皮の方を下にして油の中に入れます。きれいな緑色と紫色になったら、ひっくり返して、反対側から火を通します。
    ハムの場合はナスに火が通ればいいですが、合い挽きミンチの場合は少しゆっくり揚げて中のミンチに十分火を通すようにします。
  6. 葛あんを作ります。
    鍋に調味料を入れ火にかけ、全体をよく混ぜて煮立ったら片栗粉の水溶きを加えとろみをつけます。
  7. お皿にナスを半分に切って盛り、その上からあんをかけます。
    彩りに木の芽を飾りました。


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