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インターネット公開文化講座

文化講座

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野菜と果物の魅力について

ベジタブル&フルーツマイスター協会認定カルチャースクール講師
栄中日文化センター「野菜ソムリエに学ぶー野菜生活向上のススメ」担当
服部 佳世子

「夏」「十六ササゲ」

 梅雨も明け、ギラギラした太陽の光が容赦なく照り付ける毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。夏バテにはまだ早いかと思いますが、適度な水分とバランスの良い食事、そして十分な睡眠をとって毎日快く過ごしてください。
そうそうこのネット講座を担当させていただいたのが2008年でした。いまは2017年です。
もう9年も続けさせていただいていると思うと、感慨深いです。これも皆様方のお陰と感謝、感謝です。最近マンネリ化しているのではないかと反省いたしております。
これからも皆様に楽しんでいただけるような話題を発信していきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 私は8月お盆でご先祖様をお迎えいたします。準備はともかく、13日14日15日は三度の食事やおやつ、その間のお経で家を空けることができません。長年母は大変だったと思います。母がいなくなってからは姉と二人でやっておりましたので、そこそこ何とかなりましたが、姉もいない今日では一人ですべて行わなければなりません。14日の朝はお萩も作ります。それもこし餡で!!
今年は買ってきちゃおうかな・・・・・なんて思っていますが・・・性格上たぶん作るでしょう。2013年8月に3日間の食事など詳しく掲載させていただきました。
思い出してみてください。16日はお寺にお施餓鬼に行きます。忙し~い。
これも夏の行事です。

我が家の庭で飼っているメダカですが今年は子供がたくさん増えました。大成功です。
新入りのタナゴも何匹かいて賑やかです。朝の餌をあげるとみんな寄ってきます。
可愛いですよ・・・・。

タナゴ とは、コイ目・コイ科・タナゴ亜科・タナゴ属に分類される淡水魚の一種。Wikipedia
泳いでいるときはメダカのようにほっそりしていますが、横にすると写真のフナのように平たいです。知り合いが持ってきてくださいました。

写真を撮りに行ったら1匹もいません。藻に隠れている様子もないし、朝の餌が残っています。屍骸もないのでおかしい!!犯人は猫かな・・・・と思ったら後で気が付いたのですが、暑さを避け、藻に隠れて涼んでいたようです。


今年生まれたちびちゃんたちです。あまりよくわかりませんが20匹近くいます。


親のメダカがいます。

今回考えてみると、あまり食べに行った記憶がありません。友人が女子会をするので下見に付き合いましたが、ただ食べるだけで写真を撮ること自体忘れていました。
あまり関心がなかったのかな・・・・・。
それで我が家庭に咲いた百合の花でもご覧ください。



きれいでしょう。

私の好きな和菓子屋「亀広良」さんでは和風の杏仁豆腐を作られました。
ただ土曜日、日曜日限定なのです。予約しておかないと味わうことができません。タイミングが肝心です。

一般的にはフルーツが入っていますが、そこは和菓子屋さん、小豆の炊いたものが載っています。シロップもついていますがなくても十分美味しくいただけます。
美味しいです(*^^*)。私も杏仁霜を使って作りましたが、やっぱり本物の杏仁でなくては美味しい味はでません。
それと冬に「薄氷」というお菓子があるのですがその夏バージョン「夏の霜」もご紹介いたしましょう。



今月は我が家でお盆の料理に欠かせない十六ササゲについて述べましょう。

『十六ササゲ』 愛知県の伝統野菜の一つです。
【分類】 マメ科 ササゲ属
サヤインゲンと似ていますが、同じマメ科ですが別のササゲ属の一種です。
さやの長さが30cm~50cm位で、柔らかいのが特徴です。
十六ササゲの中に十六粒ほどの豆が入っていることからこの名前がつけられたという説がありますが、実際にはもっとたくさんの豆ができることもあるので定かではないようです
【原産地】 熱帯アフリカ
日本へは18世紀中国経由で渡来。
地中海沿岸、アジア南部など主に暖地で栽培されています。
【美味しい時期】 旬は夏 6月下旬~9月下旬
【主な産地】 愛知県と岐阜県を中心とした地域で栽培されています。
愛知県では「愛知の伝統野菜」
岐阜県では「飛騨・美濃伝統野菜」として認定されています。
【栄養/機能性】
  • タンパク質やビタミン類ミネラルなどを含みます。
  • マメ類の中でもカロテンが多く含まれています。
    インゲンと姿は似ていますが、カロテンの量はサヤインゲンのおよそ2倍含まれています。
    このカロテンには活性酸素を抑え動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から守る働きや、皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ働きがあり、また免疫力を高める働きもあるといわれています。
  • 不溶性の食物繊維が多く含まれているので便秘解消に効果的といわれています。
【選び方】
  • 緑の色が鮮やかなものを選びましょう。(時間と共に色が黄色みを帯びてきます。)
  • あまり太くないものを選びましょう。(太く大きいものは育ち過ぎている場合があり、筋が太くなり硬くなっていたりします。若く細いものが柔らかく美味しいですよ。
【保存方法】 乾燥しやすいので、ビニール袋や密閉容器にいれて冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。なるべく早く食べましょう。
冷凍保存  塩ゆでしてから適当な大きさに切って冷凍保存することができます。
【用途/調理】 生では美味しくないので塩ゆでして使いましょう。
和え物 サラダ 付け合わせ ゼリー寄せなど。

参考資料 
旬の食材百科 野菜と果物の品目ガイド 農経新聞社
http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/kuushinsai3.htm
花図鑑 野菜  草土出版

今回は一番簡単で美味しい胡麻和えはいかがでしょうか。
我が家のお盆の食事の一品です

「十六ササゲの胡麻和え」

材料  2人分

十六ササゲ 1パック(2把 80g)
砂糖 大さじ1
醤油 大さじ2/3
すりごま 大さじ2

作り方

  1. 十六ササゲは茹でて3cm位に切っておきます。
  2. ボールに砂糖、醤油、すりごまを入れ混ぜておきます。
  3. 2に1を入れ和えます。
  4. 器に盛り、すりごまをかけます。

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