文化講座
「立春」「キウイフルーツ」
お正月気分も「アッ!」という間、早2月の声を聞く季節になりました。
2月といえば立春そして豆まきです。加えて最近では、恵方巻きの名前を聞くことが多くなったように感じています。
ところでこの恵方巻き、いつから食べるようになったのでしょうか?子ども時代を思い返しても、わたしの周りではこの習慣がなかった気がして、少し気になり、調べてみることにしました。
恵方巻きの起源には、いくつもの説があるようで、江戸時代末期から明治時代初期にかけて、大阪・船場の商人による商売繁盛の祈願事として始まったという説、また豊臣秀吉の家臣・堀尾吉晴がたまたま節分の前日に巻き寿司のような物を食べて出陣し、戦いに大勝利を収めたという故事を元にしているという説もあるとかで、実にさまざま。
現代では、道頓堀で行われた販売促進イベントがマスコミに取り上げられて関西に広がり、その後はコンビニで販売されるようになって、それが全国で販売促進キャンペーンとして行われるようになったようです。そういえばここ数年、この時期になるとお寿司屋さん、スーパー、コンビニでは予約販売をしていますよね。
形も太いのあり、細いのあり、で、お店によって特徴があるようです。皆さんはどんな恵方巻きがお好きでしょうか・・・?
そうそう、食べるときは恵方の方向をむいて丸かじりするとか。
では、そもそもその「恵方」とは何なんでしょう。こちらもせっかくなので調べてみました。
恵方(えほう)とは十干(じっかん)により、その年の幸運を招く方角のことだそうです。歳徳神(としとくしん)のつかさどる方角とされているようです。恵方は毎年変わりますので、今年はどの方角か事前にチェックが必要なようですよ。
今年2012年の場合の恵方巻きを食べる方角は、「北北西やや右」だそうです。
「鬼は外!副は内!」と言って、豆まきをした後に美味しい恵方巻きを食べましょう!!
参考 楽♪おもしろ話雑学集☆歴史芸能偉人面白エピソード
さて、年をまたいで前後してしまいますが、実は私の暮れからお正月について、前回語りきれなかったので、改めてご紹介させていただきたいと思います。本当に盛りだくさん!
毎日が充実していたのです!
まず2011年の暮れについてです。とにもかくにも、暮れは大忙し!あちこち飛び回っておりました。中でも大きなイベントは、年内最後の講座「男の料理教室」、そして「親子のクリスマスケーキ作り」でのお仕事です。そして野菜ソムリエの友人たちとの楽しい忘年会もありました。
親子のクリスマスケーキ作りでは、子どもたちがお父さん、お母さんと一緒に思い思いのデコレーションでケーキを素敵に飾りつけてくれました。
上記の写真にあるクッキーも、子どもたちに「美味しかった!」といっていただけて、うれしく思いました。
野菜ソムリエの友人たちとの忘年会は、和食のお店「すみや」さんで、大将の美味しいお料理に皆で舌鼓。それぞれが2011年の思い出などを語り、宴は言いたい放題の無礼講!
たまにはこんなふうに、気の置けない仲間たちと盛り上がるのも発散できていいな~と感じた楽しい一夜でした。
お刺身の苦手な私にと、大将が代わりにフグのから揚げをだしてくださいました。
ホワイトチョコレートの、その繊細な飾りに皆で感激!
真ん中にあるのは、そのホワイトチョコレートで象った大輪のバラなのです。
美味しかった!!
そして野菜ソムリエコミュニティーの活動にもしっかり参加してまいりました。
毎年、年末に開催する恒例行事、「タマネギの定植」と「とろろごはんを食べる」、がその内容です。今回はベジフルクッカリーの講師の田中稔先生が、特製の豚汁と、どて煮も作ってくださり、大変豪華な内容になりました。
男性がすり鉢を足で抱え、この山芋をする風景。
こだわりがあるようで、その手さばきもさすが!といった風格です。
しっかり擦っていただきました。
その気合いがはいっていることもあり?とっても美味でした。
はてさて、これで終わったわけではありません。前回少しお話しましたが、年末年始にかけて卵焼き、伊達巻をたくさん、本当にたくさん!焼きました。
皆さん、わたしは今回、合計で何本焼いたと思われますか?暮れの24日からはじめて、1月7日まで延々焼き続け・・・・なんとその数139本です。
全部焼き終え、それからやっと私の「新年」が明けたような気がしたのは、言うまでもありません!
こうしてお包みし、
お世話になった皆様にお届けいたしました。
そんなこんなで充実しているとはいえ、毎日がバタバタ!今年の年賀状は元日に作成した次第です。
ところが新年早々プリンターのご機嫌が悪く、とうとうギブアップ状態に。新しいものを買いに行きたくてもさすが元日はどこもお休み、仕方がないので2日まで待つことにしました。その話をしたところ、友人の一人が来て見てくれました。すると・・・・。なんとインクを替えた際、それがうまくセットできてなかったようで・・・うっかりしたな~と、反省。それにしても友人に感謝です。新年から無駄使いしなくてよかった。これにて一見落着、ホッとしました。
その後は、暮れに目の手術(網膜に穴が開いていたそうです)。それに歯の治療が始まっていたために、てんやわんや。こうしてやはり新年早々からせわしくなり、それぞれの治療のため病院通い、あげくのはてに、仮歯がはずれやり直し!ああ、今年はついていないのかもしれない・・・・としょんぼりしておりましたら、なんと初詣でひいた氏神様のおみくじは大吉ではありませんか、もうこうなると、笑ってしまいます。
立春が過ぎましたら本当の新しい年が明けます。ここに至るまで、たくさんの友人や知人に支えてきてもらったように、今年もバタバタしながらも、皆に支えられ、励まされつつ楽しく素敵なことをいっぱい体験できる、と確信しています。
そんな中、二人のお友達から、それぞれのご自宅で採れたキウイフルーツをいただきました。
今回はキウイフルーツの魅力にせまってみたいと思います。
『キウイフルーツ』
名はニュージーランドで生まれたもので、果実の外観が同国の国鳥キーウィを思わせることから命名されたといわれています。
【分 類】 | マタタビ科 マタタビ属 つる性落葉樹 |
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【原産地】 | 中国 シナサルナシ(オニマタタビ)という長江流域などの中国中部原産の植物が1904年にニュージーランドに移入されて栽培され、改良されたといわれています。 |
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【来歴】 | 中国からニュージーランドそして日本には1960年代以降導入されました。雌雄異株で古くて新しい果樹です。 | ||||||||||||||
【美味しい時期】 | ニュージーランド産6月 国産3月 |
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【栄養/機能性】 | ・ビタミンCが豊富に含まれ細胞の遺伝子が傷つくのを修復してガンを予防するといわれています。シミ、ソバカスを防いだり、肌にハリを保つなど美肌に欠かせないフルーツといわれています。 ・カリウムも豊富に含まれ高血圧の予防に効果的といわれています。 ・食物繊維も豊富に含まれ、食物中の糖質やコレステロールを体外に排泄して、糖尿病や脂肪異常症を予防するといわれています。 ・抗酸化作用を持つポリフェノール類を豊富に含むので、動脈硬化や発ガンを抑制してくれるといわれています。 ・タンパク質を分解する酵素を持っているので、肉料理のデザートとして食べると強化吸収を助けてくれるといわれています。 しかし加熱すると酵素の働きはなくなってしまうのでご注意を。 |
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【種類】 | 種類はたくさんありますが、主なものを記載させていただきます。
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【ソムリエの独り言】 | 実は私はキウイフルーツを食べると舌がピリピリしてしまうため、少し苦手です。しかしなぜかレッドキウイはそうした舌のしびれも感じることなく、美味しくいただけるので大丈夫なのです。 レッドキウイとの出会いは、昨年のお誕生日に頂いたプレゼント。今ではしっかりはまっています。 とっても美味しいで~す。 |
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【保存方法】 | リンゴと一緒に密封すると、エチレンガス効果で追熟が短時間にできます。 香りがでて、しっとり柔らかくなるまで追熟させてから食べましょう。 | ||||||||||||||
【選び方】 | 外見からは判断し難いですが、形がきれいな楕円形でデコボコがないものを選びましょう。 茶色の毛がびっしりとついているものを選びましょう。 花落ちのほうが甘味が強いといわれています。 | ||||||||||||||
【食べごろ】 | 実全体から強い香りがでてきたら食べごろです。 握ったときにしっとりとした柔らかさがでてきたら食べごろです。 | ||||||||||||||
【用途/調理】 | 生食のほかジャムやケーキ、肉、魚料理のソースなど。 |
参考資料:
旬の食材「四季の果物」講談社 「野菜のソムリエ」小学館
「旬の食材百科(http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/Kiwi.htm)」
今回は「甘い」つながりでケーキのレシピを伝授いたします!
昨年「親子のクリスマスケーキ作り」で作ったものなのですよ。
イチゴのショートケーキ
材料 小15個 大1個
一人用ケーキです。
卵 | ...4個(240g) |
砂糖 | ...160g |
小麦粉 | ...160g |
牛乳 | ...1/2カップ(100cc) |
エッセンス | ...少々 |
ホイップクリーム 生クリーム 粉砂糖 |
...1箱 ...50g |
イチゴ |
作り方
1. | 小麦粉は2度ふるいます。砂糖は1回ふるいます。 | ||||||
2. | 卵はボールを2つ用意して、大きいボールに白身、小さいボールに黄身を割ります。 | ||||||
3. | 白身を角が立つまで泡だて器でホイップします。そこに砂糖の2/3を3回くらいに分けて入れ混ぜます。 | ||||||
4. | 黄身に1/3の砂糖を入れて少し白っぽくなる程度に混ぜます。 | ||||||
5. | 3の中に4を入れてまぜエッセンスを加えます。 | ||||||
6. | 全体が混ざったら小麦粉と牛乳を入れて切るように混ぜます。 | ||||||
7. | 器に15等分して入れます。 | ||||||
8. | 160℃のオーブンに入れ30分焼きます。 | ||||||
9. | 焼きあがったらぬれ布巾をかけて冷まします。 ※ここでホイップクリームを作っておきましょう。
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10. | 冷めたケーキを半分に切り、イチゴの混ざったホイップクリームを挟みます。 | ||||||
11. | 外をホイップで滑らかにお化粧します。 | ||||||
12. | 残りを絞りだし袋にいれます。 | ||||||
13. | ケーキの真ん中にイチゴを置き、周りを絞りだし袋に入ったホイップで飾ります。 | ||||||
14. | アラザンなどを振り掛けます。 |
親子のクリスマスケーキ作りで作ったケーキの写真です。
大きなケーキにはキウイフルーツとイチゴを飾りました。
大きなケーキです