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野菜と果物の魅力について

ベジタブル&フルーツマイスター協会認定カルチャースクール講師
栄中日文化センター「野菜ソムリエに学ぶー野菜生活向上のススメ」担当
服部 佳世子

「新型コロナウイルス感染症早く収束して」「エアーポテト」

 爽やかな風と共に秋がやってまいりました。
皆さまお健やかにお過ごしでしょうか。
このような良い陽気、どこかに行ってみたいと思っておいでの方も沢山いらっしゃると思います。私もその一人です。なかなか思い通りに出かけることが出来なかった昨今でした。
まず出かけたいのは飯田です。近場でちょこちょこ出かけてはいたのですが、新型コロナ感染症のデルタ株が広がり、多くの感染者が出てからは家とスーパーマーケットに行くくらい、それも朝一番に出かけ、メモしたものを持ってさっさと買い、わずか10分ほどで帰ります。そんな生活をしていますので解除になったら是非飯田に行き、新鮮な野菜や果物を求めたいです。楽しみなのはイタリアンレストランでピッツァをいただくことです。
早く行きたいな~。
やることがないのでメダカのお家の大掃除、時々お掃除はしていたものの、すぐ藻が付き汚くなってしまいます。そんな中、赤玉土を入れると良いと聞いたので早速入れてやりました。
今のところこのようにきれいな水の中でスイスイ楽しく泳いでいます。
朝、私が餌を与えに行くとわかっているのか、寄ってきます。可愛いですよ♡

紺蠟梅が今年も咲きました。伸びてくると、私が枝を切ってしまうので沢山咲きません。貴重な一輪です。これからは切らないようにします。
冬から春にかけて蝋でできたような花を咲かせる蠟梅とは属が違うようです。蠟梅のような香りはないです。

今回は名前が面白いのでこんなヤマノイモ科の一種エアーポテトを紹介いたします。

『宇宙芋(エアーポテト)』 蔓にできるムカゴを指します。
長芋や自然薯も同じ仲間で蔓にムカゴをつけますが、ムカゴの大きさは小豆から大豆程のものが多く、大きくてもソラマメ程度です。
しかしエアーポテトは卵くらいの物から大きいものだと赤ちゃんの頭ほどにもなるといわれています。
【分類】 ヤマノイモ科の一種
【原産地】 東南アジア
【特徴】 ・形や大きさは不規則で、大きさは前にも述べたように卵くらいの50gほどの物から、大きいものだと500gほどのものも出来るといわれています。
・表面はカカオのような黒っぽい焦げ茶色で斑点があります。3面が交わる角があります。一般的な芋のような丸い形ではなく、切り出された石垣の岩のような形をしています。
・表面を削ると緑色の地がでてきますが、中の果肉は黄色いです。皮を剥いた時、ほのかに掘りたての筍のような香りが感じられるといわれています。
手が滑りやすいのですが、なぜか特に手を洗わなくても、乾くと手はさらっとした感じになるようです。
【美味しい時期】
10月~11月
ムカゴは完全に熟すと自然に落ちるようですが、そこまでになる前に収穫した方が食味は良いようです。
【栄養/機能性】 ・ポリフェノールという成分が含まれガンや老化を防ぐ効果があるといわれていますので美容や健康にも効果があるようです。
エアーポテトが空気に触れるとすぐ変色するのはこのポリフェノールが原因といわれています。
・食物繊維も含まれ血糖値の上昇や脂肪の吸収を抑えたり便秘を予防する効果があるといわれています。
・カリウムも含まれ、体内の余分な塩分を排出し、高血圧やむくみを予防する効果があるといわれています。
【選び方】 手で持った時に表面に張りがあり、固く感じられるものを選びましょう。
【保存方法】
新聞紙などに包み室内で保存しましょう(かなり日持ちします)。
長期保存する場合は、乾燥しないように新聞紙などに包みポリ袋などに入れ、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。
【美味しい食べ方】 ・揚げ物の場合はジャガイモのように皮ごと茹でるか蒸して皮を剥いたものをスライスやスティック状にカットしてフライや天ぷらなどに。
・炒め物や焼き物の場合は皮を剥き、細切りにして炒め物に、スライスしてバターソテーに。
すりおろした物に下味を付けフライパンでパンケーキのように両面こんがりと焼く調理法も。
・煮物や汁物の場合はみそ汁の具として、煮物に使うときは緑の部分が残らないように皮を少し厚めに剥いて使うときれいに仕上がりますよ。
【用途/調理】 揚げ物 炒め物 汁物 煮物

参考資料
【旬の食材百科】宇宙芋/エアー・ポテト

https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/AirPotato.htm

茄子の甘辛煮

材料 2人分

茄子 2個(300g)
万願寺唐辛子 2本
鷹の爪 1本~
切りゴマ 大さじ2
サラダオイル 大さじ2
調味料
 酒 1カップ
 水 1/2カップ
 砂糖 大さじ3
 醤油 大さじ2

作り方

  1. 茄子はへたとお尻の部分を少し切り、ピーラーで皮を縞模様のようにむき、縦半分に切り、それを1.5cmくらいの斜め切りにして、水に1分ほどつけ、水切りしてキッチンペーパーで水気をとります。万願寺唐辛子は斜めに4等分して種を出しておきます。
  2. 深めのフライパンにサラダオイルを入れて茄子を並べ中火で両面焼いておきます。
  3. 2の中に酒を入れ、砂糖、醤油と鷹の爪(種を出して3つくらいにちぎり)を加え落し蓋をして中火よりやや強めの火で煮ます。
  4. 煮汁が少し減ったら水と万願寺唐辛子を加え同じようにしばらく煮ます。
  5. 汁気が減り茄子が柔らかくなったら火を止めてゴマをふりかけます。

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