愛知県共済

インターネット公開文化講座

文化講座

インターネット公開文化講座

野菜と果物の魅力について

ベジタブル&フルーツマイスター協会認定カルチャースクール講師
栄中日文化センター「野菜ソムリエに学ぶー野菜生活向上のススメ」担当
服部 佳世子

「One爺two婆」「野沢菜」

日本すごい!!
ラグビーワールドカップ4連勝、宿敵のスコットランドに快勝して1次リーグ突破。ベスト8に進みました。
見ました、見てました。にわかファンでルールもわからないまま見てましたが、見てるうちに何とかわかるようになり楽しかった。
ラグビーを漢字で書くと闘球(とうきゅう)、まさに格闘技ですね。
優勝してしまうかもしれませんね。いや、優勝するでしょう。
私、思ったのですが、今年のノーベル化学賞で日本の吉野彰先生が受賞されました。
私たちが日常的に使っている携帯電話やパソコンに使われているリチウムイオン電池の発明です。研究者に見られがちなぶっきらぼうな方と思いきや、とても親しみやすい方とお見受けいたしました。
このニュースを聞いた時、ラグビーは1次リーグ絶対突破出来ると確信いたしました。
だから優勝も間違いなし。この原稿が記載される時にはどちらかな・・・・・!
スポーツの秋とはまさにこのことですね。ラグビーワールドカップをはじめ、ワールドカップバレーボール、世界陸上、大坂なおみさんのテニスとテレビに忙しい日々でした。
そんな中、台風15号や19号でひどい被害に遭われました方々は、さぞお辛い日々とお察し申し上げます。お見舞い申し上げます。一日も早い回復を願っております。
お体をくれぐれもお大事にしてください。

ここいらで楽しいニュースを。私たちお誕生日の日にちが近いのです。
それで3人で各々を祝おうといつもお邪魔している近くの「リオン」さんに行きました。いつもはランチですが、この日はディナーをいただきました。
3人とは私の中学の同級生の彼とその奥様と私。今では彼女ともとても仲良しです。
「one爺two婆」の会です。
楽しかった。言いたいことを言い合ってあっという間の時間でした。
毎年、命のある限りやりましょうと約束いたしました。

美味しかったで~す。

今回の主役は「野沢菜」です。

『野沢菜』 長野県の野沢温泉村で作られていたことから野沢菜と名付けられました。その周辺で広く栽培されるようになったこともあり、信州菜とも呼ばれています。
日本三大漬物の一つといわれる「野沢菜漬け」の原料として知られています。
※日本三大漬物:野沢菜漬け、広島菜漬け、高菜漬け
【分類】
アブラナ科 アブラナ属
【起源】 1756年、野沢温泉村にある健命寺の住職が京都に行った際に持ち帰った「天王寺蕪」の種子を植えたところ、蕪(カブ)が大きくならず葉が大きくなったので、これを利用するようになったといわれています。
現代の遺伝子研究では「天王寺蕪」の子孫ではなく、東日本の山間部に多いシベリア経由で入ってきた耐寒性に優れる西洋系の一種といわれています。
【特徴】 漬物用に栽培され、成長した野沢菜は大きいものでは1m程の丈になります。葉柄の出方は蕪や大根と同じで、根元から放射状に葉柄をのばします。
葉の形は大根と蕪を足して割ったような深い切れ込みがみられるものもありますが、多くは蕪の葉に似ているようです。
根元には小さな蕪状の根がついています。
若いうちはこの根を食べることが出来ますが、葉柄が大きくなると固くなりますので、翌春新しい芽が伸び、「とうたち菜」として食用にされます。
【産地】 長野県が主産地ですが、冬の間雪が多いので作れません。その間は徳島県が主な産地になります。そのほか新潟県でも栽培されます。
【美味しい時期】
10月下旬~11月下旬(長野県)
雪の降る間は徳島県
【栄養/機能性】
  • ビタミンCを多く含みます。
    漬物にしてもかなりビタミンCがあるといわれています。
  • βカロテンも多く含まれています。浅漬けにしても残っているといわれています。
    このβカロテンが活性酸素を抑え動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から守る働きや、皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ働きもあり、これらによって免疫力を高める効果があるといわれています。ガンの予防にも効果的といわれています。
【選び方】
  • 葉先までシャキッとしていて、柄の部分に艶のあるものを選びましょう。
  • 漬物用には背丈が70~90cmに育ったものを選びましょう。
  • 調理用には30~40cmほどの小さな物を選びましょう。
    (根の部分も食べることが出来ますよ)
【保存方法】
  • 漬物用は大きいので冷蔵庫に入りません。ぬれた新聞紙などに包み凍らない暖房の入っていない室内で保存しましょう。
  • 調理用の物はすぐに使わない場合は、濡れた新聞紙などに包み、ポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。
  • なるべく早く塩漬けや調理するようにしましょう。
【用途/調理】 主に塩漬けや醤油漬けなどの漬物にされます。
若い間に収穫したものや、間引き菜、とうだち菜などは青菜としてお浸しや煮物、炒め物につかうことが出来ます。

参考文献
旬の食材百科

https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/nozawana2.htm

今月は野沢菜漬けを使った簡単チャーハンをご紹介いたします。

『野沢菜漬けのチャーハン』

材料

野沢菜漬け 100g
豚肉 100g
ご飯 200g(炊きあがった物又は冷ご飯であるなら電子レンジで温めて使ってください。)
2個
サラダオイル 大さじ1.5~2
大さじ2
醤油 小さじ1

作り方

  1. 野沢菜漬けはさっと洗いキッチンペーパーでよく拭いて細かく切っておきます。
    この時、葉は長くつながっているので長いままではなく、細かく切ってください。
  2. 豚肉は1cm位に切っておきます。
  3. 卵はよくほぐしておきます。
  4. フライパンに少しサラダオイルを入れて豚肉を炒め、器に出しておきます。
  5. 改めてフライパンにサラダオイル大さじ1.5を入れてよく熱し、その中に卵を入れさっと混ぜたところにご飯を入れ一緒によく混ぜます。
  6. ご飯に卵が馴染んだら豚肉、野沢菜漬けを入れ混ぜます。そこに酒、醤油で味付けします。
  7. 最後にお好みで黒コショウをかけてください。
    野沢菜に塩気が効いていますので塩はいれませんでした。
    お味は調節してください。


野菜と果物の魅力について
このページの一番上へ