文化講座
「節分」「チーマディラーパ」
お正月もあっという間に過ぎ早くも2月になってしまいました。
新年はいかがでしたでしょうか。私は昨年からの風邪を引きずって、なんともさえない新年でした。
床の間の設えをするのがやっとでした。
今年の冬は寒いですね。雪も降り我が家のお庭もうっすらと・・・・
2月といえば豆まき、節分ですね。
節分とは鬼を払って新年を迎える立春の前日の行事といわれています。
皆さまは豆まきしますか。わたしは「鬼は外福は内」といって豆まきをし、邪気を払います。
そして夕食は決まった料理があります。この料理は12月31日の年越しの料理と同じです。
どちらも新年を迎えるための物です。「おめでとういただきます」といっていただきます。
我が家の伝統料理です。質素でしょ・・・
一年のうちでも一番寒い季節インフルエンザも蔓延しています。
くれぐれも皆さま健康管理に気を付けてください。
今月はチーマ・ディ・ラーパ(ヨーロッパの菜の花)について勉強しましょう。
「チーマ・ディ・ラーパ(Cima Di Rapa)」
【分類】
アブラナ科 アブラナ属 菜の花の一種
チーマディラーパはイタリアの名称(カブのトップという意味)
カブの菜の花
日本で食用とされているアブラナの菜の花とは同属異種です。
【原産地】
イタリア
【特徴】
外見は日本の食用菜の花と似ていますが、葉の様子が少し違います。
日本の菜の花の葉はちぢれる傾向にあり、チーマディラーパは薄めでぺらっとしています。
味的には日本の物より控えめなかすかな苦みとほんのり甘みがあり、えぐみはないようです。
【美味しい時期】
原産地のイタリアでは晩秋~冬
国内の食用菜の花とほぼ同じ
【主な産地】
シーズン中はイタリアのどこででも沢山並びます。
主な産地は南部プーリア州です。
国内の種苗会社でも種を販売されているので、家庭菜園でも作ることが出来ます。
【栄養/栄養素】
日本の菜の花とほぼ同じです。
- β―カロテンを多く含み、抗発がん作用や免疫賦活作用があるといわれています。
その他体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして喉や肺の呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。 - カリウム・カルシウムをはじめマグネシウムやリン、鉄などを豊富に含みます。これらは骨を生成するうえで欠かせない成分です。よって骨を丈夫にして健康を維持するといわれています。
【選び方】
菜花類はなるべく花が咲いていない若いもので葉や茎がシャキッとした新鮮なものを選びましょう。
(下の切り口が茶色く変色している物は避けましょう)
【保存方法】
ぬらした新聞紙に包み、ポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。(そのままにしておくとすぐしなびてしまいます。)
【用途調理】
茹で方
熱湯に軽く塩を入れ30秒からせいぜい1分茹で冷水にとります。色と食感を残すように茹ですぎたり、冷水にさらしすぎたりしないように注意しましょう。
炒めもの、お浸し、和え物、茶わん蒸しなどのトッピング
参考資料
旬の食材百科「野菜」チーマディラーパ
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/CimaDiRapa.htm
写真は日本の菜の花です。
今回は菜の花スパゲッティを作ってみました。
「菜の花のスパゲッティ」
材料
菜の花 | 1束 |
唐辛子 | 1本 |
ニンニク | 1片 チューブなら3cmほど |
アンチョビフィレ | 2枚 |
ベーコン | 20g |
スパゲッティ | 140g |
塩 | 小さじ2 |
アンチョビの油 | 小さじ2 |
オリーブオイル | 好みの量 |
パルメザンチーズ | 好みの量 |
作り方
- 唐辛子は種を出しておきます。ニンニクは叩いておきます。
アンチョビは細かく切っておきます。ベーコンは1cm位に切っておきます。 - 菜の花は洗って軸と葉を分けて2cmくらいに切っておきます。
- スパゲッティがはいるくらいの鍋にたっぷりお湯を沸かし小さじ2杯位の塩を入れスパゲッティを表示に沿って茹でます。
- スパゲッティを茹でている間に。
フライパンにアンチョビのつけてあるオイルを入れ、唐辛子・ニンニクを入れ、弱火でゆっくりと炒め、そこにアンチョビを入れ中火にして炒め、次にベーコンを炒めます。 - スパゲッティの茹で上がる2分前に菜の花の軸の部分を入れ1分前に葉の部分を入れゆであげます。
- 4のフライパンの中にお湯を切ったスパゲッティと菜の花を入れ、ゆで汁を大さじ2杯ほど入れ炒め合わせます。塩味は充分と思いますが足りなければ足してください。
- お皿に盛り付け、オリーブオイルとパルメザンチーズをかけていただきます。
黒コショウをかけるのもいいでしょう。