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インターネット公開文化講座

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野菜と果物の魅力について

ベジタブル&フルーツマイスター協会認定カルチャースクール講師
栄中日文化センター「野菜ソムリエに学ぶー野菜生活向上のススメ」担当
服部 佳世子

「春だ、桜だ、新年度」「八朔」

 暖かくなりましたね。桜も満開、なんだかウキウキする季節になりました。
雛まつりも終わり、今や4月です。まだつい先ごろお正月でしたのに・・・月日の経つのは早いものです。
今年は元号が変わります。
どんな元号になるのでしょう。4月号が掲載された時にはもう決まっているでしょうね。
平成が終わり、新しい年になります。良い年にしたいものです。
さてお花見はいかがでしょうか!!
なかなかお花見には行けませんので近所の桜を見て楽しみました。

今年も名古屋ウィメンズマラソンを沿道に出て応援いたしました。
最初の主な選手達を見たかったのですが、ちょうど電話が入り見過ごしてしまい残念でした。

ドクターも頑張って走っていました。一般ランナーは、それぞれファッションを楽しんでいました。
ひさしぶりのリヨンでした。私はお魚がきらいですがこの鮭のムニエルは美味しくいただけました。

今回はお友達の家になっている八朔を沢山いただきましたので取り上げたいとおもいます。

『八朔』 日本原産のミカン
八朔とは旧暦の8月1日の事で昔は毎年その時期から食べるようになったことからこの名前が付いたといわれています。
【分類】 ミカン科 ミカン属
【原産地】 日本
【特徴】
皮は厚く剥きにくくジョウノウもしっかりしているので、剥かなくては食べられません。
果肉は歯ごたえがあり、適度な甘さと酸味があります。少し苦味もあります。
収穫した後、酸を抜くためにしばらく貯蔵してから出荷されるといわれています。
【美味しい時期】 2月~3月
完熟したものは3月~4月中旬
【栄養/機能性】 ビタミンCを豊富に含み、シネフィリンと共に風邪の予防に効果があるといわれています。
クエン酸も含んでおり、体内の酸性物質を減少させる効果や、疲労回復と血液をきれいにする働きがあるといわれています。
【選び方】 色が明るい橙黄色で茶色い部分がなく、ヘタの部分が緑色のものを選びましょう。
手に取った時にずっしりと重みのあるものを選びましょう。
爽やかな香りの中に甘い香りのするものを選びましょう。
【保存方法】 冷暗所で2週間から3週間は日持ちのする果物です。
気温が高い場合や暖かい部屋しかない場合は冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。この時乾燥しないようにラップで包むかポリ袋などに入れて保存しましょう。
【美味しい食べ方】 八朔の皮は厚みがあり硬く剥きにくいので、ナイフを使い、切り込みを入れると剥きやすくなります。ジョウノウも硬く食べられないので、剥いてサジョウだけにして食べましょう。
デザート サラダ ジュース マーマレード ドレッシングなど

参考文献
旬の食材百科

https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/hassaku3.htm

今回デザートとして器を使ってゼリーを作りました。
1年前にメルゴールドで寒天のゼリーのレシピを載せましたが今回はゼラチンで作りました。同じようですがゼラチンと寒天またメルゴールドと八朔の違いを楽しんでください。

「八朔のゼリー」

材料    八朔2個分

八朔 2個
1カップ
果汁 1/2カップ
砂糖 50g
ゼラチン 大さじ1
大さじ2

作り方

  1. ゼラチンに水を振りかけて20分ほどおきます。
  2. 八朔は横半分に切り、実を取り出して皮を器に使います。
  3. 実は絞って果汁にしておきます。
  4. 器にどれだけの水分が入るか計ります。絞った果汁を計り足りない分は水をたします。
    今回はあまり大きくない八朔でしたのでこのような分量になりました。
  5. 水に砂糖を加え火にかけます。砂糖がとけたら1のゼラチンを入れとかします。
  6. 果汁を加え、粗熱を取り八朔の器に入れます。
  7. バットのようなものに氷水をはり6を並べて固めます。
  8. あるていど固まったら冷蔵庫に入れて冷やします。
  9. そのままでもくし形に切っても、このみで召し上がってください。


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