文化講座
★落花生収穫 と 食事チェック 「ブドウ」
本格的な秋になりました。
秋とはそもそも広葉樹が葉を落とし、草が枯れるなど冬に向う季節です。
朝晩に肌寒さを感じたり、吹く風に爽やかさを感じたり虫の声に一抹の淋しさを感じられるのもこの季節ならではといえるかもしれません。
また一方で稲などの穀物や果物が実る、実りの秋でもあります。
頭をたれて黄金色に色づいていた稲の刈り取りがあちらこちらの稲田で見られ、栗や葡萄、梨、柿、リンゴなどが店頭を賑やかしくしています。
皆さんはどんな秋を満喫されているのでしょうか?食欲の秋、読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋・・・・?私はといえば・・・・さしずめ食欲の秋かな・・・・・。
天高く馬肥ゆる秋
出典は唐の詩人、杜審言が、北方へ出征中の友人に贈った詩の一節だそうです。
「蘇味道に贈る」
「雲浄妖星落 秋高塞馬肥」(雲清くして妖星落ち、秋高くして塞馬肥ゆ)
この句には色々な解釈があるようですがその一つに冬に備え秋は食欲旺盛で馬は肥るという説があります。
このように秋はいろいろなものが美味しくなる季節です。
秋の夜長、読書にふけりながら蒸した栗をスプーンでほじくり、いただくのはなんともいえない幸せを感じるひとときです。
さて、先日「ベジフルコミュニティあいち」開催の落花生の収穫にいってまいりました。
皆さん落花生はどういうふうになっているのかご存知ですか。
実は私も書いて字のごとく下になっていることは知っていたものの、実際に見るのははじめてでした。
落花生は自家受粉したあと、花のもとにある子房で受精します。
一週間もすると子房の元がのびて、根のように下をむきます。
これが土に向ってドンドン伸びて土の中に入りふくらみ、鞘ができその中で豆が育つそうです。
まさに「花が落ちて実が生まれる」この様子から、「落花生」と言われるのだそうです。
台風あがりのせいで、畑はドロドロ、取った豆には土がいっぱい付いています。
その豆を一つづつ根から外して、洗ってきれいにします。
今にも土砂降りの雨が降りそうな雲行き、作業をやめ公民館に集まり茹でていただくことにしました。
その直後、すごい雨が!!早く切り上げ正解でした。
皆さんは落花生を茹でて召し上がったことありますか?・・・
たいていは煎ったものを召し上がっていることが多いかと思いますが・・・・・わたしは初めてです。採りたて、茹でたての落花生をいただいた感想は・・・・
おいし~い!!
もう手が止まらない。各自がどんぶりひとつ、それぞれに抱え、むしゃむしゃと一心にほおばり続けました。こんな美味しく貴重な体験ができ最高でした!
さて、時は前日にさかのぼりますが今回はこちらの話しもいたしましょう。
実はこの前日に農畜産業振興機構主催の「東海の野菜フェアー2008」(独)が名古屋の中心地ナディアパークで開催されました。私はそこで、訪れる皆さんに対し「ベジフルティーチャー」として食事チェックをいたしました。
バランスガイドを使ってのチェックです。
「食事バランスガイド」は、健康で豊かな食生活の実現を目的に策定された「食生活指針」(平成12年3月)を具体的に行動に結びつけるものとして、平成17年6月に農林水産省と厚生労働省により決定されました。「食事の基本」を身につけるための望ましい食事のとり方やおおよその量をわかりやすく示しています。
コマのイラストにより、一日分の食事を表現し、これらの食事のバランスが悪いと倒れてしまうことを表現しています。
この「食事バランスガイド」は、健康な方々の健康つくりを目的に作られたものです。
糖尿病、高血圧などで病院または管理栄養士から食事指導を受けている方は、その指導に従ってください。
農林水産省ホームページ http://www.maff.go.jp/j/balance_guide/b_about/index.html より
去る1ヶ月前、東京ドームでも同じことをさせていただきましたが、来場されたお年寄りに多かったのは、朝食そのものを抜かれるということ。意識してなるべく多く採ろうとは心がけていらっしゃる方もみえましたが、やはり傾向として共通していたのは野菜と果物の摂取量が少ないということです。
そして年配の女性は肥満気味の傾向にありました。次に若い女性(特に一人暮らし)ですが、こちらもほとんど野菜、果物を召し上がっていません。外食が多く主菜の採り過ぎが目立ちました。
今回私が特に気になったのは、働き盛りのお父さん達世代が野菜や果物をほとんど召し上がっていないことでした。しかも青果物に関係するお仕事をしている人でさえ採れていないのが現状です。
皆さんに食事バランスガイドを参考にしていただき、もっと野菜果物を食生活に取り入れていっていただくためにも、ベジフルティーチャーとして引き続きがんばって参りたいと思いました。
※ジフルティーチャーとは・・・・・活動法人「青果物健康推進協会」で認定された者です。
!ご自分のBMIご存知ですか!
世界共通の肥満度の指標でBody Mass Indexの略です。
BMIは、次の計算式から求めることができます。
BMI=体重(キログラム)÷身長(メートル)÷身長(メートル)
一般に、BMIが大きいほど、肥満の程度は大きくなります。(ただし、スポーツ選手など、筋肉や骨の割合が多い人は脂肪が少ないので、BMIが大きくても肥満とは限りません。)
数値が25以上の人は一応肥満と判定されるようです。
体重が気になる方一度チェックしてみましょう。
例 身長170センチ 体重65キログラムの場合
65÷1.7÷1.7=22 BMIは22です。
今回は世界で最も広く生産されている、つる性果樹「ブドウ」にスポットを当てましょう
★『ブドウ』★ | |||||||||||||||||||||||||||||
疲労回復にピッタリの果物 | |||||||||||||||||||||||||||||
【分類】 | |||||||||||||||||||||||||||||
ブドウ科 ブドウ属 | |||||||||||||||||||||||||||||
【原産地】 | |||||||||||||||||||||||||||||
アジア西南部原産のヨーロッパブドウ 北アメリカ東部原産のアメリカブドウ |
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【美味しい時期】 | |||||||||||||||||||||||||||||
8月~10月 | |||||||||||||||||||||||||||||
【栄養性・機能性】 | |||||||||||||||||||||||||||||
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【種類】 | |||||||||||||||||||||||||||||
ヨーロッパ系品種の特徴 地中海沿岸地方の西部系品種郡、中央アジアの中央アジア系品種郡、 中国北部の東アジア系品種郡の3つに分けられています。ヨーロッパブドウは 夏季温暖で乾燥する気候に適していて、果房や果粒が大きく、 マスカット香を持つ品質の優れてものや、ワインに適した風味濃厚なものが 多いようです。 アメリカ系品種の特徴 高温多湿の気候にも適応性があり、樹勢強健で耐病性があるようです。 果房、果粒は中くらいで品質はあまりよくなく、独特の狐臭があるので、 ワイン原料には適さないものが多いといわれています。
他に多くの品種があります。 |
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【見分け方】 | |||||||||||||||||||||||||||||
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【保存】 | |||||||||||||||||||||||||||||
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【用途/調理】 | |||||||||||||||||||||||||||||
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【一言】 | |||||||||||||||||||||||||||||
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今回のレシピは旬の秋刀魚とトマトのコラボレーションです。
秋刀魚の簡単トマトソース
材料 4人分 | ||
秋刀魚・・・・・・・・・・ | 4尾 | |
トマト・・・・・・・・・・ | 大2個(400g) | |
塩 コショウ オリーブオイル |
作り方 | ||
1、 | 秋刀魚は三枚におろして半分に切り(一人4切れ)水気をキッチンペーパーでとって塩、コショウします。 | |
2、 | フライパンにオリーブオイルを入れ、温まったところに秋刀魚を皮を下にして焼き色がつく程度に焼き、ひっくり返して両面焼きます。 | |
3、 | 焼き色がついたらその中にトマトをおろし金で皮付きのままヘタの反対から卸して入れてからめ、塩、コショウで味を整えます。 | |
4、 | お皿に秋刀魚をのせ上からトマトソースをかけて出来上がりです。 上にバジリコの葉をのせ、食べる時にちぎって一緒に食べるといい香りがしますし、生臭さがなくなります。 パセリのみじん切りでもいいです。何か緑があると映えますよ。 |