文化講座
「灰色の毎日」「シーアスパラガス」
今回は変わった野菜というか海藻みたいなお野菜シーアスパラガスにスポットを当てたいと思います。
『シーアスパラガス』/厚岸草(アッケシソウ)和名
英名:Samphire(サムファイアー)、Sea asparagus(シーアスパラガス)
仏名:Passe Pierre(パスピエール)
蘭名:zeekraal(ゼークラル)
【分類】 | ヒユ科又はアカザ科 オカヒジキやアグレッティなどと同じ |
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【概要】 | 海辺の冠水位から満潮水位の間に自生しています。 北アメリカからヨーロッパ、アジアにかけて寒帯域に広く分布し、日本では1891年(明治24年)に、北海道の厚岸湖の牡蠣島で初めて発見されたことから厚岸草(アッケシソウ)と名付けられました。 厚岸草は秋になり寒くなると赤く色付き、その様子が珊瑚のようにみえることから珊瑚草(サンゴソウ)ともよばれています。 日本では北海道をはじめ、瀬戸内海沿岸の塩田地でも見られ、愛媛県あたりが南限ではないかといわれていますが、全国的に塩田がなくなり、環境の変化などによって今ではほとんど見られなくなり、2000年(平成12年)には絶滅危惧種に選定されています。 |
【特徴】 | 成長すると分岐を繰り返し30cm近くにもなるといわれていますが食用としては若く柔らかい芽の部分が適していて、そういった部分だけを収穫した3~10cmほどのものが出回っています。 また海水で育つため、塩味があり、生のままでも食べることができます。 |
【美味しい時期】 | 収穫は新芽が伸びてくる春から夏まで 出回るのは4月頃から9月頃まで |
【主な産地】 | 国内では絶滅危惧種になっているため、天然ものを収穫することはできません。また栽培もされていないようなので、輸入に頼るしかありません。 イギリスをはじめ、オランダなどヨーロッパでは栽培もされているようです。 日本にはイスラエルなどから入ってきているようです。 |
【栄養/機能性】 | マグネシウムをはじめ鉄分などのミネラルを豊富に含んでいるといわれています。また脳に良いアミノ酸を沢山含んでいるといわれています。 |
【選び方】 | 太すぎないものを選びましょう。 育ちすぎると固くなるので、太すぎるものが多いものは避けましょう。 黄緑から緑が鮮やかなものを選びましょう。 鮮度が落ちてくると黄色くなってくるので避けましょう。 |
【保存方法】 |
すぐに食べない場合は乾燥しないようにポリ袋などに入れて冷蔵庫で保存しましょう。 輸入品なのでなるべく早く食べましょう。 冷凍する場合 さっと短時間茹でてから冷凍するとそのまま使えます。 フランスなどから冷凍物も入ってきています。 |
【用途調理】 | 生のままでも食べることができますが、通常はさっと茹でて食べるのが一般的です。塩味がかなり強いので、茹で上げた後冷水にさらす時間によってある程度塩分を抜いたり、味付けに注意しましょう。 サラダ 付け合わせ パスタの具など |
参考資料
【旬の食材百科】厚岸草(アッケシソウ)
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/SeaAspara2.htm
フラワーサンドウィッチ
気の滅入る梅雨の季節。華やかなサンドウィッチを作ってみてはいかがでしょうか。
材料 4人分

サンドウィッチ用食パン | 20枚 | |
バター | 50g | |
ねり辛子 | 適宜(好みで) | |
大きめのセロハン紙 | ||
(A)ゆで卵 マヨネーズ 塩 さらしタマネギ キュウリ Kウインナー |
2個 大さじ1 少々 大さじ1 1/3本 1本 |
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(B)ツナ缶 さらしタマネギ パセリ 塩 ケチャップ わさび |
1缶 大さじ1 少々 少々 大さじ1 小さじ1/2 |
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(C)ロースハム パイナップル(輪切り) サラダ菜 |
4枚 2枚 4枚 |
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(D)インスタントポテト 牛乳 スープ 塩 サラダオイル バター タマネギ コンビーフ ピーマン カレー粉 |
25g 1/2カップ 1/4カップ 小さじ1 5g 25g 25g 1/2 小さじ1/2 |
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(E)生クリーム パウダーシュガー エッセンス イチゴ バナナ |
1/4本 15g 4個 1/2本 |
作り方
(A)
- ゆで卵はみじん切りにします。
さらしタマネギはタマネギをみじん切りにして水でさらしたもの。 - 1にマヨネーズ、塩を入れ混ぜておきます。
- キュウリとKウインナーは長さを揃え1人1本になるよう切っておきます。
(B)
- ツナ缶はオイルを捨ててほぐしておきます。
- ツナ缶からわさびまで混ぜておきます。
(C)
- パイナップルは1枚を半分に切ります。
サラダ菜は洗っておきます。
(D)
- インスタントポテトに牛乳、スープ、塩を入れよく混ぜておきます。
- タマネギ、ピーマンはみじん切りにします。
- フライパンにサラダオイル、バターを入れてタマネギをしんなりするくらいに炒め、その中にピーマン、コンビーフを入れ全体が混ざったらカレー粉を加えて混ぜておきます。
- 1と3を混ぜます。
(E)
- 油気と水気のないボールに生クリームを入れます。
- ボールに氷水を用意し、1を浮かべて泡だて器でよく混ぜます(ホイップします)。
角が立つようになったら、パウダーシュガーとエッセンスを入れ混ぜます。 - イチゴ、バナナは細かく切っておきます。
- 2に3を入れ混ぜます。
- パンにバター、辛子を塗ります(Eには塗りません)。最初から辛子バターを作っておくといいでしょう。
- パンより大きめのセロハン紙を用意してパンをのせます。
- Aはパンに卵の混ぜたものをのせ真ん中にキュウリとKウインナーを置き包むようにします。
Bはパンにツナの混ぜたものをのせ包むようにします。
Cはパンにサラダ菜をしき、ロースハムをのせ、真ん中にパイナップルを置いて包むようにします。
Dはパンに全体を混ぜたものをおいて包むようにします。
Eはパンに生クリームで合えた、イチゴ、バナナをのせて包むようにします。
イチゴが上に出ているときれいです。 - お皿に5種類をお花のように置いて出来上がりです。
- リボンなどで結ぶとよいでしょう。