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インターネット公開文化講座

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野菜と果物の魅力について

ベジタブル&フルーツマイスター協会認定カルチャースクール講師
栄中日文化センター「野菜ソムリエに学ぶー野菜生活向上のススメ」担当
服部 佳世子

★初めての経験

爽やかな五月ともお別れ、梅雨の季節を迎えることとなりました。
私達にとっては鬱陶しいと思うこの季節も野菜、果物にとってはとても大切な季節です。
そもそも梅雨とは「梅の実が熟すころに降る雨」という一説があるように梅雨の雨は梅にとって恵みの雨です。
このように野菜たち、果物たちにとっては季節も温度も生長には欠かせない、大切な条件なのです。ただし雑草にとっても同じことが言えるので、農家さんに とっては天気次第の仕事となり、一番大変な季節ともいえるかもしれませんね。こうして美味しい野菜を作っていただいていることを考えると、それを口にする 私達は「梅雨はいやだ」とは言えないですね。感謝!感謝!

そうそう皆さんこんなお野菜知っていますか?
「アーティーチョーク」という野菜です。
偶然手に入ったのですが、今まで調理で扱ったことがありませんでした。同じく「料理するのは初めて」というマイスターのお仲間と共にチャレンジしてみました。
試した調理法は、塩とレモンで茹でたもの、オリーブオイルをかけてオーブンで焼いたもの、の二通りです。オリーブオイルで焼いた方は香ばしい香りも同時に楽しむことができます。
さて、私が感じた味の感想は、といいますと・・・さしずめ筍といったところでしょうか・・・実はこのアーティーチョーク、食べられる箇所がほんのわずかなのです。
しかしそれも一興。がくを1枚1枚はずし、下のほうに少し実がついているのを歯でしごいて食べるのもなかなかの趣です。

この講座もあと2回となりました。
14品目のうちまだ5品目が登場しておりません。
今回はそのうちの「ピーマン」と季節外れになりますが「ハクサイ」にご登場願います。

★『ピーマン』★ 緑だけではない、赤、黄、カラフルな野菜
【分類】 ナス科トウガラシ属
【原産地】 熱帯アメリカ
【美味しい時期】 夏特に7~8月が旬ですがハウス栽培で1年中出回ります。
【栄養性 機能性】
  • ビタミンCを豊富に含みます。組織がしっかりしているので、加熱してもほとんど失われないのが特徴です。
  • ビタミンCには肌や骨、血管を健全に保つ効果があるといわれていますので美肌に効果的といわれるのはそのためのようです。
    また、ビタミンE、カロテンとともに抗酸化作用を発揮して、生活習慣病の予防に効果的といわれています。
  • 香りのもとであるピラジンは血液の固まるのを防ぐ働きがあるので脳血栓や心筋梗塞の予防に効果的といわれています。
【種類】 中型・緑・・・一般に出回っている品種
中型・赤・・・中型・緑のピーマンを完熟させたもの
大型(一般的にパブリカと呼ばれる)黄、赤、オレンジ、紫など多様な色がある。カラーピーマン
【見分け方】
  • 濃い緑色でツヤがあり、全体に張りがあり、肉厚のものを選びましょう。
  • ヘタがピンとしていて、切り口が白くてみずみずしいものを選びましょう。
  • 斑点やキズのあるものは避けましょう。
【保存】
  • 水気をふき取りポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存します。
  • まとめて保存する場合は、1個腐ると他に移るので、すぐ処分します。
【用途/調理】
  • タネとヘタはピーマンを縦半分に切り手で取り除きます。
  • 豊富なビタミンCを損なわないため及びシャキシャキ感を残すために短時間の強火でいためることをオススメします。
  • 油を使うことでカロテンの吸収をよくします。
【一言】 赤ピーマンとは、緑色のピーマンが完熟したものです。
緑から赤に変わるまで7週間かかり、その過程で赤色の色素であるカプサイチンが作られます。この成分が生活習慣病に効果があるといわれています。
ピーマンは鮮度とおいしさが直結しています。収穫から店頭に並ぶまでの時間を考えて、国産のとりわけ近県、朝採りのものを選びましょう。


★『ハクサイ』★ 鍋の主役野菜
【分類】 アブラナ科 アブラナ属
【原産地】 中国
【美味しい時期】 12月~1月
【栄養性 機能性】 カリウムが豊富に含まれ高血圧予防に効果的といわれています。
ビタミンCも多く免疫力を高め、体調管理に効果があるといわれています。
食物繊維には整腸作用があり、便秘改善が期待されるといわれてもいます。
【種類】
円筒型・・・・・ 上部の葉は重なり、球頭部が丸くなる。日本で最も多く出回っているもの。
砲弾型・・・・・ 頭部の葉が重ならず、砲弾型になるのが特徴。秋から冬に出回る結球ハクサイで主に漬物に利用される。
半結球のもの 花芯と呼ばれ半結球ハクサイの主体である。胴部がよくしまり、頭部は開き、中心部は黄色。関東で漬物に利用されたが、近年は栽培が減っている。
【見分け方】
  • ずっしりと重みがあり、外葉が大きくしっかりと巻いているものを選びましょう。
  • 白い部分にみずみずしさとツヤがあり、緑の部分に黄ばみがなく切り口がみずみずしく割れていないものを選びましょう。
  • カットものは真ん中の芯が盛り上がっていないものを選びましょう。
【保存方法】 冬場は新聞紙に包んで寒いところに立てて置けば2~3週間はもちます。使い始めのものや夏場は、水を含んだ新聞紙をはさみ、ラップにきっちりと包んで冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
【用途/調理】
  • 鍋に入れる時は、葉と芯の部分では火の通や味も違うので切り方をかえましょう。芯はそぎ切り、葉はざく切りにすることで葉の煮えすぎが防げます。
  • 栄養と旨みを逃さず食べるにはスープが一番!ただし火力が強すぎるとハクサイの水分が逃げ、筋っぽくなるので弱火でことコトコト煮ましょう。ハクサイがスープの旨みを含んで美味しくなります。
【一言】 ビタミンCは水に溶けやすく、また、加熱すると壊れやすいので漬物にすることで損失を防ぐことができます。

お待たせしました。レシピの時間です。
今回は夏野菜を使ったお惣菜です。

夏野菜の揚げびたし

材料    4人分

ナス 4個 だし汁 4カップ
カボチャ 200g 1/4カップ
オクラ 8本 みりん 大匙2
カラーピーマン赤 1個 醤油 1/4カップ
1個 梅干 1個
みょうが 8個 鷹の爪 1本

作り方

  1. 鍋にだし汁、酒、みりん、醤油を一煮立ちさせ、そこに梅干を身と種に分けて入れ、鷹の爪は種を出して二つ位にちぎって入れて冷ましておきます。
  2. ナスはヘタを取り、縦半分に切ります。そして皮の部分に切れ目を入れてまた半分に切り、水につけアクぬきします。(すぐ調理する場合はしなくてもよいです)
    カボチャは6,7ミリの厚さに切り、大きければ半分に切ります。
    オクラは塩で産毛を取り洗いヘタの汚いところを落とします。
    カラーピーマンは縦半分に切って種を出し、ヘタを取り、それをまた半分に切ります。(1/4個)
    みょうがは汚いところを落とし縦半分に切ります。
  3. 揚げ鍋に油を用意して材料の野菜の水気を拭いて170度位の温度で揚げます。
    ナスは皮の方を先に下にして紫の色がきれいに発色したら、ひっくり返して裏側も火を通します。カボチャは竹串でさしてみてやわらかければよい。
    オクラ、ピーマン、みょうがはさっと揚げます。
    これら全ての揚げ野菜はキッチンペーパーで油気をとります。
  4. 1の中に3を入れ、しばらく漬けておいて味をしみこませます。冷蔵庫で冷してもよいです。
  5. 器にきれいに盛って出来上がりです。

★早めに作って冷蔵庫で冷やし、さっぱりと召し上がって下さい。

★夏野菜にはビタミン類、カリウム、食物繊維などが多く含まれているので、まるで「夏バテ予防剤」のようだと思いませんか。たっぷりの水分はほてっ たからだの温度を下げ、種々のビタミンは体の調子を整える働きがあります。よって夏ばてした体を優しくいたわり、回復に効果があるといえるでしょう。



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