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野菜と果物の魅力について

ベジタブル&フルーツマイスター協会認定カルチャースクール講師
栄中日文化センター「野菜ソムリエに学ぶー野菜生活向上のススメ」担当
服部 佳世子

「春近し」「アサツキ」

今年は暖冬でしたね。一時寒い時もありましたが・・・・まあまあ過ごしやすい冬でした。
2月に河津桜が満開、名古屋で一番早く咲く「おおかん桜」もちらほら咲いたようです。
が、新型コロナウイルスが日本にも蔓延しています。どこへ行くのにもマスク、帰ってくれば手洗い、うがいをしていてもどこで感染するかとても怖いです。どこへも出たくないのが本音です。いつまで続くのでしょうか。名古屋でも一人感染したようです。いや二人になりました。
実際感染したらどうしたらよいのでしょうね。一日も早い終息を願います。

まだ新型コロナウイルスが蔓延していない暖かい一日に、飯田方面へドライブに行ってきました。いつものように従妹の運転です。
グリーンロードを走り稲武を通り、愛知県と長野県の境にあるネバーランドに寄り道。いつもなら雪があるはずですが、ちらほらあるだけで、スキー場にはどこかから運ばれた雪でスキーの授業を楽しんでいる小学生を見ました。
寄り道したネバーランドで珍しい吊し雛を見ることができました。

とてもきれいでした。こんなものを作ってみると楽しいでしょうね。
私もお雛様を出しましたよ。

ドライブはお天気が良く南アルプス、中央アルプスがパノラマのごとく目の前にせまってきました。

車窓から撮ったので上手くありませんが、空の青さをご覧ください。

その日のランチは

今月はアサツキを取り上げてみました。

『アサツキ』
ネギとは違う独立した種類で辛味が強いのが特徴です。
本来は山菜です。山形県の伝統野菜ともいわれています。
アサツキは漢字で書くと浅葱と書かれるように、ネギより浅い緑色をしていることからそのように呼ばれるようになったといわれています。形は細ネギとよく似ていますが、とても細い葉をしています。
【分類】 ヒガンバナ科 ネギ属
又は ユリ科 ネギ属
【原産地】 中国
【美味しい時期】 冬から早春にかけてが旬です。
夏になると葉が枯れ、地下の球根だけの休眠状態に入ります。旬以外に出回っているものの多くは葉ネギを若取りしたものを代用したりしているといわれています。
【栄養/機能性】
  • 強い香りの硫化アリルという成分が、ビタミンB1の吸収を助けたり、血行を良くしたり、疲労物質である乳酸を分解する作用があるといわれています。また肩こりや疲労回復にも効果が期待できるといわれています。
    硫化アリルは刻むことで沢山作られ、時間と共に消えてしまうので、食べる直前に調理しましょう。
  • ビタミンB1、B2、B6、パントテン酸などを多く含み栄養素の代謝吸収を高める働きがあり、身体に活力を与えてくれるといわれています。
【選び方】
  • 葉先までピンとしていて、なるべく色が濃いものを選びましょう。
  • 鮮度が落ちてくると緑が薄くなり黄色くなるので避けましょう。
  • ハウス栽培や水耕栽培物が多く出回っていますが、風味の強いものを好むのであれば、露地栽培されたものを選びましょう。
【保存方法】 すぐに使わない場合は湿らせた新聞紙にくるみ、ポリ袋などにいれて、冷蔵庫の野菜室に立てて保存しましょう。
【用途/調理】 刻んで薬味にしたり、おつゆの具、和え物、酢味噌和え、卵焼きの具などに。

『アサツキのオムレツ』

材料   1人分

アサツキ 3本
ミニトマト 3個
ハム 1枚
2個
少々
コショウ 少々
生クリーム 大さじ1
バター 10g

作り方

  1. アサツキは小口7ミリくらいに切ります。ミニトマトは1個へたを取り横3つに切ります。ハムは5ミリ角に切ります。
  2. ボールに卵を割り塩、コショウ、生クリームを入れ混ぜます。
  3. 2.に1.を入れ混ぜておきます。
  4. 直径20センチ前後のフライパンにバターを熱して3.を流し強火で手早く混ぜオムレツにします。
  5. お皿に盛り好みの付け合わせを付けます。
  6. ソースは好みでケチャップやオーロラソース(ケチャップとマヨネーズを合わせたもの)、デミグラスソースなどで召し上がってください。


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