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野菜と果物の魅力について

ベジタブル&フルーツマイスター協会認定カルチャースクール講師
栄中日文化センター「野菜ソムリエに学ぶー野菜生活向上のススメ」担当
服部 佳世子

★ 梅雨 「トウモロコシ」

五月晴れから一転して厚い雲に覆われた6月、いよいよ梅雨本番です。梅雨にはなんだかどんよりとしたくらいイメージがありますが、一方でこの時期といえば街行く学生さんの制服の衣替えあり、田植え、茶摘もあり、と新鮮な季節でもありますね。

梅雨(ばいう、つゆ。黴雨とも)とは、北海道と小笠原諸島を除く日本、朝鮮半島南部、中国の華南や華中の沿海部、および台湾など、東アジアの広範囲において見られる特有の気象現象で、5月から7月にかけて毎年巡って来る雨の多い期間のこと。梅雨の時季が始まることを梅雨入り(入梅)、梅雨が終わって夏になることを梅雨明け(出梅)と言い、ほとんどの地域では気象当局が梅雨入りや梅雨明けの発表を行う。

梅雨の語源としては、この時期は梅の実が熟す頃であることからという説や、この時期は湿度が高く黴(カビ)が生えやすいことから「黴雨(ばいう)」と呼ばれ、これが同じ音の「梅雨」に転じたという説、この時期は"毎"日のように雨が降るから「」という字が当てられたという説がある。 普段の倍、雨が降るから「倍雨」というのはこじつけのようである。

出典:インターネット フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

皆様方はこの季節、どんな風にして気分爽快に努められるのでしょうか!!

先日晴れ間を見つけメダカのお引越しをいたしました。 我が家のメダカは年を越したものが10匹いました。それが一匹又一匹と姿を消し、とうとう一匹のみになってしまいました。

それでも懸命に生きています。一匹では増えようがないですよね・・・・それで知り合いが10匹ほどくださいました。一緒に飼っているのですが前からいる一匹はスイスイ我が物顔で泳いでいる一方、後から来たメダカたちは藻に隠れてなかなか出てきません。

頂いた翌日は隠れていることがわからず、「死んだ残骸もないのでいったいどうしたものか不思議、不思議、猫が持っていける状態ではないので・・・それでは1匹が食べてしまった、そんなはずない、ない。それともめだか泥棒だろうか? 」考え込みました。でも慣れないところに引っ越したため隠れていたのだとわかり、やっとほっとした次第です。(人騒がせな・・・)

そんなわけで、今のうちに瓶を綺麗にしてやりたく、お引越しと相成ったわけです。今では全員スイスイ気持ちよさそうに仲良く会話をしながら楽しんでいます。それを毎朝餌をあげながら眺めるのが朝の楽しみです。そうそう、知らないうちにほてい草に卵を産み付けていました。別の瓶に移し、今か今かとチビちゃんが出てくるのを楽しみに待っています。

我が家の庭といえば、昨年もトマトの栽培をしましたが、今年も美味しいトマトを作ろうとがんばっています。
すでに4月の半ばに苗を3本、プランターに植えました。
今ではもう青い実をつけています。
赤くなって食べられるのを少し待つことにいたします。
次回には赤いトマトを掲載できるかと・・・・期待していてください。

今回は栄養たっぷり、食物繊維の宝庫、トウモロコシにスポットを当てることにいたしましょう。

★『トウモロコシ』★ 米、麦と並ぶ三大穀物の一つ

【分類】  イネ科 トウモロコシ属
【原産地】   中央アメリカ
「来歴」 紀元前2000年より以前に栽培化され、早くから南北アメリカ大陸で重要な作物になっていました。
ヨーロッパへの伝播は、1492年にコロンブスが、キューバからスペインに持ち帰ったのが最初といわれています。
日本へはポルトガル人によって長崎に伝えられました。
明治の初めにアメリカから品種が導入されてから、主に北海道で大量に栽培されました。第二次大戦後、スイート種の新品種がアメリカから導入され、未熟トウモロコシ用の栽培が急増しました。
「名の由来」 唐から来たもろこし(きび)を意味します。
トウモロコシが渡来した当時、最も似ている植物がきびであったためのようです。
北海道や東北、北関東などでは「とうきび」と呼ばれ西日本では「なんばんきび」と呼ばれています。
【おいしい時期】 7月~8月  冷凍ものは周年出回ります。
【栄養】
・野菜の中では高カロリーで糖質、たんぱく質が主成分です。
・食物繊維が多く、便秘の改善や大腸がんなどの予防に効果が期待できます。
・表皮は消化が悪いので、胃腸の弱い人は食べすぎに注意しましょう。(下痢を起こすこともあるので)
・ビタミンB1が豊富で疲労回復に役立ちます。
【種類】



ゴールデン種
ハニーバンタム(スーパースイート品種系の代表的なもので甘みが強い。スープ、コロッケなど、どんな料理にもむきます。)
未来(イエロー系のスーパースイート種。繊維が柔らかでジューシー、ハニーバンタムより甘みが強いがさっぱりしています。やや小ぶりです。)

シルバー種
シルバーハニーバンタム(ハニーバンタムの白粒種。乳白色の粒は小粒で、皮が柔らかくサラダにむきます。)

バイカラー種
ピーターコーン(黄色い実に白い実が、3対1の割合で混ざり合っています。粒皮が柔らかくて甘い。どんな料理にもむきます。)
ベビーコーン(ヤングコーンとも呼ばれスイート主の幼果。水煮の缶詰としても売られ、サラダやシチュウのアクセントにもむいています。)
【保存方法】
・ひげを取り皮をつけたまま、ラップに包み立てて冷蔵庫の野菜室に、翌日には食べるようにしましょう。
・すぐに食べない時はゆでてからラップに包み冷蔵庫に入れて保存し、2、3日で食べ切るようにしましょう。この場合熱いうちにラップで包むと、粒にしわが寄らずきれいに保存できます。
・冷凍する場合は、茹でたものを3センチ程度の輪切りにして密閉袋にいれて冷凍保存します。
・叉、ゆでたトウモロコシの実をけずり落とし密閉袋にいれ冷凍保存します。
【選び方】
・皮の緑が鮮やかでみずみずしいものほど新鮮です。
・ヒゲがふさふさで茶褐色のもので粒がぎっしりとそろったものを撰びましょう。
・収穫後は糖分が激減するので鮮度が大切です。
【用途/調理】 芯の部分にはうまみがたっぷり。シチューやポトフには芯ごと入れると味に深みがでます。

美味しいゆで方
水から入れて沸騰して3分で火を止め、ザルに取り余熱で仕上げます。(3日以内に食べましょう)

電子レンジの場合
外の皮を2枚ほど残してラップをして1本につき4分チンします。
【一言】 ひげの部分はめしべの花柱で、その本数は実の数と一致します。漢方では「南蛮毛」と呼ばれ、利尿作用や血圧降下作用があるといわれています。

夏の食欲のないときにオススメサラダです。

三色寄せサラダ

材料   4人分
  トマト寒
  トマト・・・・・・・・・・・・ 300g
  寒天・・・・・・・・・・・・ 20g
  水・・・・・・・・・・・・・・ トマトをミキサーでかけたものと足して2.5カップ
  塩・・・・・・・・・・・・・・ 少々
 
  もろこし寒
  トウモロコシ・・・・・・ 200g(実のみ)
  牛乳・・・・・・・・・・・・ 1カップ
  寒天・・・・・・・・・・・・ 30g
  水・・・・・・・・・・・・・・ トウモロコシ+牛乳でミキサーかけ、こしたものに足して2.5カップ
  豆腐・・・・・・・・・・・・ 1丁
  サラダ用野菜
  ドレッシング

作り方
トマト寒
  1 トマトは湯向きして皮をとりざく切にしてミキサーにかけます。出来たジュースを計っておきます。
  2 鍋に水(1のジュースにより水の量は違います、多分2カップほど出来ますので残りの1/2カップ水を用意します。)をいれ、粉寒天も入れ、混ぜて火にかけ煮立ったら1分ほど煮ます。
  3 2の中に1を注ぎ混ぜます。
  4 流し箱(何でもいいです。今回は9cm×17cmのパウンドケーキの型)を水で濡らし、その中に3を流し入れます。固まりかけているのでラップをかけ即冷蔵庫で冷やします。
 
もろこし寒
  1 ゆでたトウモロコシをナイフでこそげ、ミキサーに牛乳と共にかけます。みそこしのようなもので濾しておきます。
出来たジュースを計っておきます。
  2 鍋に水(トマト寒と同様です)を入れ、粉寒天も入れ、混ぜて火にかけ煮立ったら1分ほど煮ます。
  3 2の中に1を注ぎ混ぜます。
  4 流し箱(トマト寒同様)を水で濡らし、その中に3を流し入れます。固まりかけているのでラップをかけて即冷蔵庫で冷やします。
  5 固まったトマト寒、もろこし寒をまな板にだして適当な大きさ(大きくてもさいの目でも良い)に切ります。
  6 豆腐も5の大きさに合わせてきります。
  7 器にトマト寒、もろこし寒、豆腐を載せサラダになるような野菜(ベビーリーフ、レタス、スプラウト類、みず菜、写真はモロへイヤーとホワイトセロリです。)を飾り出来上がりです。
  8 ドレッシングは好みでおかけください。

★彩りよく飾りさっぱりと召し上がって下さい。ドレッシングがなくてもトマトとトウモロコシの味のみでも、美味しく召し上がっていただけると思います。いろいろなお塩で試してみるのもオススメです。
★トウモロコシは牛乳と一緒にとることでビタミンB1の吸収率をアップさせてくれます。汗をかくと体内のビタミンB1、B2は減ってしまいます。人間は糖質や脂肪を燃やしてエネルギーを作りますが、この燃焼に必要なのがビタミンB群です。ところが暑くなってくると食欲が落ちて、どうしてもそうめんや果物などの糖質ばかり摂りがちになってきます。すると体内ではビタミンB群が不足し、エネルギーが作りずらくなります。こうなると暑さを乗り切るためエネルギーがいつもより多く必要なのに、まかなえないため結局バテてしまうというわけです。
そんな状態を避けるためにもトウモロコシ+牛乳はオススメの組み合わせです。
トウモロコシの冷たいスープもいいですね。

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