文化講座
「暑~い 暑~い」「水前寺菜」
暑い、暑い真夏が来ました。
皆様は海に山にお出かけのことと思います。今年はコロナ感染症から解放されて十分に楽しんでください。私は8月は毎年行事のお盆があります。
ご先祖様が一年に一度この機会だけに我が家にお帰りになります。
お迎えに行き、おいでになったその夜から6回ご馳走をお供えいたします。
たいしたご馳走ではありませんが、我が家なりの献立があります。
きっと家々によって献立はもちろん、お祀りの仕方も違うでしょうね。
そんなわけでお盆の3日間は大変です。いまも幸せに暮らせるのもご先祖様のおかげと思いやらせていただいています。今年はおはぎを手作りしようか迷っています。
いつもドライブに連れてってくれる従兄弟夫婦が娘のいるアメリカオレゴン州ポートランドに2週間ほど行きましたので、しばらく退屈な暮らしをしています。この間にこの原稿を書いています。
先日知り合いが実家に帰り水前寺菜を持ち帰ってくださいました。
珍しいので早速どうやって食べたら美味しいのと聞きましたら、バター炒めが簡単でいいよといわれたので早速やってみました本当に簡単、バターで炒め塩コショウで味付け美味しかったです。でもきれいな紫色のアントシアニンが飛んでただの真っ黒な炒めものになってしまいました。
ということで今回は「水前寺菜」について掲載させていただきます。
「水前寺菜」
葉の色が表と裏で違います。濃い緑色と赤紫色です。
民間療法では古くから、産後に、目に、お肌に良いと言い伝えられ、女性にとってはとても有益な野菜といわれています。
【分類】 | キクナ科 ギヌラ属 | |
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【原産地】 | 東南アジア | |
【美味しい時期】 | 7月~9月 暑さに強い野菜 |
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【主な産地】 | 石川県金沢 「加賀伝統野菜」 愛知県では「式部草」という名で生産流通されています。 沖縄では「ハンダマ」と呼ばれ、伝統的農産物として扱われています。 熊本では、伝来して間もなくから栽培が始まったとされ、その地名の「水前寺菜」となづけられたといわれています。 しかし経済的な栽培には至らなかったといわれています。 近年になって伝統野菜ブームの中水前寺菜が見直されました。 現在では上益城地域や熊本市などで作られるようになったようです。 |
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【栄養/機能性】 |
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【選び方】 |
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【保存方法】 |
乾燥しないように濡れた新聞紙などにくるんでポリ袋などに入れ冷蔵庫の野菜室に立てて保存しましょう。 (寝かせておくと上に伸びようとして茎が曲がりやすく、またそれが出来ないために傷みも早くなるので注意しましょう) |
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【用途/調理】 | 茹でるとゆで汁が鮮やかな赤紫色になり、葉ツルムラサキのようなヌメリがでます。茹でた葉は紫色がなくなり緑色になります。 茹でて使うことが多いので、茹ですぎるとヌメリや色、風味が損なわれるので、短時間にさっとゆでて、茹ですぎ、煮すぎないことが大切です。 茎の部分は咲きの柔らかい部分以外は硬いので、通常は食べません。 和え物、お浸し、酢の物、天ぷら 色は汚いですが炒め物もありです。 |
参考資料 旬の食材百科「野菜"水前寺菜"」
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/kinjisou3.htm
ニンジンのジュレ仕立てスープ
材料 4人分
ニンジン | 250g |
タマネギ | 50g |
オリーブオイル | |
水 | 4カップ |
スープの素(固形) | 2個 |
白ワイン | 小さじ2 |
塩 こしょう(白) | 適宜 |
生クリーム | 適宜 |
パセリ、ミントの葉など | |
ゼラチン | 小さじ1 |
水 | 大さじ1 |
作り方
- ニンジンはピーラーで皮をむき、うすい半月またはいちょう切りにします。
- タマネギは短いせん切りにします。
- ゼラチンを水で浸しておきます。
- 鍋にオリーブオイルをいれ1、2を炒めます。
- 4の中に水とスープの素をいれニンジンが柔らかくなる程度に煮ます。
- 4の荒熱がとれたらミキサーにかけ再び鍋に返し弱火にかけます。
- 塩、コショウで味を整えます。
- 7に湯煎をして溶かした3をいれたら混ぜて火を止め、さまします。
- 一人分ずつの器に盛って冷蔵庫で冷やします。
- 冷えたものに生クリームを少しかけ、パセリなどで飾って出来上がりです。
少しとろみのあるスープです。暑い夏よく冷やして召し上がってください。