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野菜と果物の魅力について

ベジタブル&フルーツマイスター協会認定カルチャースクール講師
栄中日文化センター「野菜ソムリエに学ぶー野菜生活向上のススメ」担当
服部 佳世子

「夏の思い出」「千石豆」

今年の夏の暑さは異常でしたね。毎日猛暑で日中40℃という所もありました。名古屋では最高38℃という日がありました。体温より高く、一歩も外に出たくない状態でした。我が家の前は幹線道路なので一日に何回となく救急車が「ピーポー、ピーポー」と鳴り走ります。たぶん熱中症の方が運ばれていることと思いました。エアコン嫌いな私もこの夏はつけまくりました。おかげで熱中症にかからず元気に秋を迎えることが出来そうです。
夏といえば何十年ぶりかで庭先で花火をしました。お隣さんと一緒に子供のころに帰りワイワイ言いながらしたのですが、子供のころは線香花火が結構長く楽しめた記憶ですが、今ではついたと思ったらすぐ、火のついた球が落ちてしまいがっかりでした。あとで聞いたことですが、ほとんど国産のものはなく中国製のようです。日本製は高くてなかなか手に入らないとかでした。でも久しぶりに味わった線香花火は、子供のころの記憶をよみがえらせてくれました。夏の夜の出来事でした。

たまや!かぎや!の世界とは遠く離れていましたけれど・・・・・・

8月の終わりにいつもの「梶川」さんに行くのですが、原稿には間に合わないので10月の時にお披露目したく思っております。
その代わりに7月に行った時の内容を掲載させていただくことにいたします。

やっぱり美味しい。何度行っても美味しさに変わりありません。そしてお値打ちです。
8月の下旬にまたお邪魔いたします。次回に掲載できると思いますのでよろしくお願いいたします。

今月のお野菜は千石豆について掲載させていただきます。

『千石豆』 フジマメ(別名:千石豆)はつる性植物のサヤを若取りしたものです。
地方によって色々な呼び方があります。例えば、愛知県や三重県、そして岐阜県では「千石豆」と呼び、飛騨・美濃伝統野菜の一つとして認定されています。また愛知県では「白花千石」があいちの伝統野菜として扱われています。石川県では「つる豆」と呼ばれ加賀野菜の一つとして扱われ、同じ石川県でも金沢では「ダラマメ」と呼ばれているようです。また関西では隠元禅師が中国から持ち込んだのはこのフジマメだという説から、年配の方はこのフジマメを「インゲン豆」と呼び、一般的なインゲン豆のことをサンド豆と呼んでいるといわれています。
【分類】
マメ科 フジマメ属
【原産地】 アフリカ アジア
【美味しい時期】
ハウス物が5月~6月
露地物が7月~9月
旬は初夏から晩夏となり露地物に限れば夏です。
【栄養/機能性】 ビタミンB1やビタミンB2、タンパク質やカリウム、カルシウム、カロテン、鉄分、食物繊維などを非常に多くの栄養素を含んでいます。
特に食物繊維は水に溶けないタイプが豊富に含まれているので、便秘に効果的といわれています。
またカリウムの力によって体内にたまった塩分や水分を排出したり、食欲アップや疲労回復などにも効果的といわれています。
【選び方】
  • さやの表面がふんわりとしていて、色がみずみずしい薄い黄緑色の物を選びましょう。
  • シワのないものを選びましょう(鮮度が落ちるとシワが出てきたり色が乾いたようになります)。
  • 成長しすぎると硬くなるので、若く柔らかい弾力のあるものを選びましょう。
【保存方法】
  • 乾燥しやすいので、ポリ袋などに入れて冷蔵庫で保存しましょう。できるだけ早く食べましょう。
  • 下茹でしたものは密閉容器に入れ冷蔵庫かチルドで保存しましょう。
冷凍保存の場合 さっと塩茹でしたものを小分けして冷凍しましょう。
使うときは流水にさらすか、レンジで解凍しましょう。
【用途/調理】
  • サヤエンドウなどと同じように硬い筋があるのでこの筋を取りましょう。
  • 揚げ物や煮物の場合は生のままで調理できますが、汁物やサラダなどの場合は下茹でしてから使いましょう。
    揚げ物、煮物、汁物、和え物など。

参考文献
旬の食材百科

https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/fujimame.htm

まだまだ暑さの残る今日この頃、ちょっぴり刺激のあるドライカレーなどいかがでしょうか?

「ドライカレー」

材料    6人分

合いびき肉 450g
タマネギ 300g
ニンジン 200g
ピーマン 2個
生姜 20g
ニンニク 1片
カレー粉 大さじ4~5
粉チーズ 大さじ5
ジャム 大さじ2
醤油 小さじ1.5
ソース 小さじ1.5
スープの素(顆粒状) 小さじ1.5
小さじ1/3
白ワイン 1/3カップ
トマトジュース 1.5カップ
3個
オリーブオイル

作り方

  1. タマネギ、ニンジン、生姜、ニンニクはみじん切りにします。
    ピーマンは7~8ミリの輪切を6枚とり、残りをみじん切りにします。
    輪切のピーマンはさっと炒めておきます。
  2. 卵は水から入れ沸騰したら火を弱め6~7分茹で、水にとり皮を剥き半分に切っておきます。
  3. 大きめのフライパンにAを入れよく混ぜあわせ、中火で両面に焼き目をつけます。
  4. 焼き目がついたらカレー粉を加え炒め、香りが出たらBをいれて混ぜます。
  5. 白ワインを入れ少し火を弱めて、蓋をして5~6分蒸し焼きにします。
  6. 焼き色がついたらトマトジュース1/2を入れて、ヘラで鍋底をこそげながら汁気がなくなるまで混ぜます。汁気がなくなったら残りのトマトジュースを入れ同じように鍋底をこそげながら汁気がなくなるまで混ぜます。
  7. 味見をしてよろしければ出来上がりです。
  8. お皿にご飯を盛り6をかけます。中央にピーマンの輪切を置いてその上に半熟卵を飾ります。


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