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インターネット公開文化講座

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野菜と果物の魅力について

ベジタブル&フルーツマイスター協会認定カルチャースクール講師
栄中日文化センター「野菜ソムリエに学ぶー野菜生活向上のススメ」担当
服部 佳世子

「やっと春」香采(シャンサイ)

 暖かくなってきましたね。
新型コロナは相変わらず頑張っています。
長~い闇夜からなかなか抜け出せません。
そんな中ロシアによるウクライナ侵攻、テレビはそんな状況を毎日伝えています。
ニュースを見るたび心が痛みます。子供たちがかわいそうでなりません。ウクライナの人々に一日も早く平和が訪れますよう。祈ることしかできません。
プーチンさんどこの国民も一緒です。世界はいつも平和でなければなりません。戦争は止めてください。

春の訪れとともに色々な木々や草花が芽吹いてきました。我が家の庭のヒヤシンスは毎日表情を変えています。

あじさいも枯れた木に新しい葉をつけはじめました。

めだかの水を久しぶりに変えてやりました。慣れないのか、不安なのか、みんなで群がって過ごしています。

3か月が待ち遠しかった「梶川」さんの食事会です。

次にホワイトアスパラガスと新玉ねぎのポタージュスープがありましたが、食べることが先に行って写真を撮りわすれました。残念!!

春を満喫した夜でした。次回は6月です。

今回は皆様お好きですか?それとも大嫌い?
そんな香采(シャンサイ)にスポットを当ててみます。
香菜(シャンサイ) パクチー コリアンダー 
【分類】 セリ科 コエンドロ属
葉や茎をハーブや葉菜として食用にして、果実(種)はスパイスとし利用します。スパイスの場合は香采(シャンサイ)とは呼ばず、一般的にはコリアンダーという名称で呼ばれています。カレーや煮込み料理などに使われます。
日本では葉や茎の部分の名称はいろいろで、英語ではコリアンダー、中国の名称香采(シャンサイ)、タイで料理ではパクチーと呼ばれています。 
【原産地】 地中海東部
【美味しい時期】 通年出回っているのであまり旬を感じません。
露地物の場合は春から初夏にかけてです。
【主な産地】
静岡県 岡山県
【栄養/機能性】



  • 独特の香りがあります。この香りが好きな方にとっては食欲増進の効果があるといわれています。
  • 体内に蓄積されている水銀やアルミニウム、鉛、スズなどの重金属を細胞から遊離させる働きがあることから、タマネギやニンニクなど豊富に含硫成分を含む食材と共に摂取することで効果的にそういった重金属を体外に排出させることが出来るなど、デトックス効果があるといわれています。
  • ベータカロテンを豊富に含み、これが体内でビタミンAに変換され、強い抗酸化作用を持ち、活性酸素を抑え動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から守る働きがあるといわれています。またガン予防にも効果的といわれています。
  • ビタミンEも含み、強い抗酸化作用があるので、活性酸素を抑え体内の不飽和脂肪酸の酸化を防ぐ働きがあるので、ベータカロテンと同じように動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防に効果があるといわれています。血管を酸化から守り、血行を良くする働きもあるといわれています。
  • ビタミンKにはカルシウムを骨に定着させる働きがあるといわれ、カルシウムと共に沢山含まれています。
【選び方】
  • 葉がみずみずしく緑色が鮮やかなもので、茎があまり太くないものを選びましょう。(鮮度が落ちてくると葉のいろが黄色っぽくなってきます)
  • 葉先までシャキッとしているものを選びましょう。
  • 茎がヘナヘナしているものは避けましょう。
  • 根付きのままのものがあれば選びましょう。(日持ちがしやすいです)
【保存方法】
  • 乾燥しないように濡れた新聞紙などで包みポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室に立てて保存しましょう。2~3日は大丈夫ですが、香りが薄れてくるので早めに食べましょう。
  • 根付きの物は水を入れたグラスなどに入れておけば室内で活かしておくことができるようです。
【用途/調理】 独特の癖のある香りが本質なので、生のまま使うことが多いのですが、茎や根の部分は煮込み料理の風味として使うとよいでしょう。
サラダ 生春巻き スープのトッピング 炒め物 魚料理などに。

参考資料  旬の食材百科「野菜」
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/syansai2.htm

香采(シャンサイ)を使ったスープです。 

『香采(シャンサイ)たっぷり鶏団子スープ』

材料  2人分

香采(シャンサイ) 1把
鶏ミンチ 200g
 生姜 5g
 甜麵醬 小さじ2
 卵 1/2個
春雨 20g
600cc
中華スープの素 小さじ1

作り方

  1. 香采(シャンサイ)は葉の部分と軸をわけておきます。
    葉は適当な大きさに切っておきます。軸は細かく小口切りにしておきます。
  2. 鶏ミンチにAと小口切りにした香采(シャンサイ)を混ぜよくあわせておきます。
  3. 春雨は沸騰したお湯に入れ火を止めて10分ほど置きます。ざるに揚げて、半分の長さに切っておきます。
  4. 鍋に水600ccと中華スープの素を入れて煮立たせ、その中に3を入れてから2を丸めて入れます。
    (この時ディッシャーの小さい物ですくって入れるとかんたんです。又は小さじを使って入れてもいいでしょう。10個~12個ぐらいできます)
  5. 鶏団子に火が通ったら香采(シャンサイ)の葉を半分入れて火を止めます。
  6. 器に盛り残してある香采(シャンサイ)を上に飾ります。

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