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野菜と果物の魅力について

ベジタブル&フルーツマイスター協会認定カルチャースクール講師
栄中日文化センター「野菜ソムリエに学ぶー野菜生活向上のススメ」担当
服部 佳世子

「新型コロナウイルス怖~い」「メロゴールド」

新型コロナウイルスにかかる患者が日々増えております。
クルーズ船以後、感染がいたるところで猛威を振るっているようです。
皆様におかれましては大丈夫ですか。防ぐためのワクチンも今はなく、手洗い、うがいをしっかりして、よく睡眠をとり、身体によいものを食べて防ぐより仕方がないのでしょうか?
ディズニーランドをはじめ、いろいろな施設が封鎖している昨今です。
学校は休校、春の選抜高校野球大会は中止、球児たちにとってとても悔しいでしょうね。
これは日本ばかりではなく、世界中で広がっております。
WHOは「パンデミック(世界的大流行)」を宣言いたしました。
見えない敵の侵入によって、私たちはいったいどのように過ごしたらいいのでしょうね。
ただただ一日も早い終息を願うばかりです。この先東京オリンピックもあることですから。
私は皆さんと同じようになるべく外出を控えております。好きなデパートへも行けません。美容院は先生が熱を出されお休み、病院(眼科)は予約をキャンセル、接骨院も1カ月近く行っておりません。
ですが、今のところ元気に過ごしております。心配なのはマスクがないことです。

暇を持て余し、イチゴのジャムやら八朔のマーマレードを作ったりしています。

退屈しのぎに何か作っていると一日があっという間に過ぎてしまいます。

そうそう3月8日は恒例の「名古屋ウィメンズマラソン」でした。
生憎の雨降り、それに沿道での応援が規制されていたので私も家の窓から見たり、テレビで見たりしていました。いつもなら黄色い歓声が家まで届くのですが・・・・・

テレビを撮ったのでおかしいですよね。
東京オリンピックへの切符をつかんだのは
一山麻緒さんでした。

今回はジューシーで甘いメロゴールドについて記載いたします。
季節的には3月までのようですが、美味しいので来年にでも食べてください。

『メロゴールド』
カリフォルニア大学においてグレープフルーツ(ホワイト)と文旦の一種であるポメロを交雑させ生まれた実生から選抜育成された柑橘といわれています。
姉妹品にスウィーティー(オロブロンコ)があります。
【分類】 ミカン科 ミカン属
【原産地】 アメリカ
【美味しい時期】 アメリカ、カリフォルニア州では11月から収穫が始まります。国内に出回るのは12月から3月くらいとなります。
国内に流通している物は全てアメリカから輸入されたものです。
【特徴】 姉妹品種のスウィーティーに比べ大玉で500g~600gあります。形は文旦のような球形の物もありますが、多くは扁平気味で頭の部分が尖った感じになっています。
表皮は薄い黄緑色から黄色で、白い綿の部分はグレープフルーツよりやや厚みがあります。
【栄養/機能性】
同じ品種のスウィーティーで栄養/機能性を記します。
  • ビタミンCを豊富に含んでいるので、美容や風邪などに対する免疫力を高める効果があるといわれています。
  • グレープフルーツと同じようにフラノクマリンという成分が含まれており、これには薬の血中濃度を上げる作用があるといわれているので、薬によっては効きすぎや副作用が通常よりも強く表れてしまうようなことが起こる場合があるといわれているので注意しましょう。
  • 果皮には、テルペン系炭化水素などの精油成分が含まれているので、発砲スチロールなどを溶かしてしまうことがあるといわれています。これは精油成分が溶剤としての作用があるためで、洗剤などにも利用されています。しかし普通に食べる分には体に影響はないといわれています。
【選び方】
  • 持った時にずっしりと重みを感じ、ハリとツヤがあるものを選びましょう。
  • 表面がへこんでいるものや、真っ平らな部分があるものは、長期間箱の底で圧迫されていた可能性があるものなので避けた方がいいでしょう。
【保存方法】 皮に厚みがあるので、寒い時期なら冷暗所で結構日持ちします。少しでも長持ちさせたい場合は、乾燥しないようにラップで包むか、ポリ袋などに入れて、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
【美味しい食べ方】
  • 皮はやや硬いうえ、白い綿の部分は厚みがあるので、ナイフを使ってむいた方がいいでしょう。
  • サジョウはしっかりしているので房取りしても形が崩れにくく、そのまま美味しく食べられます(小さい種があります)。
【用途/調理】 房の状態にするとケーキなどのトッピングやサラダなどに見栄えがよいです。ヨーグルトに加えたり、絞ってジュースやシャーベットにしても。

今回は同じ柑橘類である八朔のマーマレードを作りました。

『八朔のマーマレード』

材料

八朔 2kg
砂糖 600g
ブランデー 1/4カップ

作り方

  1. 八朔は皮を使うのできれいに洗いましょう。
  2. 6等分し、一つずつ包丁を使って皮と実をはがし、別々にしておきます。
  3. 全部できたら、皮を端から線状に切っておきます。
  4. 実はきれいに実だけにしておきます。
  5. 鍋に皮を入れ、水をかぶるくらい入れて火にかけます。
  6. グラグラしたらざるにあげ、再び鍋に入れ水を入れて火にかけます。これを3回繰り返し、最後はざるにあげないで鍋に入れたまま、ひと晩おきます。
  7. ひと晩置いたものをざるにあげ、もう一度鍋に入れてグラグラさせて、ざるにあげます。
  8. ふたたび鍋に入れ水を入れて、今度は好みの柔らかさになるまで煮て、柔らかくなったものをざるにあげ、手で触れるまで冷まします。
  9. 鍋に8.を軽く絞って入れ、砂糖を加え煮ます。
  10. 杓子で混ぜながら、しばらくして4.の実を加え煮ます。少し鍋底が見える程度で火を止め、ブランデーを入れ混ぜます。冷めると固くなるので煮詰めないように気をつけてください。
  11. 出来上がった物は食べる分だけ器(瓶など)に入れ、残りはジップロックに入れて冷凍します。食べる分だけ出して食べましょう。

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