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インターネット公開文化講座

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野菜と果物の魅力について

ベジタブル&フルーツマイスター協会認定カルチャースクール講師
栄中日文化センター「野菜ソムリエに学ぶー野菜生活向上のススメ」担当
服部 佳世子

「新年」「マーシュ」

 明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
コロナが収束しない中のお正月はいかがでしたでしょうか。私は初詣で近くの氏神様に行ってきました。熱田神宮には暮れに行ってきました。人もまばらでゆったりとした雰囲気の中でゆっくりお参りすることができました。一日も早いコロナの収束をお願いいたしました。境内には寒桜が緑の木々の間でピンク色に頬を染めていました。

この写真は毎朝参拝に行く氏神様、白山神社の境内です。
そこで一句
「境内を 見上げてみれば 寒桜」

今年はどんな年になるのでしょうか。オリンピックが良い状態で開催できるといいですね。
クリスマスもどこへも食事に行かず一人さみしい日を過ごしました。
それでも気の合った友人と3か月前に予約しておいた、いつもの日本料理「梶川」さんに行ってまいりました。
2月号をお楽しみに・・・・・・
暮れに親戚が美味しいイチゴを持ってきてくれました。
紅つつみという品種です。大きくて甘く適度に酸味もあり美味しいイチゴでした。私の行く「スーパーサポーレ」では1パック1,280円で売っていました。それを2パックいただき感謝です。ビタミンCをたくさん摂ってコロナに打ち勝ちます。

新年早々はあまり知られていないマーシュ/コーンサラダにスポットを当てたいと思います。

『マーシュ』 ヨーロッパでは古くから野菜やハーブとして、親しまれています。
フランス料理でもおなじみの食材で、サラダの他、前菜やメイン料理の付け合わせなどにもよく用いられます。
イギリスではコーンサラダとよばれています。なぜならばトウモロコシ畑でよく自生しているのが見られたからといわれています。
日本では野にできるレタスということから「ノヂシャ」という和名がつけられていますが、レタスのキク科とは植物学上別種のオミナエシ科にあたります。
【分類】 オミナエシ科
【原産地】 ヨーロッパ
【特徴】 マーシュの葉は長卵型から楕円形の形で、地面に広がるように株が広がっています。
通常は若い間に株ごと収穫され、柔らかい葉を生のままサラダなどで食べます。葉は柔らかく柄の部分がシャキシャキした食感があり、ほんのり甘味を感じます。
ハーブとして使われることが多いのですが、強い香りやクセがないことからどんな料理にも合わせることができます。
【美味しい時期】 12月~1月
【主な産地】 千葉県 三重県 北海道
日本全国どこでも栽培できるようですが、真夏の酷暑には向いていません。
【栄養/機能性】
  • ビタミンCをコマツナやヨモギなどと同じくらい含んでいます。シミやそばかすを抑制する効果があるといわれています。
    風邪予防や疲労回復に効果があるといわれています。
    また老化防止にも効果があるといわれています。
  • 緑黄色野菜のひとつでβカロテンを多く含み抗発ガン作用や免疫賦活作用があるといわれています。
    体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。
  • 貧血を予防する効果があるといわれている鉄分をはじめミネラル類も含まれています。
【選び方】
  • 緑が濃く、シャキッとしているものを選びましょう。
    黄色っぽいものは避けましょう。鮮度の落ちている証拠です。
  • 若く株ごと収穫されているものを選びましょう(柔らかくて美味しい)。
    育ちすぎているものは葉柄が固くなっていることが多いので避けましょう。過熱調理用にはいいです。
【保存方法】 傷みが早いので、なるべく早く使い切りましょう。
乾燥しないようにポリ袋などに入れ、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。
【用途/調理】 生のまま使う場合はなるべく葉をばらさず、軸の先の固い切り口だけ切り落として塊の状態で使う方が見栄えがします。
味や香りにくせがないので、基本的にはどんな料理にも使えます。
茹でる時は食感が損なわれないように短時間で引き上げ、すぐに冷水に落とすようにしましょう。
サラダ 付け合わせ 炒め物 汁物など。

ずいぶん以前に掲載したと思いますがお正月に因み、もう一度復習の意味で「だし巻き卵」「伊達巻」のレシピを掲載いたします。

『だし巻き卵』

材料    1本分

6個
砂糖 60g
大さじ2
醤油 大さじ1
少々
だし汁 1/2カップ
サラダオイル

作り方

  1. 卵を割りほぐして調味料と混ぜておきます。
  2. 卵焼き器に油をひいてよく温まったら1.を少し入れて焼き、端からくるくると巻いていきます。中火ぐらいで焼きます
  3. 卵のないところに油をひいてまた1.を流し入れ、同じように端から巻いていきます。これを5回くらい繰り返して行います。

  4. 出来上がったら巻きすに巻いて暫く置きます。

  5. 適当な大きさに切って召し上がって下さい。

辛味ダイコンを添えて食べるのも格別で~す!

『伊達巻』

材料    1本分

6個
砂糖 50g
大さじ1
醤油 大さじ2/3
少々
だし汁 1/2カップ
白はんぺい 1枚(120g)
サラダオイル

作り方

  1. ボールに卵からだし汁まで入れ、その中に細かく切った白はんぺいを入れます。
  2. 1.にバーミックスを入れてかきまわします。滑らかになるまで。
  3. 卵焼き器に油をひいて温まったら全部流し入れ一番弱い火にして23分焼きます。
    焼きあがったら魚焼器かオープントースターの上火だけ効かせた中に入れて焼き目をつけます。
  4. 伊達巻の巻きすに3を置き手前から巻きます。巻きすについているひもで縛ってもいいですが、他のひもで2か所縛った方がしめやすいです。冷めるまで巻きすに巻いておきます。
  5. 巻きすからはずして、適当な大きさに切ります。

以前はフードプロセッサーを使いましたが、バーミックスの方が簡単です。

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