文化講座
「散歩道」「銀杏」
早いもので、今年も残すところカレンダーが3枚!なんと9か月の月日が経ちました。
過ぎた日々を振り返ると本当に毎日充実していました。毎月1回、こちらの原稿を書きながら思い起こすどのエピソードも、嬉しいものあり、楽しいものあり、美味しいものあり・・・のすばらしいものばかり、私が書いたものが、こうして掲載されるのが1か月後なので、時折季節が少し前の話も含まれていますが・・・皆さん楽しんでくださってるといいなあ、と思っております。
さて10月といえば行楽シーズン真っ盛りですね。
皆さんも、今から秋を満喫できる様々な計画を立てておいでと思います。
毎年この時期になると、心弾む旅行計画がはじまります。そう、野菜ソムリエ仲間たちとの旅行で、昨年11月にもその際の様子をこちらで紹介いたしました。昨年は私がプランを担当する番でしたので、もちろん名古屋がその「旅先」になりましたが、残念ながら
今年はそれぞれの予定が合わないこともあり、計画を見送ることになったようです。
毎年楽しみにしている私にとってなんだかちょっぴり寂しい気分です。
そんな矢先、その野菜ソムリエの仲間の一人からお電話が入りました。なんと今シーズン、彼女はイタリアに行く計画を立てたというのです。なんと、なんと!うらやましいこと!
詳しく聞いてみると、彼女が私に電話してきたのには訳がありました。
話は変わって朝の散歩のお話しです。最近朝のお散歩時に出会うワンちゃん、猫ちゃんたちを撮ってみました。
彼らのかわいらしさ、いろいろな表情に癒されるひととき、毎朝この散歩の時間がより楽しみです。
リリーちゃんはコッコちゃんとチャッピーちゃんのお散歩についていきたいらしく、いつも「一緒に連れてってよー」とおねだりしては飼い主のお父さん、お母さんを困らせています。
一人お留守番で寂しそうにしているリリーちゃんを撫ぜてあげるのですが、喜んで「ニャー」と甘えた声をだします。ずっと撫で続けていると「ニャア~、ニャア~」といっそう嬉しそうに私の手を噛みついてきます。そのしぐさがかわいくて、ついついもっともっとと撫ぜてしまうのでした。
朝の散歩の楽しみは動物たちだけではありません。
散歩の途中の神社にはイチョウの木がありこうした植物たちからも癒しと楽しみをもらっています。
はてさて、今回の私のグルメ情報は我が家の恒例家庭料理のおもてなしについてです。
実は、以前骨折したところと同じ部分を捻挫してしまいました。そのためいつもより簡単なお料理が中心となりました。でもそれなりにがんばって腕をふるったのですよ。
夏バテ知らずの特別ドリンク2種!今年の夏を乗り切ったお助けマンたちです
そろそろ茶わん蒸しが恋しくなる季節です。
茶わん蒸しといえば・・・そう、上記でも登場した秋の味覚「銀杏」ですね。
『銀杏』 | イチョウの種子で、イチョウは雌雄異株で、10月中旬から下旬に雌木に果実が熟します。 白い殻をとると、薄皮のついた中に柔らかいヒスイ色をした仁があり、これを食用にします。 |
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【分 類】 | イチョウ科 イチョウ属 |
【原産地】 | 中国 |
【歴 史】 | 歴史は古く、日本へは室町時代に朝鮮を経由して入ってきました。寺や神社に植えられています。 |
【美味しい時期】 | 【種類】を参考にしてください。 |
【栄養/機能性】 |
注意:銀杏にはビタミンB6の作用を妨げるメチルビリドキシンという中毒物質が含まれているといわれているため過剰摂取には気をつけましょう。
大人で1日10個程度、子供は5個程度(子供は肝臓の機能が未発達のため)特に5才以下の子供には注意しましょう。 |
【種類】 | 金兵衛 (早生種) |
7月中旬~9月中旬 殻のキメは粗く、長円形で、黄味をおびる。 |
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久寿 (中生種) |
8月中旬~10月上旬 殻のキメは細かく、色は白く円形。苦みが少なく、もっちり感があり、食味は最高。 | |
栄神 (中生種) |
8月上旬~10月中旬 より小型で、金兵衛より殻のキメが細かい。 殻が薄く割りやすく、外観、食味ともによい。 | |
籐九郎 (晩生種) |
8月下旬~10月中旬 いちばんの大型種で豊円形が特徴。殻のキメが細かく、色は白く、殻が薄く割りやすい。品質、食味とも良好で、貯蔵性にも優れている。 |
【産地】 |
愛知県が全体の3割を出荷 生産量日本一は愛知県祖父江町(現・稲沢市) 次いで、岐阜県・新潟県・埼玉県・福岡県・大分県 |
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【見分け方】 |
殻の表面の色が白いものを選びましょう。 表面デコボコしていないものを選びましょう。 粒が大きく、よく乾燥したものを選びましょう。 実を振って音がするものは避けましょう。 |
【保存方法】 |
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【用途/調理】 |
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参考文献
http://kudamono8.jp/index.php?FrontPage
「野菜と果物の品目ガイド」 農経新聞社
「新家庭百科事典」講談社
銀杏は脇役ですがお正月の一品にもなる船盛焼きをご紹介いたします。
船盛焼き
材料 4人分
魚切り身(まだか、すずき) | 50g×4 | |
かき | 8個 | |
えび | 8尾 | |
白醤油 | 大さじ2 | |
酒 | 大さじ1 | |
生姜汁 | 10g | |
生椎茸 | 50g(4個) | |
銀杏 | 12粒 | |
白板昆布 | 4枚 | |
アルミ箔 15センチ長さ | 4枚 | |
【ポン酢】(市販のものでもよいです) | ||
橙しぼり汁 | 大さじ2 | |
だし汁 | 大さじ2 | |
うすくち醤油 | 大さじ2 | |
【薬味】 | ||
ダイコン | 50g | |
鷹の爪 | 1/2本 | |
又は一味唐辛子 | 少々 |
作り方
1. | 魚は塩水で洗い、切れ目をいれます。 かきは塩水で洗い真水で2、3回洗います。 えびは背ワタをとり洗い、尾一節を残して皮をむきます。 生椎茸は洗い切れ目を入れておきます。銀杏は下処理しておきます。 |
2. | アルミ箔を舟形に作ります。 |
3. | 1を白醤油、酒、生姜汁に15分程度つけておきます。 |
4. | 2の舟形アルミ箔に白板昆布をしき、1の材料をのせて、オーブン250度で15分程度焼きます。 |
5. | 【ポン酢】を作ります。橙は半分に切ってしぼり、だし汁、うすくち醤油と合わせておきます。(こちらのポン酢は風味があっておススメなのですが、お好みの市販のポン酢をお使いになってもよいです。)
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6. | 【薬味】の準備をします。ダイコンに穴をあけ、鷹の爪をさしておろします。 (大根おろしに一味唐辛子を混ぜてもいいです) |
7. | 焼きあがった4をお皿に盛り【ポン酢】と【薬味】をかけて召し上がって下さい。 |