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インターネット公開文化講座

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野菜と果物の魅力について

ベジタブル&フルーツマイスター協会認定カルチャースクール講師
栄中日文化センター「野菜ソムリエに学ぶー野菜生活向上のススメ」担当
服部 佳世子

「春本番」「セルバチコ」

 春真只中お花見のシーズンですね。残念なことに桜は3月のうちに満開になってしまいました。最近は温暖化のせいか開花が年々早まっているような気がいたします。
 入学式に親子で桜と共に写真が撮られていないのは寂しい気がいたします。

 皆さま花粉症は大丈夫ですか。私は今まで感じたことがなかったのですが、今年はくしゃみ連発、鼻水たらたら、こんな症状が出てしまいました。ティッシュペーパーのいることいること1箱あっという間に使ってしまいます。これも季節が過ぎれば治るでしょう。
 何か月かぶりに「梶川」さんに行ってきました。
 筍など春の食材テンコ盛りの美味しく、美しい、楽しいお料理でした。
 今回も感激しました。

 梶川さんはこれだけ美味しいもの、旬の物を使ってお値打ちです。
 次回は6月1日です。楽しみです。
 今日丁度ふるさと納税で届いたホワイトアスパラガスがあるので早速スープを作ってみました。美味しく出来ると思います。レシピに記載いたします。

 今回はイタリア料理によく使われる「セルバチコ」について勉強したいと思います。

「セルバチコ」

外国語がもとになっているため、発音によってセルバチコ、セルバチカ、セルウァチカ、セルウァーチカなど色々な表記がされていますが、どれが正しいかとゆうわけではありません。生鮮売り場ではセルバチコ、種苗販売ではセルバチカというのが多くみられるようです。
【分類】

アブラナ科  エダウチナズナ属
ルッコラの一種と思われがちですが、植物学には別種でルッコラが1年草に対し、セルバチコは宿根草(多年草)です。和名もルッコラが「キバナスズシロ」と呼ばれるのに対して、セルバチコは「ロボウカラシ」とよばれています。
【原産地】 欧州及び西アジア
【美味しい時期】 宿根草ですので年中収穫でき年中美味しくいただけます。
【特徴】 セルバチコはハーブにあたり、ルッコラと同じようにゴマのような香りやピリッした辛みと苦味を持っています。一般的なルッコラよりもその風味は強く、野生的な風味を楽しめます。
【栄養/機能性】

  • アリルイソチオシアネート(芥子油)を含み、これは大根やからしなどに含まれる辛み成分と同じで、抗がん作用や抗菌作用、他に多血栓予防にも効果があるといわれています。
  • β―カロテンやビタミンE、ビタミンKを豊富に含む栄養価が高い緑黄色野菜といわれています。
  • マグネシウムやリン、鉄といったミネラルを豊富に含む野菜といわれています。
【選び方】
  • 緑又は黄緑色が鮮やかなもので、茎葉はシャキッとしているものを選びましょう。
  • 黄色っぽくなった物は鮮度が落ちている物なので避けましょう。
  • 葉の色が濃いものほど風味が強い傾向にあります。若く茎が細い葉の方が風味は柔らかいようです。
【保存方法】 青菜類同様に乾燥しないようにポリ袋などに入れて立てて冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。
【用途/調理】
  • 香りや辛味が強いので、それだけでサラダにするには強すぎるので他の野菜と合わせて使い、味や香りのアクセントとして使うといいでしょう。
  • さっと炒め、パスタや魚、肉料理の付け合わせに。
  • 炒め物や、お浸しなどに。

参考資料 旬の食材百科「セルバチコ」
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/Selvatica.htm

 前述したように、ホワイトアスパラガスと新玉ねぎのスープを作りました。

ホワイトアスパラガスと新玉ねぎの和風スープ

材料  2人分

 ホワイトアスパラガス 中5本

 新玉ねぎ 1/2コ 100g
 ご飯 30g
 ゆで汁 100㏄
 牛乳 200㏄
 塩 小さじ2/3
トッピング
 明太子 適宜
   
   

作り方

  1. ホワイトアスパラガスは下の部分3㎝ほど落としてピーラーで中ほどから皮をむきます、半分に切っておきます。
  2. お湯を沸かし、剥いた皮と落とした下の部分を入れ、下の部分をいれて、1分たったら上の部分を入れ10分ほど茹でます。(柔らかくなるまで)1㎝くらいに切っておきます。
  3. 新玉ねぎは短めに切っておき、器に入れラップをかけて電子レンジ600Wで2分かけます。
  4. 炊き立てでも、冷ご飯(電子レンジなどであたためておきます。)を用意します。
  5. ミキサーに1〜4、とホワイトアスパラガスのゆで汁を入れてミキサーにかけます。
  6. どうしても筋が残るので裏ごししてください。
  7. 鍋に移し牛乳を入れて弱火で沸騰しないように温めます。そのまま冷まします。
  8. 冷たくしたい方は冷蔵庫に入れてください。
  9. 器に入れて好みのトッピングをあしらってください。
  10. 今回明太子をトッピングしたところ、グッドでした。アサツキはいまいちでした。

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