文化講座
「春爛漫」「菊芋」
各地で桜の開花が報じられる今日この頃です。
皆様は桜見物堪能されましたでしょうか。
パッと咲いてパッと散る潔い桜。咲いている時は皆にちやほやされますが、葉桜になると誰も振り向いてくれない、なんともはかない命。だからこそ満開が美しく皆を引き付けるのでしょうね。そんな人生もいいかなぁと思いながらいつも桜の気持ちになって花見をしています。と言ってもいつも近場の山崎川であったり、名古屋城のお堀沿いで咲いている桜を車の中から見るといったとても生皮な桜見物です。
4月はなんといっても「新」という言葉の付く月ですね。
入学式、入社式等、新一年生が新しい門出にワクワク、そして周りの私たちも何やらそわそわと心落ち着かない月のように思われます。
新一年生おめでとうございます!!
3月8日前日の雨はどこに、朝から雲一つない快晴、肌寒さもゆるみ、心地よい天気になりました。沿道からは「がんばれ!」「がんばれ!」と黄色い声援の中、次から次に目の前を走っていく軍団。そうです、名古屋ウィメンズマラソン2015です。そういえば去年も記載しましたね。今年もそんな季節がやってきました。
環状線沿いにある我が家の前は人、人で皆一人ずつに声援を送っていました。
当然私もその中の一人ですが・・・・・テレビを見たり、外に出たりでお目当ての彼女を探し、忙しく出たり入ったりを繰り返していました。
さてさて、しばらくぶりに野菜ソムリエの集まる会に参加させていただきました。
前にも書きましたが野菜ソムリエ協会の講師でもいらっしゃいます田中先生のお店「ハタケノタナカ」で催された「土佐の宴in名古屋」でした。
岡崎農園さんのフルーツトマト"リサフルーツトマト"のご紹介そして高知県の食材を使って、田中先生がお料理を提供してくださいました。
今回は地味な菊芋にスポットを当てたいと思います。
菊芋は非常に繁殖力が強く、在来種に対して競合、駆逐の恐れがあることから要注意外来生物に指定されています。
『菊芋』 | ブタイモとも呼ばれています。 | ||||
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【分類】 | キク科 ヒマワリ属 | ||||
【原産地】 | 北アメリカ | ||||
【伝来】 | 日本には江戸時代末期に家畜の飼料用として導入されました。 そんなわけでブタイモと呼ばれていたようです。 |
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【美味しい時期】 | 11月~12月もっとも出回る時期 菊芋は秋に根が大きくなり、翌春にはそこから新しい芽がでてきますので、収穫はその間いつでもできます。しかし雪が多いところでは収穫できないので、11月頃と3月~4月に出回ります。 |
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【栄養/機能性】 |
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【選び方】 |
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【保存の仕方】 |
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【用途/調理】 | みそ漬け サラダ 煮物 揚げ物 焼き物 炒めものなど |
参考資料 旬の食材百科
http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/kikuimo.htm
今回は菊芋を使ってスープを作りました。
「菊芋のスープ」
材料 4人分
菊芋 | 300g | |
タマネギ | 50g | |
バター | 10g | |
水 | 700cc | |
スープの素 | 1個半 | |
塩 | ||
コショウ | ||
生クリーム | 100cc | |
パセリ |
作り方
- 菊芋は皮を剥いて7㎜くらいの厚さに切って水でさらし水切りしておきます。
- タマネギは短いせん切りにしておきます。
- パセリはみじん切りにして水でさらし固くしぼっておきます。
- 鍋にバターをとかし2のタマネギをしんなりする程度に炒めます。
- 4に1の菊芋を入れさっと炒めます。
- 5に水とスープの素を入れ煮ます。最初は強火で煮立ったら中火に落として菊芋が柔らかくなるまで煮ます。
- 6が柔らかくなったら、火からおろし、冷めたらミキサーにかけます。
- 再び鍋に入れて火にかけ塩、コショウで味を付けます。スープから味が出ているので味を見てから塩、コショウしましょう。特に塩にご注意ください。
- 味が整いましたら火を止めて生クリームを入れます。
- お皿に注いでから3のパセリのみじん切りをトッピングします。クラッカーでもいいです。