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インターネット公開文化講座

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野菜と果物の魅力について

ベジタブル&フルーツマイスター協会認定カルチャースクール講師
栄中日文化センター「野菜ソムリエに学ぶー野菜生活向上のススメ」担当
服部 佳世子

「真っ赤なポルシェならず真っ赤なアバルト」「ゴーヤー」

 皆さまこんにちは、お元気ですか?
 いよいよ一年で一番憂鬱な時期が来ましたね。梅雨の前から雨がよく降り、すっきりしない天気でしたね。
 連休はいかがでしたでしょうか。3年ぶりの制約のない連休でしたが、どこかにお出かけになられたでしょうか。観光地は人々で賑わっていました。
 後が心配です。コロナ感染症の陽性者が日に日に増してくるのではないかと・・・・・。私はどこへも行かずひたすら庭のいらないものを捨てて整理しました。大してきれいにはなりませんでした。つゆが明けたら従兄弟が濡れ縁を作ってくれるというので整理しました。彼はDIYが得意です。楽しみにしています。
 一点だけ楽しみがありました。連休と連休の間に新車が入りました。
 以前に乗っていたカローラで最後にするつもりでしたが、またまた替えてしまいました。
 まだ1年半乗っただけでしたのでもったいないと思いましたが、だんだん乗れなくなってしまうと、年齢的に、「今だ」と思い、思い切って替えました。真っ赤なかわいらしい車です。よく走りますよ。
 早速その日に椿大神社に行きお祓いをしてもらいました。

夏の代表選手ゴーヤに登場願います。
「ゴーヤー」 ゴーヤーチャンプルーで知られているように、沖縄ではなじみの野菜です。
【分類】 ウリ科 ツルレイシ属
英 名:Bitter melon、Bitter gourd
中国名:苦瓜
和 名:ツルレイシ/蔓荔枝、またはニガウリ/苦瓜
別 名:ゴーヤー、ゴーヤ


だいぶ大きくなりました。

【原産地】 熱帯アジア  その他の熱帯地域でも野生種がみられるそうです。
【歴史】 日本に伝わったのは江戸時代といわれ、九州や沖縄で栽培が始まりました。
【ゴーヤーの種類】 白いゴーヤー イボがないタイプのゴーヤー
【ゴーヤーの特徴】
  • 一般的なゴーヤーは長さ25cmほどでややキュウリのような細長い形で両端が尖った紡錘形になっているのが特徴です。
  • 果実表面は緑色で無数のイボで覆われ、ところどころのイボが長く連なった状態になっています。
  • 黄緑色の果皮の内側は白い綿状の部分とその中に種が並んでいます。
  • 食用にするのはこの綿状の部分と種を取り除いた緑の果皮の部分です。
  • ゴーヤーには特有の苦味があります。
    この苦味は品種によって強いものからあまり感じないくらいのものまであり、イボが少ないものや色が薄い物の方が苦みが少ないといわれています。

【美味しい時期】 通年流通していますが
なんといってもです。
【主な産地】 沖縄県 宮崎県 鹿児島県
九州以外では群馬県
【栄養/機能性】

  • ビタミンCを豊富に含んでいるので、風邪の予防、疲労回復、肌荒れの改善に効果があるといわれています。
    通常ビタミンCは過熱すると壊れやすいのですが、ゴーヤーは炒めても壊れにくいといわれています。
  • ゴーヤーの独特の苦味成分モモルデシンとチャランチンが血糖値やコレステロールを低下させる効果があるといわれています。
  • 緑黄色野菜の一つでβ―カロテンを含んでいます。
    β―カロテンは油と相性が良いので、炒め物などで食べることで効率よく吸収されるので、夏バテしやすい時期に適した食材といわれています。
【選び方】
  • ふっくらしていて、あまり大きすぎないものを選びましょう。(美味しいです)
  • 色が濃く鮮やかで表面に艶のあるものを選びましょう。(若く新しいです)
  • イボの先がつぶれているものが新鮮な証拠なので選びましょう。
  • 持った時に硬いくらい張りがあり、ずっしりと重みを感じるものを選びましょう。
【保存方法】
乾燥しないように濡れた新聞紙などに包み冷暗所に置いておくか、それをポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。
     冷凍保存
  • さっと軽く茹でたものを小分けして冷凍すると長期保存できます。
  • 炒め物に使う場合は切って塩でアク抜きしたものを生のまま冷凍しましょう。
       注意
和え物に使う場合は解凍後茹でてください。
  • 使う場合は凍った状態のまま必要な分だけ取り出し解凍しないで調理しましょう。
  • 水気をしっかりふき取ってから保存袋に入れ、薄く広げるようにして出来たら急速冷凍しましょう。
【用途/調理】 切り方 縦半分に切り、中の白い綿のような部分と種をスプーンなどでこそぎ取るように取り除きます。
苦味成分は果実の表面に多く含まれているので、苦いのが苦手な方は表面の皮をピーラーなどで少し剥くといいでしょう。
アク抜き法 切った物をボールに移し、塩を振って軽くもみ、そのまま10分~20分ほどつけておきます。
少し水分が出てきたら、流水でさっとすすぎます。
苦味を減らしたい時は、すすぐ前に沸騰させた湯をくぐらせる程度にさっとゆでてから流水ですすぐといいですよ。
すすいだものをザルにあげ、キッチンペーパーなどで余分な水気をふき取りましょう。
冷凍する場合もここまでやった物をバットに広げて冷凍すると、使う際にそのまま使えます。
塩ゆでするだけでアク抜きする方法
水に対して2%の塩(1Lに対して20g)を加えて沸騰させ、その中にカットしたゴーヤーを入れ、1分ほど茹で、冷水にとって色止めします。熱が取れたらすぐザルにあげ、よく水切りします。
炒め物 天ぷら 和え物 肉詰め 佃煮 ジュース

参考資料  旬の食材百科 「ゴーヤー」
https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/nigauri.htm

今回は夏に向かって簡単で毎日飲みたくなるジュースをご紹介します。

「ゴーヤーのジュース」

材料  2人分

ゴーヤ 半分
バナナ 小2本
牛乳 360cc
レモン汁 小さじ1
   
   

作り方

  1. ゴーヤーは縦半分に切り綿と種をスプーンで取り除き、小口切りにします。
  2. バナナは皮を剥きすじを取って小口切りにします。
  3. ミキサーに1と2を入れ牛乳をいれてよくまぜます。
  4. ゴーヤーの細かいのが残るのが嫌な方はこしてください。(私は平気です)
  5. グラスに注ぎ好みで氷をいれます。
    夏になると毎朝飲んでいます。爽やかで美味しいですよ。

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