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デジタル写真の楽しみ方

(社)日本写真家協会(JPS)会員・フォトス ハットリ 代表
服部 辰美

桜を楽しむ

年度替わりの四月、桜の開花も各地で聞こえてきます。場所によってはもうすぐ散り始めるよというところもあるかもしれませんね。自分の予定を『さくら』に合わす気持ちで計画的にいろいろな場所を訪れたいですね。

桜は品種の種類が600種類以上あるらしいです。代表的なものにソメイヨシノ、枝垂れ桜、河津桜、山桜などがありソメイヨシノが八割を占めているようです。山桜は葉と花が同時に展開していくのが特徴です。河津桜は寒さが残る1月下旬から3月に濃いピンクの花が咲き我々を楽しませてくれます。
他にもしだれ桜も割とこの地方では早めに花を開くことが多いです。ソメイヨシノが咲き始めると桜の季節をより強く感じることができますよね。古木に多いエドヒガンザクラもこの時期早くから楽しめます。一本桜として撮影に向いているのがこの枝垂れ桜とエドヒガンザクラではないでしょうか。観光課などの春のパンフレットも桜中心に扱ったものも出ていますので参考にするといいでしょう。神社仏閣等で撮影される場合、その場所のルールに沿って撮影しましょう。

河津桜⇨エドヒガンザクラ、枝垂れ桜⇨ソメイヨシノ⇨八重桜⇨山桜の順がこの地方での咲き方だと思っています。4月いっぱい近くの桜で楽しめるでしょう。また本当に好きな方は桜の咲き具合に合わせて順番に北上する『桜旅』を計画して撮影旅行を楽しむのもいいと思います。桜の撮影は満開を狙う、これが美しい姿を捉えるポイントです。

広角、標準、望遠レンズをうまく使い分けて桜写真のレパートリーを増やしましょう。花の密度の濃い木などは広角で近寄ると迫力が出ます。また望遠レンズの圧縮効果でより密度が高くなる撮影も桜の木のポートレート風でいいのではないでしょうか。注意点はなるべく画面の中に人工物が入らないよう撮る前によく観察してみることです。より自然ぽい感じが出やすくなります。
桜を撮るとき私はポートレート撮影のつもりでその個体を形、色、光の状況などを観察しています。また訪れた時間にとどまらずに早朝、夕方などの光に再訪することもあります。その桜の適材適所を考えるのが理想です。

満開時に悩むのがお天気の問題です。開花してもすぐに撮らないと次の日には散ってしまうことも考えながら雨の日は背景の良いここ、晴れの日にはこの桜というように事前のロケハンも大切なポイントですね。池などがあれば散った後の姿も綺麗です。どんな天候状況でも桜は楽しめるという気持ちで挑戦してみてくださいね。

今月の一枚


日本三大桜のひとつ根尾の薄墨桜です
満開を終えて新緑の葉桜を撮ってみました。満開時期には多くの観光客が訪れますが、それが終わると静かな里山に戻ります。若葉の短い時期の老木(樹齢1500年)もいいですね。

岐阜県本巣市 根尾の薄墨桜


筆者のブログには、デジ一眼やコンデジで撮影したものを
いろいろ掲載しています。
PHOTO COLOR
http://tatumiiro.exblog.jp/

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