文化講座
赤ちゃん、子供を撮る
暑い夏の盛り、みなさんの写真生活はいかがでしょうか。
女性の方は、日焼けを避け写真撮影も子供さんと一緒に夏休みに入っているかもしれませんね。
写真は、遠くまで出かけなくても題材は身近にたくさんあることを今までに何度もお話してきました。この夏休みにしか撮れないものを見つけることも写真の楽しみのひとつではないでしょうか。
赤ちゃんや子供の姿は、思っている以上に早い成長をしています。写真に残すことで後日撮った写真を見返すとそのことがよくわかるでしょう。
ただ、せっかく残す写真ですから単に記録だけで写すというのではなくその時の最高の瞬間を撮ることを心がけましょうね。
デジタルカメラで撮影するときは、なるべく自然光で撮影するようにフラッシュはoffにして撮るといいでしょう。そのためには、デジタル一眼の場合、撮影モードをプログラムオートや絞り優先、シャッター優先モードなどの設定で撮影するとカメラ内蔵のフラッシュが不意に光ることを防ぐことができます |
□ 光を観察する
部屋の中で撮影する場合も日中であれば自然光をメインの光源としてカメラのフラッシュを使わないようにしてください。この時注意することは、カメラブレや被写体の動体ブレなどで失敗しないようにシャッタースピードをなるべく速い速度で切れるように心がけましょう。
一番いい表情を捕らえたいと思うときは、大体動きがある場合が多いので部屋の明るさを考えながらISO感度の設定を少し高めになるように設定しておくと良いでしょう。シャッタースピードの目安は、1/125秒以上で シャッターが切れるようにすると安心です。
光の方向には順光、逆光、半逆光などがあります。
順光・・・カメラの後ろ側から被写体に当たる光線状況
逆光、半逆光・・・カメラの方向に向かってくる光線状況
記録として正確な色や形を残しておく場合は、順光の光線で被写体を撮影しておくといいでしょう。逆光ぎみの光線で被写体を撮影するとちょっとドラマチックな雰囲気の写真に仕上がります。
話はそれますが、おいしそうな料理写真をよく見るとこの光線(逆光ぎみ)の光りで撮影されていることが多いです。
上の写真は、窓際に被写体をもっていって逆光ぎみになる光で撮影しています。
直射光は影の部分が汚くみえるのでレースのカーテンを引いた状態の間接光で撮影しています。赤ちゃんだけでなく人物ポートレートには窓際の光が最適です
□ カメラのアングルを意識して撮影する
人物の場合、カメラの位置によって写されたイメージが大きく印象が変わります。被写体より上から見た場合、同じ目線の高さから見た場合など色々と試してみるのもいいでしょう。
子供の自然な感じを写す場合、一般的には子供の目線までカメラを下げて撮影するように心がけてください。今まで気が付かなかった子供の一面が自然に写ってくれることが多いでしょう。光線の状況も意識しながらカメラを構えて最高の表情を逃さないように集中して撮影に望みます背景に余分なものが入らないように注意が必要です。 |
夕方の柔らかな光で撮影するのも暑さを避けることも兼ねていいでしょう。日が長い夏だからできる撮影の方法だと思います。夕涼みの自然な表情を残してあげてください。 |
暑いからと面倒がらずに今しか撮れない、残せないと考えて子供さんやお孫さんに挑戦してみてくださいね。
筆者のブログには、デジ一眼やコンデジで撮影したものを
いろいろ掲載しています。
PHOTO COLOR
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