文化講座
季節のなかの行事ものに挑戦してみよう
春はすぐそこまで近づいてきましたね、
今回はこの時期に行なわれる行事ものを撮影してみましょう。
古い街道沿いに訪れる観光客の人々に古くから伝わるお雛様を見てもらおうと軒先や縁側、店先などにたくさんのお雛様が展示された町を訪れました。カメラ片手に半日ほどぶらぶらフォトを楽しみました。 折角撮影するのですから並べてあるお雛様たちを記録的に撮影するのではなく自分が感じたイメージを撮ってみました。
*記録的な撮影からイメージ重視の撮影スタイルへ
記録的に→ | ←イメージ的に |
自分がこの町を歩いていて感じた印象を強く表現していくイメージを中心にして撮影していく、このような撮影で大切なことは被写体をしっかりと観察していくことから始めます。
面白いな、かわいいな、きれいだな、ふしぎだな・・・と感じた印象を頭の中でまとめます。
次にどう撮影すればその感じが写るかを考えまとめます。どうすればイメージどうりの仕上がりになるか技術的なことを考えましょう。
上のことを被写体が変わるたびに繰り返します始めはなかなかどう撮っていけばいいのか悩みますが、繰り返し撮影しながら町なかを進んでいくと少しづつ撮り方が固定してくると思います。モニターの再生をみながら感じをつかむのもいいでしょう。
上記に掲載した写真は、デジタル一眼レフカメラで撮影しています背景や前景の部分をどう処理するか(どこにピントを合わせるか、ぼかすのかはっきり写すのか)をファインダーを通して確認しながら撮影するのには適した機材です。交換レンズの焦点距離を変えることで違ったイメージを作り上げることもできます。
これらの行事ものは、毎年ほぼ決まった時期に行なわれます。去年撮影された写真と今年の写真を見比べることでご自分の写真技術の進歩を確認することができますし、ひとつ歳を重ねることで自分の気持ちがどう変わってきたか、心理的判断の役にも立つでしょう。そのためにも是非、自分の気持ちを写しこむ写真を撮ってくださいね。
注、上記の写真は昨年度撮影したものです、今回の展示と異なるものもあります
筆者のブログには、デジ一眼やコンデジで撮影したものを
いろいろ掲載しています。
PHOTO COLOR
http://tatumiiro.exblog.jp/