文化講座
雨の日もまた楽し
皆さんは雨の日の撮影、どうしてみえるでしょうか?
カメラが濡れる、雨具などの余分な荷物が増える、衣服が濡れるなど結構撮影には面倒なことが多いですよね。でもこんなうっとうしい日だからこそ撮れるものがたくさんあります。木々の緑も新緑に衣替えをして自然もいちばん新鮮に見える季節です。埃っぽい街中も雨できれいに浄化され、いつもと違った景色に見えるはずです。
小雨程度であれば傘をさしながらカメラ一台持って近くに出かけてみませんか?レンズ周りにタオルをかけゴムバンドでずり落ちないよう止めておけば2、3時間の撮影なら濡れを結構防げます。最近はメーカーからもカメラの専用雨具なども出ていますのでサイズをあわせて使ってみるのもいいでしょう。
ここで注意点を少し確認しておきましょう。
◇レンズ前につく水滴をこまめに拭き取りながら撮影する
水滴がレンズに付いたまま撮影するとその周辺の画像がピンボケのように写ってしまいます。背景が暗い部分だと水滴が付着したところだけ白っぽくぼやけてしまいます。せっかくのシャッターチャンスを台無しにしないようこまめに拭き取りましょう。
◇レンズ交換等は雨の降り込まない軒下などで替えましょう
◇曇天で暗いようならISO感度を少し高く設定しておく
これは晴天日より暗くなるのでシャッタースピードが遅めになりがちです。カメラブレにつながりますから使用するレンズの焦点距離を考慮していつもより2段ぐらい高いISO感度を選択しておきましょう。
◇ホワイトバランスの設定を試してみる
オートホワイトバランスでもほぼ見た目通りに写ります。
すこし温かみを出したければ曇りマークに換えてみるのもいいでしょう。雨=ブルーな雰囲気を出したければ電球マークに設定すれば画面全体が青っぽい感じで撮影できます。カメラによってはさらに細かい色目を設定し直すことができるものもあります。
さあ、いよいよ撮影です・・・
花に付いた水滴や葉っぱからこぼれおちる水滴など雨の日にしか撮れない素材探しからはじめましょう。
地面に目をやると水たまりに映る景色が見えるでしょう、池があれば雨の波紋が気にかかります。少し高いところから眺めれば道行くひとのカラフルな傘模様が見えるかもしれませんね、夕方になれば街の明かりがぬれた路面にきれいに映り込んできます。
このようにちょっと雨を意識するだけで楽しく撮影する気になってきませんか?雨の日にしか出会えないもの探しに出かけてみましょう。
帰ったらカメラを乾いたタオルで空ぶきしておくこともお忘れなく。
筆者のブログには、デジ一眼やコンデジで撮影したものを
いろいろ掲載しています。
PHOTO COLOR
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