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デジタル写真の楽しみ方

(社)日本写真家協会(JPS)会員・フォトス ハットリ 代表
服部 辰美

春を感じて「季節を写す」

まだまだ寒さが残る今日この頃です。あと少しすればいろいろな花たちが、彩りを添えてくれる季節がやってきますね。
この時期は季節の変化が温度だけではなく目の前の光景をよく観察することで楽しめます。
光、色など少しずつ変わっていくのがよく分かる時期でしょう。
いろいろな花の咲く移り変わりを注意深く見ていちばん最高の状態を逃さないように写す心構えが大切ですね。

菜の花、梅、桜、チューリップ、そしてバラなど身近な公園等で見られる花たちの撮影予定を計画するのも楽しみです。
その前に一度去年撮影したこの時期の花の写真を見直すことをお勧めします。去年訪れた場所の花でも開花状況のタイミングがうまく合わなかったり天候が悪くて思うようなイメージで撮れなかったりして再度挑戦の確認がしっかりとできるでしょう。
光の状況も午前と午後では違ってきますからその場所にあった時間帯の選択ができます。この場所ならこの時間がいいだろうというイメージトレーニングをしておくのも無駄なく撮影できる大切なことですね。去年のものよりいいものを・・・この心構えがより良い作品に繋がっていくでしょう。

季節を感じることは日中だけの変化ではありませんよね。早朝、夕景、夜景など幅広く広げてイメージするといいでしょう。日の出から日の入りまでの日照時間も少しずつ長くなり撮影時間帯も広がります。日中の時間帯を真ん中におくとその両端部分、つまり夜明けや夕景は光の変化の端っこに当たります。この端っこの風景にはとても魅力ある色合いや空気感が感じられる時間帯でもあるのです。きっとだれもが一番感動する美しい写真が撮れる時間です。天候の良い日を選んで是非チャレンジしていただきたいですね。

筆者のブログには、デジ一眼やコンデジで撮影したものを
いろいろ掲載しています。
PHOTO COLOR
http://tatumiiro.exblog.jp/

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