文化講座
冬に見えるもの
新年おめでとうございます。
いよいよ冬の寒さも本格的な季節になりました。
寒いと出かけるのも億劫になりがちな時期ですが、冬だからこそ撮影できる被写体もたくさんあります。
今回は、そんな被写体の探し方とワンポイントアドバイスをお話ししていきましょう。
冬の風物誌を考えると寒く暗いイメージが思い浮かびますよね、しかし意外と太平洋側では冬型の気圧配置の影響もあって綺麗な青空の下での撮影もできます。
太陽の日射しを意識すると影の面白さを感じます。そうです、光と影を意識した写真がたくさん撮れる季節でもあります。長い影を強調した作品ができますよね。
逆光から撮影することで大きく影を画面にいれて影が主役であることを強調しています。
光の方向を意識しながら歩いて見つけます。
晴天時は光の面白さや影の形を意識して探してみましょう。
*ワンポイントレッスン・・・
画面の中にどれぐらいの影(黒くなる部分)を写し込むかがその作品の印象を感じさせるポイントになります。
また影の形も構図を考えていくのに重要な部分といえるでしょう。
降ったばかりの薄雪を踏まないように気をつけて撮影しています。
デザイン的な幾何学模様を意識して撮影、真上から見ています。
雪の撮影もこの時期ならではの被写体ですね。
街中ではなかなかめぐり会うタイミングも少ない被写体です。
*ワンポイントレッスン・・・
きれいな雪景色を写すコツは、ちょっと辛いですが降っている最中に出かけて少し小ぶりになったところを見計らって撮影するといいでしょう。ふわっとした雪の感じが写るはずです。
また、普段からこの場所に雪が降るといいなぁと感じる場所を事前に探しておくのもいいでしょう。億劫になりがちな気持ちをやる気にさせてくれる心構えです。
夜明けの日の出や日没の夕日を撮影するのもいいでしょう。
それは遅めの日の出や早めの夕日が撮影できる時期だからです。
また空気が澄みきれいな太陽の撮影に向いています。気温差による太陽柱にもめぐり会えるかもしれません。
海から直に太陽が出やすいのもこの時期ならではでしょう。
防寒対策をしっかりして撮影に挑戦してみてください。
また、日が落ちる少し前の時間帯の風景も柔らかい日射しで撮影できます。立体感を感じる仕上がりが望めます。
*ワンポイントレッスン・・・
雪や北風の日は、次々と目の前の風景が変わっていきます。
面白いと感じた時にすぐシャッターが押せる準備も必要です。
寒い時の散歩は辛いかもしれません。しかしカメラをもってぶらぶらすれば楽しく散歩ができるでしょう。
気になったものを気軽にカメラに収めていくだけでも今の自分が何に興味を持っているのかを知る手掛かりになります。
それを分析することが新しい被写体をどう感じてどう写せばいいのかを知る第一歩につながります。
今年もカメラを使って自分再発見の旅をしていきましょう。
本年もよろしくお願いします。
筆者のブログには、デジ一眼やコンデジで撮影したものを
いろいろ掲載しています。
PHOTO COLOR
http://tatumiiro.exblog.jp/