文化講座
コンパクトデジタルカメラを楽しむ
今回は、久しぶりにコンパクトデジタルカメラのことをお話します
通称コンデジと呼んでいるカメラですが、毎年性能もよくなり使い勝手も簡単になっています。シーンモードに設定すればこれからの季節によく見られる夜のイルミネーション撮影などもきれいに撮影できますよね。
筆者も撮影に出かける時は、かならずポケットに一台は持って行きます。
一眼レフデジタルと比べると撮影用途の幅がせばめられますが、日常の記録やちょっとした作品作りにはとても便利なカメラだと思います。
旅行にしか持ち出さないコンデジをもっと使いこなしてみませんか?
撮像素子(レンズに集められた光の画像をいったん記録する、フィルムに相当する部分)のサイズが小さいのが難点ですが、今では性能も良くなりA4ぐらいのプリントでは見劣りしない仕上がりが望めます。
また、被写界深度(ピントが合ったように見える前後の範囲)も深く画面全体にシャープ感のある画面になります。
ちょっとした注意点に気をつけて撮影すれば作品として壁に飾っておける写真も夢ではありません。
左の2点の写真は、どちらも壁に映った影を主役にして撮影しています。被写体によってはピントが合わせにくくオートフォーカスが前後してピントがいつまでたっても合わないときがあります。画面内でメリハリのはっきりとした部分を探してピントを合わせ、そのままロックをしながら構図を移動させて撮影するといいでしょう。 ちょっと気にかかるものをすぐに一枚写してみることをこころがけましょう。ポケットにいつもあることでそれが可能になります。 |
コンパクトデジタルの撮影での注意点を簡単にまとめてみます。
□モニターを見ながらの撮影になるのでカメラ保持をしっかりとする
片手でも撮影できる軽さですが、カメラぶれの原因にもなります。
□ズームをうまく利用する
レンズのズーム機能がほとんどのコンデジには内蔵されています。
広い範囲から望遠までいろいろな構図を切り取ることが可能です。
注意点は、人物を写すときワイド側で近寄って写さずにズームで少し離れて望遠効果をいかすと眼で見ている感じの仕上がりになるでしょう。
□プログラムオートに設定して露出補正をしてみる
+/-の機能から明るさを調節できます。
夜間のイルミネーション撮影のとき見た目以上に明るく写った時
などに調節するといいでしょう。
□画像サイズ(撮影ピクセルサイズ)を確認しておく
大きく後でプリントすることを考えてなるべく大きなサイズで保存することをチェックしておく。
以上のようなことに注意をしてカメラ機能の設定ボタンに慣れておきましょう。カメラが小さい分、知らず知らずのうちにボタンにふれてしまいがちです。説明書を一通り読んでおけばいざという時に困らないと思います。
おもしろいなぁ、いい感じだなぁと思った瞬間に写すことができるデジタルならではの楽しみ方を是非みなさんも実行してみてくださいね。
筆者のブログには、デジ一眼やコンデジで撮影したものを
いろいろ掲載しています。
PHOTO COLOR
http://tatumiiro.exblog.jp/