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デジタル写真の楽しみ方

(社)日本写真家協会(JPS)会員・フォトス ハットリ 代表
服部 辰美

写真コンテスト

夏の暑さも本格的になりました。これから一ヶ月以上続くのかと思うと少し憂鬱になりますね。
昼時のピークは避けて熱中症にならないように注意して撮影しましょう。

今回は少し趣向を変えてフォトコンテストについて考えてみます。写真を撮っていくと自分の実力はどれくらいなのか少しずつ気になってきますよね。そんな時は、一度フォトコンテストに応募してみるのもいいと思います。カメラ雑誌やインターネットで検索すれば毎月いろいろな写真コンテストの募集がみられます。応募のジャンルも多種多様にありその中から自分が得意と思われるものに挑戦してみてください。気軽に応募できる企業主催のコンテストから始めるのもいいでしょう。各市町村が主催する観光地のコンテストなども撮る目的がはっきりしていて挑戦しやすいのではないでしょうか。うまく入選、入賞すれば豪華な副賞や賞金がもらえるかもしれません。


応募する場合は、やはり主催の目的に沿ったものが上位になりやすいですね。前回上位のものと同じ感じは、避けた方が賢明でしょう。選者は今まで見たこともない写真をセレクトしたいと思います。このように応募することを決める気持ちになることでいろいろな情報収集をしていくことになります。どこをどうという5W1Hの法則をしっかりと考えていくことができます。
たとえ入選できなくとも一枚の写真を完成させていく方法を身につけることができると思います。そして他人の写真を見る目も養われていくはずです。一枚で見せる写真の強さやわかりやすさも身につけることができます。プロが撮った駅貼りのポスターなども撮影時の様子を頭の中で想像しながら楽しめるようになるでしょう。

コンテスト応募用に撮る写真とギャラリーでの作家の個展で見ていく写真作品との違いなどにも気づき始めるでしょう。運も半分あるからと軽い気持ちで応募してみてくださいね。ただし撮影は全力を尽くして挑戦しましょうね。私の教室に通っている受講生の方がコンテストに応募して入選して自信をつけて急に写真への取り組み方が良くなってきました。皆さんもぜひ挑戦してみてくださいね。

筆者のブログには、デジ一眼やコンデジで撮影したものを
いろいろ掲載しています。
PHOTO COLOR
http://tatumiiro.exblog.jp/

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