文化講座
いつもカメラを...
この季節は、いつも天気予報を気にしながらの撮影状態ですね。
梅雨の季節も雨を味方にすればそれなりに楽しめるはずです。とは言っても機材の濡れや衣服の汚れなどに気を遣いながらの撮影は大変です。遠くに出かけて行けばなおさらですね。こんな時は、近場のお散歩フォトがいいかもしれません。シンプルにカメラに着けたレンズだけで撮ってみるのもいいでしょう。
今回はお散歩フォトのちょっとした撮影素材の見つけ方を考えてみましょう。作例を多めに載せてそれをヒントにみなさんも気になる素材を探してくださいね。
◇足元に注意して歩く
これはきれいな風景だけに目をやるのではなく、足元のちょっとした気になるものを撮ってみようということです。
ちょっとでも心になにか引っ掛かりを感じたら一度ファインダー越しに被写体を覗いてみましょう。そしてどれだけシンプルに整理できるかを考えて構図を切り取ってみましょう。
立ち止まった位置から見るだけでなく上から、下からとアングルを変えて見てみるといいでしょう。もちろん縦位置、横位置とカメラを変えてみることも大事です。
◇被写体を見つめるとき共通点を考えてみる
大まかな共通点を探してみると被写体の見え方が変わってきます。たとえば「画面のどこかに植物」と考えて物を見つめてみるとそれだけで見る風景が変わってくるでしょう。
季節によって植物は大きく見え方に変化を見せてくれます。人の暮らしの中で共存する植物たちのたくましさに感心させられることが多々あると思います。共に生きていることに感慨深い思いを感じます。
◇絵葉書的にきれいにまとめようと考えない
自分が気になったものを拾い集める感じでシャッターを押していく。
写す技術を見てもらうことよりも自分の意識の先を見てもらうことを考えて写す。
上の2点は、時が経った時間の経過を被写体に重ねています。
下の2点は、人工物の建物に影を重ねて光の面白さを見せたかったものです。
このようにアッと感じたらすぐシャッターが押せるようにいつもカメラを携帯することから始めましょう。それがただお散歩するだけの行為から目の前の被写体を写真的に見つめる第一歩になる筈です。
筆者のブログには、デジ一眼やコンデジで撮影したものを
いろいろ掲載しています。
PHOTO COLOR
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