文化講座
人生観...
暑い日も後しばらくだと思います、夏も後半になると体力が落ちてきますから自己管理を怠らないように注意が大切ですね。
カメラを持って撮影に出かける時、みなさんは今日は良い写真を撮るぞと思い描いて被写体探しに一生懸命になっていると思います。では具体的に良い写真ってなんだろうと考えたことはあるでしょうか?このことは、プロとアマチュアでは大きく異なると思います。プロの場合はクライアントさんが絶対であり写真の方向性もそちらに合っていなければどんなに素晴らしい絵作りができても良い写真だとは言ってもらえません。しかし、アマチュアの写真では一般的にみなさんが共感する素晴らしさをその一枚に感じればそれは良い写真として認められるものだと思います。写真経験が長くなってくると当然技術的な部分も上達してきます。そうすると写真を見て判断するときに技術的なレベルからその一枚を判定しようとします。撮影者のその時の思いや意図を見るのではなく構図の配置や機材の良し悪し、ピントは良いか、ブレやボケはないかなど写真の技術的な粗探しに一生懸命になっていませんか?もちろんそれらのことは表現力を高めるためにはとても大切な要素ですが、技術レベルが高い=良い写真だと判断するのではなくその写真から物語を感じたり作者の人柄が写っているようなところをしっかりと見ていきたいと思います。そこにはその人のテーマのようなものが必ずあるはずです。被写体を選ぶ、光を決める、シャッターを押すタイミングを決めるなどその一瞬には、撮影者の今まで生きてきた人生観が詰まっているのだと思います。少し大げさに感じられるかもしれませんが、自分流に良い写真といえるものには、その一枚にその人の生き方を感じられる何かが写っているのでしょう。生まれ落ちた境遇が違うわけですから当然物の見方や考え方もそれぞれ違うわけです。そこから生まれるテーマのような人生観も人それぞれです。
撮影で技術的な部分を最優先するとこうでなくちゃいけないという一つの枠ができてきます。表現をその枠の中に押し込めるといつも同じようなものしか生まれません。もっと自由に太陽が与えてくれる光を利用して写真という世界を楽しんでいきたいですよね。自分の人生観を写真で残す、そんな撮り方を一度考えてみませんか?
筆者のブログには、デジ一眼やコンデジで撮影したものを
いろいろ掲載しています。
PHOTO COLOR
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