文化講座
物語りのあるポーズ7
花環(はなわ)のポーズ(マーラー・アーサナ)
(腕と脚・関節のアーサナ)(効)背痛や腰痛を和らげる
お釈迦様が、ブッダガヤの菩提樹の下で瞑想していらっしゃる時、魔神マーラは、彼の成道を妨げようと、美女をやって誘惑させたり、恐ろしい悪魔の軍隊をさし向けて脅したりします。
しかし、お釈迦様は、穏やかで、堅固に志をたてているので、業(ごう)を煮やした魔神は、みずから雲にまたがり、山を真二つにちぎる強力な円盤を投げつけますが、この恐ろしい武器もお釈迦様には立ちむかえず、花環に変わって、お釈迦様の頭上で宙にかかったままになります。
花環(はなわ)のポーズ(マーラー・アーサナ)(1)
花環(はなわ)のポーズ(マーラー・アーサナ)(2)
花環(はなわ)のポーズ(マーラー・アーサナ)(3)
摩利支天のポーズ(マリーチ・アーサナ)
(腕と脚・関節のアーサナ)(効)内臓を刺激 血行をよくします
マリーチは「夜明けの光」で、額に目があり、六本の威嚇的な手を持った姿のこのヒンドゥ教は、日本に伝わり、仏教の神の摩利支天として知られています。
マリーチは、創造神ブラフマンの息子であり、全生物の父とされるカシャパは、マリーチの息子です。マリーチの孫は、太陽神スーリヤ、太陽神の子が死者の王、ヤマで、仏教では、閻魔として知られています。
摩利支天のポーズ(マリーチ・アーサナ)(1)
摩利支天のポーズ(マリーチ・アーサナ)(2)
摩利支天のポーズ(マリーチ・アーサナ)(3)
(アドバイス)太腿が胸にぴったりつき、ひざがまっ直ぐ立つようにします。