文化講座
足心ヨーガ 5月のインターネット
5月は1年中で一番樹木や草花が天地いっぱいに、宇宙に、太陽に、青空に向かって両手をいっぱい広げて花開く時です。
そこでちょっとおもしろい体のお話をします。人間の顔は上下逆さまにすると、頭髪は植物の「根」、目は「芽」、耳は「実」、鼻は「花」、口の歯は「葉」に例えられるそうです。
根(頭髪)から芽(目)が出て、葉(歯)が茂り、花(鼻)が咲いて実(耳)がなるそうです。体の根を育てるために、今月は頭立のポーズを紹介します。
このポーズは全身の機能を活発化するポーズですが、十分に注意して実習して下さい。
このポーズができなくても、類するポーズがあります。ウサギのポーズです。このポーズの実習で頭立と同じ効果がでます。
三点倒立のポーズ(サーランバ・シールシャ・アーサナ)
頭立ができない人や頭を下にすることに慣れていない人は、準備としてこの三点倒立をやってみましょう。
(1)
- 金剛座で座ります。
(2)
- 両手を肩幅に開いて床につけ、つま先立ちをして、正三角形を想定して頂点に頭のてっぺんをつけます。


(3)
- ゆっくり腰を上げ、両ひじの上にそれぞれのひざをのせます。

(4)
- ひざを安定させ両足を床から離します。これでも十分です。

(5)
- 両ひじに意識を集中しながら足をゆっくりと上げていきます。

(6)
- 両足が伸びれば伸ばします。男性はこの方がやりやすいようです。

頭立のポーズ(シールシャ・アーサナ)
(1)
- 写真のように後頭部を両手のひらでつつみ込むようにします。

(2)
- 上体が床と垂直になるようにしないと、つま先が床から自然に離れません。

(3)
- 気をつけないと頸骨を痛めることがあるので、絶対に無理をしないように。十分に体をほぐしてから実習してください。

できるようになったら、いろいろ楽しんでください。






