文化講座
ボールゲーム -27- ラケットボールつき
----- 53. ラケットボールつき -----
- 用意するもの
- テニスボール・ラケット
遊び方
ひとりにボール1個とラケット1本を用意します。
きき手でラケットをもち、「ヨーイ、ドン」の合図で、ラケットの網の上でボールを何回つくことができるか競争する遊びです。
羽子板で羽根をつくのと同じ要領ですが、ボールははずむのでつき方によっては、ボールに振りまわされてしまいます。
このとき、ボールがラケットに触れないで地面に落ちたら、それで数えるのはストップ。遊びも終了です。
よくボールをみて確実に1回1回を打ち上げるのが、長く続けるコツ。
応用として、2人1組で間隔をあけて向かい合って、ラケットでボールの打ち合いをして遊んだり、ラケットの柄を両手でもってボールをつくことにしてもいいでしょう。
- ねらい
- 目と手の協応性と調節力を養い、腕力を鍛え、どんなボールでもすぐに対応できる姿勢ですることで、敏捷性が育つ。

----- 54. ボールの玉つき -----
- 用意するもの
- テニスボール・新聞棒(大判を2枚重ねて、短辺より細く巻き端をセロハンテープでとめて棒にする)
遊び方
スタートラインから1メートルおきに、直径20センチの円を5個書きます。
そしてそれぞれの円の中に、ボールを1個ずつ置く。
「ヨーイ、ドン」の合図で、新聞棒の端を両手でもって、スタートライン上に置いてある1個のボールを新聞棒の先でころがして円の中にあるボールにあて、円外へ出します。
床の上での玉つきならぬ、ボールつき遊びです。
この遊びをもっとむずかしくしたいなら、ドッジボールを使ったり、円と円との距離をはなしたり、円の数を増やしてもいいでしょう。
家族のレクリエーションにもってこいの遊びです。
- ねらい
- 確実に次のボールにあたるように打ちこむ慎重さが、注意力や集中力を養い、全部のボールを円外に出すための腕力が鍛えらる。

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子どもと楽しむゲーム(8)
ボールゲーム・体力向上ゲーム117著者 三宅邦夫
山崎治美本文・中扉イラスト にじ工房 A5判 126頁 定価 1,620円(税込み) 出版社 黎明書房