文化講座
ボールゲーム -19- 背中合わせボールつき
----- 37.背中合わせボールつき -----
- 用意するもの
- ドッジボール・ベルト・ひも
遊び方
2人がそれぞれ腰にベルトをつけます。そして2人1組で背中合わせになって、背骨付近のお互いのベルトを短いひもでしばり、それぞれ1個ずつボールもって立ちます。
「ヨーイ、ドン」の合図で、背中合わせの腰の部分がくっついたまま同時にボールをつき、どれくらい長くついていられるかを他の組と競争する遊びです。
ひとりのボールのつき方がわるいと、後ろ向きの相手はバランスをくずして倒れたり、ボールがつけなくなったり、見ている人も楽しくなります。「いち、に、いち、に...」とお互いに掛け声をかけてやると息が合って長く続けられます。
ベルトのかわりにフラフープ用の輪に2人が入ってやるのもいいでしょう。
輪の中で2人が自由に移動できず、赤ちゃんが歩行器に入って遊ぶ姿のようで、思わずふきだしてしまうユーモアがあります。
- ねらい
- 協調性が育つなかで、目と手、ボールの協応性を養います。

----- 38.新聞の上のボールつき -----
- 用意するもの
- ドッジボール・新聞紙(大判5枚を広げて重ねる)、またはダンボール(大判の新聞紙大)
遊び方
2人が向かい合って、新聞紙の短辺が手前になるように、5枚重ねの新聞紙の両端をそれぞれ両手でもって立ちます。
「ヨーイ、ドン」の合図で、新聞紙の上にのせたボールを新聞紙から落とさないように、できるだけ長くボールをつく遊びです。
「いち、に、さん、し...」と数をしながら調子を合わせてボールをつくようにしましょう。
新聞紙はダンボールと違って柔らかいので、思うようにボールが上にあがらないところにおもしろさがあります。
- ねらい
- ボールを見ながら、たえずボールをつきやすい位置に新聞紙をかまえることで集中力、お互いに協力、協調してやる力を養います。

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子どもと楽しむゲーム(8)
ボールゲーム・体力向上ゲーム117著者 三宅邦夫
山崎治美本文・中扉イラスト にじ工房 A5判 126頁 定価 1,575円(税込み) 出版社 黎明書房