文化講座
これでこそ平等だ

- お母さんは(お母さんから見て三番目の女の子である)三番が、ゆっくりして出勤しに行く様子でもなく、そこで聞いた。
- 妹ちゃん。今日はなぜ出勤しに行かないの?
- お母さん。歯が痛いの。昨晩はずっと上手く寝られなかったし、顔も少し腫れている。
- 本当に少し腫れている。歯医者さんへ行ってちょっと見てもらわなければならない。
- そうよ。だから今、銀行へ電話をして、一日病気休みをもらって、病院へ行く。
- その通り。歯痛はいい加減にしてはならない、諺では「歯痛は病気のうちに入らない、しかし痛くなったら命を取られる」と言う、早く行けば早く治る。
- そうだわ。歯医者が終わってから、私たち母娘二人、ついでに新しくオープンした大型ショッピングセンターをぶらぶらしましょう。
(あなたの二番目の)お兄さんが言うには、そこはとても面白いそうよ。
- そんなのダメです。病気休みをもらってショッピングセンターヘ行ってぶらつく、人に見られたら、ほんとうに恥ずかしい。
- それなら問題にならないよ、大きなマスクをすれば誰も見分けがつかない。
- その通り。マスクをすれば風邪の予防にもなるし、まさに一挙両得。
- そこはオープンしたばかりの為、多くは優待価格。
- お父さんの時計を持って行って修理してもらうのを、あやうく忘れるところだった。
- 問題ない。そこには三軒の時計店がある。
- でもロレックスの代理店があるかどうか分からない。
- 間違いない、きっとある。
- Qちゃんがベランダでニャーとひと声嗚くと、
が走って出てきた。
兄ちゃん、君たちは部屋で会議しているの?
- 違う。お姉さんが歯痛で病気休みをもらって出勤しに行かない。歯医者が終わった後、大型ショッピングセンターヘ行ってぶらぶらするつもり。
兄ちゃんも一緒に付いて行くの?
- 何考えているんだ。そのような場所は、俺たち猫は入って行かれない。
- ほんとに不平等。
- いいかい。 平等とは。(それなら)君に入って行かせる、聞くけど「何買うの?お金持っているの?」君に入って行かせないのは、これでこそ平等さ。
単語注解
発見する
ゆっくりと
名前、名字などの前に付けて、呼称語にする。
「Qちゃん」
出勤する
様子
歯が痛い
ずっと。まっすぐ
腫れる
歯科
病気休み
いい加減にする
勘定に入れない。~の数に入らない
母子二人
ついでに
オープン。開店する
ぶらぶら歩く。見物する
とても。すごく
恥ずかしい。体裁が悪い
つける
マスク
(人、物、道などが)見分けがつかない
一挙両得
特恵(の)
間違いなく
文型語法
= なぜ~しないのですか。
- *
「彼たちはどうして休まないのですか。」 - *
「あなた達はなぜ買わないのですか。」
- *
= ~ずっと~していません。
- *
「彼たちはずっと来ていません。」 - *
「私たちはずっと食事をしていない。」
- *
= ~誰も~できない。
- *
「誰も見分けがつかない。」 - *
「誰も言う事が出来ない。」
- *