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中国語講座

愛知大学名誉教授 中日文化センター中国語講師
陶山 信男

中国語の基本文型

本講座は、文法中心ではないので、ごく簡単に文型の構造を紹介します。

1.判断文(主語 + 是 + ××)

私は日本人です。
否定は、  
私は日本人ではない。

2.形容詞文(主語 + 形容詞)

今日は涼しいです。
否定は、「 + 形容詞」→
今日は涼しくない。

3.(1)動詞文(主語 + 動詞 + 目的語)

私は北京へ行きます。
否定は、「 + 動詞」→
私は北京へ行かない。
 (2)動詞文(主語 + 動詞 +了+ 目的語)
私はあれを買った。
否定は、「 + 動詞」→
私はあれを買っていない/
買わなかった。

4.疑問文

(1)平叙文の最後に「」を加える。

あなたは中国語が分かりますか。
  (2)肯定・否定を重ねる。
彼は日本人ですか。
  (3)疑問詞を用いる。
トイレはどこにありますか。

〔ちょっとひと息〕

 いつぞや、ある友人から、「あさって中国へ旅行に行くから、中国語を教えてくれ!」といきなり頼まれた。「冗談じゃないよ!あさって出発なのに、今から習うなんて遅すぎるよ!」と言い返した。しかし何か一つでも教えてやらないといけないと思い、「じゃ、一つだけ、大切な言葉を覚えてください。それは『(チン)』という言葉です。『』は「どうぞ」という意味です。とにかく相手に気軽に使えばいいですよ......。」
 しばらくして旅行から帰って来た友人は、中国で食事の時""、乗り物やエレベーターの乗り降りに""と、""を使いまくって、結構楽しんで来たようでした。
 敬意を持って何にでも相手に「どうぞ」と言えば喜んでもらえるはずです。特に中国人は礼儀やメンツを重んじるため、""と言われれば、悪い気がしないでしょう。
では、次にお願いの言葉を覚えましょう。

〔お願いの言葉〕

ちょっとお待ちください。
~をください。
すみません。(人に何かを頼む時)
どうぞ掛けてください。
どうか~を見せてください。
~がほしい。
~をしたい。
~ありますか。
~を知っていますか。


☆ 次回は、疑問の言葉を覚えましょう。
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