文化講座
お天道様はそんなに心が小さいはずはない
(お天道様はそんなに心が小さいはずはない)
- あのね、兄ちゃん、春分はすでに終わって、大分になるけど、なんでまだこんなに寒いの?
- お兄さんの話だと、近頃の天気はしばらく寒く、しばらく暑くてとでも正常ではないんだ。
- カレンダーでは、立春だの春分だの、まったくでたらめを言っている。
- カレンダーがでたらめを言っているのではなくて、お天気が正常ではなくて、規則に基づいて動いていないんだ。
- お天道様は怒っているんじゃないの、わざと皆に難問を出しているの?
- そんなはずはない、お天道様はそんなに心が小さくて、わざと人を困らせるはずはない。
- ほら、近頃各地で起きた、洪水、地震、台風、津波、山崩れ、砂ぼこり、これは人を困らせるのではないと言うのですか。
- ボクもハッキリ説明できない。
- それじゃ、誰がはっきり説明できるの?
- 今日は土曜日で、お兄さんは帰るのが早い、お兄さんに尋ねに行って、僕達に一授業してもらいましょう。
単語注解
- お天道様
- けちくさい。心が狭い。心が小さい。
「10円は高くない、君はけちくさい。」 - しばらくの間
「彼はしばらくの間、来ていない。」 - 正常。通常通り
- カレンダー
- でたらめを言う
「でたらめを言ってはいけない。」 - カレンダー。日めくり
- でたらめを言う
「でたらめ言うな。」 - 規則
「学生は学校の規則を守らなければならない。」 - 怒る。腹が立つ
「彼は誰に怒っているのですか。」 - 難問を出す
「彼は私に難問を出しているのだ。」 - 困らせる。いじめる
「一番いいのは、彼を困らせない事だ。」 - 困難を感じる。困る。困らせる。意地悪をする
- まさか~ではあるまい。~とでも言うのか。
「この事は、まさか君が知らないとでも言うのか。」
文型語法
- = すでに~過ぎました。
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「この事はすでに半年が経ちました。」 - *
「夕飯を食べてから、すでに一時間半が過ぎました。」
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- = どうしてまだ~。
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「彼はどうしてまだ行かないのですか。」 - *
「もう9時なのに、君はどうしてまだ寝ているの。」
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- = ~の話によると~だそうだ。
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「彼の話によると、彼は来年卒業だそうだ。」 - *
「先生の話によると、来週は試験だそうだ。」
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- = しばらくの間。
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「彼の病気はしばらく良くなったり、しばらく悪くなったりでどうしても徹底的に治らない。」 - *
「ここしばらくは雨ばかり降る。」
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- = まさか~ではあるまい。~とでもいうのか。
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「まさか君はずっと知らなかった訳ではあるまい。」 - *
「まさかこれは私達の誤りではあるまい。」
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- = こんなに/そんなに~はずはない。
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「私達はこんなふうに終わるはずはない。」 - *
「彼はそんなに信用を守らないはずはない。」
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