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中国語講座

愛知大学名誉教授 中日文化センター中国語講師
陶山 信男

中国語は難しくありません。簡単です!

旅行に、ビジネスに、そして北京オリンピック、上海万博などに備えて中国語を学びましょう。

Q: 中国語は難しいでしょう?
A: いいえ、難しくありません。日本も中国も同じ漢字を使っており、しかも共通する単語が沢山ありますので、日本人が中国語を学ぶ場合、発音さえ覚えれば、どこの国の人よりも早く習得できます。
Q: でも発音は難しいでしょう?
A: 要領さえつかめば簡単です。それでは、中国語講座の門をくぐって見ましょう。

◎ 中国語の特長 

中国語の特長は、""(ニィ)と""(ハオ)のように、一つの文字に一つの音を持ち、""と読めば「こんにちは」という意味であるが、二つの文字を離せば、""は「あなた」、""は「よい」というように、その文字自身がそれぞれ独立した意味を持っている。しかも一文字一文字の発音(例外はあるが)、ほとんどが一定しているので、覚えやすい

  中国語は、音声の強弱、長短、高低によって、一つの音に四つの声調がある。「こんにちは」の""(ニイ ハオ)、あるいは「さよなら」の""(ザイ ジェン)のような会話も当然ながら、抑揚をつけて言わなければならない。

◎ 四声

  中国語のこの強弱、長短、高低の四つの声調は「四声」と言う。この四声を図で表すと次のようである。

「ア」の発音を例にすると、

第一声:高平調。高音で平らにのばす。符号は「」。丁度、マイクのテストをする時の「アーアーアー本日は晴天なり」のアーアーアーの「ア」のような発音である。

第二声:尻上がり調。低く発音し強く押し上げる。符号は「」。丁度「アッと言わせる」の「アッ」のような発音である。

第三声:中くぼみ調。低いところから、さらに低く下げてから高く上げる。符号は「」。丁度、疲れた時やガッカリした時によく口にする「あ~あ、いやになっちゃう」「あ~あ、ガッカリしちゃう」の「あ~あ」のような発音である。

第四声:下降調。高いところから、低いところに下がっていく。符号は「」。丁度「アーチ」という時の「ア」の発音である。
このほかに、「軽声」がある。これは本来の声調を失った音で、軽く短く、自然の成り行きに任せて発音する。符号はなし。


〔あいさつ言葉〕

☆ 次回は、簡単に覚えられる発音の要領を説明します。

中国語講座
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