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家計の総合相談センターの相談員のコラム

株式会社 家計の総合相談センター
ファイナンシャルプランナー
石川 友紀・森 朱美・佐野 圭子・宮田 かよ子
尾上 堅視・堀之内 千津

家計簿はつけるだけでは意味がない

家計簿というのは文字通り家計の帳簿ですが、ライフプランを実現するための大前提になるものです。そして、お金に振り回されないようにする第一歩であると思います。
では、家計簿をつけていればそれでいいのでしょうか?
実は、本当の問題はここからなのです。
私が多くの家計を見てきた限り、家計簿をつけている人の中でも、その家計簿を「活用している人」はあまり多くありません。

家計簿の活用というのは、具体的には「家計簿をつけることで、現状を正しく把握し、将来に活かす」とことです。
この活用をしていなければ、家計簿はただの記録にすぎませんし、手間ばかりかかって効果がないものです。

活用の第一歩は「自分の現状を知る」ことです。
それは、世の中の平均値を知るのではなく、「あなたの場合の標準的な水準」を知ること。
世の中の平均値は、何を基準にするかによって数値は全然違ってしまうわけですから、これを参考にしてもほとんど意味はありません。
それよりも、「自分の家族は1ヶ月でどのくらいの食費を使っているか?」を正しく把握するほうが何倍も重要です。月によってバラつきがあるのは当然ですが、できれば3ヶ月~6ヶ月ぐらいの毎月の食費をチェックしてみて、「我が家の平均的な1ヶ月の食費」を出してみてください。
食費以外の項目についても同じように「我が家の水準」を出していくわけです。
ここまでやって、初めて記録を活かすことができます。
活かし方は人それぞれですが、
「各項目の1番少ない月の金額を目標にする」のもいいでしょうし、
「各項目の平均額の90%を目標金額にする」のでもいいでしょう。
毎月30万円の支出の中で10%を削ることができれば、それだけで3万円の新たな余裕が発生します。これは年間にすると36万円!
住宅ローンの繰り上げ返済にまわしてもいいでしょうし、少しリッチな旅行に出かけてもいいでしょう。普段は買うのを我慢していたものが、思い切って買えるかもしれません。
もちろん貯金をしてもいいですね。

また、これらと同時に必ず実行しておきたいのが「固定支出の見直し」です。
固定支出って色々な定義がありますが、一言でいえば「同じ金額が定期的に口座から引き落とされているもの」です。
住宅ローン、家賃、保険料・・などがこれにあたります。
また、「毎月同じ金額ではないけど、銀行口座から引き落とされているもの」を見直すことも重要。こちらは、光熱費や携帯料金などが典型的でしょうか。
こういった項目のお金は、自動引き落としであるがゆえに一度きっちりと見直すと効果が持続するのです。
家計簿をつけていることが、活かされているかどうかは、「支出がコントロールできているかどうか?」を見ればよくわかります。「使っても使わなくてもいいのだけど結局使っちゃったお金」家計をなんとかしようとお考えであれば、まずはここをなんとかするために、つけている家計簿を活かすようにしましょう。

栗本 大介
ファイナンシャルプランナー(CFP®
株式会社家計の総合相談センター

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