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家計の総合相談センターの相談員のコラム

株式会社 家計の総合相談センター
ファイナンシャルプランナー
石川 友紀・森 朱美・佐野 圭子・宮田 かよ子
尾上 堅視・堀之内 千津

固定費の支出を見直す<住宅ローン見直しポイント(3)編>

 これまで住宅ローン返済中の見直しポイントとして「繰上げ返済」「借り換え」をご紹介しましたが、今回は「条件変更」についてお話します。

 条件変更とは、当初借り入れた住宅ローンの契約条件のうち、一部の条件について返済期間中に変更することです。繰上げ返済や借り換えを行う場合はまとまった資金が必要であるのに対し、条件変更は契約内容の変更を行うだけで、コストをかけずに利息の軽減効果を発揮できるのが特徴です。条件変更には、以下のような6つの方法があります。

  • 1. 返済期間の短縮・延長
  • 2. 払込期日の変更
  • 3. 「毎月払いとボーナス払い併用」から「毎月払い」のみへ変更
  • 4. 「毎月払い」から「毎月払いとボーナス払い併用」への変更
  • 5. 「元利均等払い」から「元金均等払い」へ。またはその逆の変更
  • 6. ボーナス払い月の変更

 では、条件変更でどのような効果があるか見ていきましょう。2,000万円を金利3%、返済期間30年、元利均等返済で借り入れたとき、毎月の返済額は84,320円。これを8年後に元金均等返済に条件変更すると、毎月の返済額は102,847円となりますが、老後に向かって徐々に返済額を減らすことができ、総返済額を抑えることができます。

返済方法 当初7年間 8年目以降 総返済額
30年間
元利均等返済の場合
月額84,320円 月額84,320円 約3,036万円
当初は元利均等返済、
8年目から元金均等返済
に条件変更
月額84,320円 8年目の初回は
月額102,847円
約2,970万円

 今は「中小企業金融円滑化法」によって、個人の住宅ローンについても事情によっては返済条件を変更してくれることもあります。返済で困ったときは、まずは金融機関や専門家に相談してみてください。

 これまで3回にわたって住宅ローン返済中の見直しポイントをお話してきましたが、現状の家計だけで判断するのではなく、将来の家計がどうなるのかもシミュレーションしたうえで、将来にわたって無理のない返済なのかを確認しましょう。

 次回は、「自動車関連費の見直し」についてお話します。

井口 奈保
ファイナンシャルプランナー(AFP)
株式会社家計の総合相談センター

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