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家計の総合相談センターの相談員のコラム

株式会社 家計の総合相談センター
ファイナンシャルプランナー
石川 友紀・森 朱美・佐野 圭子・宮田 かよ子
尾上 堅視・堀之内 千津

年金はいくらもらえるの?

20歳から60歳の全員が加入する国民年金からの老齢基礎年金は、65歳から一生涯受け取ることができます。平成25年4月~9月の年金受給額は、満額で78万6500円となり、月額にすると約6万5000円です。年金は、偶数月(2月、4月、6月、8月、10月、12月)に2ヶ月分まとめて支給されます。また、年金を受け取るためには、前のコラム『年金をもらうために必要な加入期間』にあるように、25年間の「受給資格期間」が必要ですが、(平成27年10月以降は消費税率10%となることを条件に10年に短縮される予定となっています)満額の年金を受け取るためには、40年間の保険料納付期間が必要です。納付していない期間などがあれば、その分減額されます。

また、自営業やフリーランスのような第1号被保険者等は、保険料を月額400円上乗せして年金額を増やす「付加年金」という制度があります。付加保険料を上乗せすることで増える付加年金額は、

200円×付加保険料納付月数=付加年金の年金額

例えば、付加保険料を1年納付すると、400円×12ヶ月で4800円になります。それに対し、付加年金の年金額は200円×12ヶ月=2400円となり、2年間受け取ると元が取れます。20歳から60歳の40年この制度を利用した場合、付加保険料の合計19万2000円に対し、受け取れる付加年金は毎年9万6000円となります。
また、年金額は物価や賃金水準の動きに応じて改定されますが、付加年金は定額で増額や減額はありません。

それでは、会社員の加入する厚生年金はどうでしょうか。
厚生年金からの老齢厚生年金は、昭和36年4月2日以降(女性は昭和41年4月2日以降)に生まれた人は65歳から一生涯受け取れ、それ以前の生まれの人は65歳以前に特別支給の老齢厚生年金が受け取れます(『年金は何歳からもらえるのか?』コラム参照)。つまり会社員は、老齢基礎年金と老齢厚生年金を一生涯受け取ることができます。また、老齢厚生年金の年金額は、厚生年金の加入期間と加入中の給料の平均額から計算されます。

厚生労働省の発表しているモデルケースの試算では、夫が会社員(平均標準報酬月額36万)として40年間就業し、妻はその期間中は専業主婦であった場合、夫婦二人での老齢基礎年金を含む標準的な年金額は月額23万940円(平成24年度)となっています。
自分自身がもらえる年金額が具体的にいくらになるのかを知りたい場合は、「ねんきんネット」で試算ができます。毎年誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」には、17ケタのアクセスキーが記載されています。条件を入力することで、将来、何歳からいくらの年金を受け取れるのかが確認できます。また、年金を受け取りながら働いた場合の年金額の試算もできますので、退職後にどのくらいの収入が必要か、年金だけで生活するためのライフスタイルを考えるなど、シミュレーションをしてみてください。

また、お勤め先に独自の「企業年金」があれば、年金はさらに上乗せされます。公的な制度にプラスして会社の制度も把握しておきましょう。

森 朱美
ファイナンシャルプランナー(CFP®
株式会社家計の総合相談センター

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