文化講座
光陰矢のごとし
皆さん、こんにちは! 10月号です。
大阪で開催されている万博の閉幕日が近づいてきました。入場券はインターネットでもなかなか取れず、会場には当日券を求める人の長い列ができているそうです。入場者数は連日20万人越えとのこと。各パビリオンでは単なる展示だけでなく、体験できる展示やショーなど楽しめるものが盛沢山で、大人気の万博になりました。
愛知県で愛・地球博が開催されたのは2005年ですから、もう20年前になります。時の立つのは早いですね。「光陰矢のごとし」、英語では「Time flies.」です。
今月は、よく耳にすることわざを英語で紹介します。
百聞は一見にしかず | Seeing is believing. |
時は金なり | Time is money. |
必要は発明の母 | Necessity is the mother of invention. |
鉄は熱いうちに打て | Strike while the iron is hot. |
まさかの時の友こそ真の友 | A friend in need is a friend indeed. |
急いては事を仕損じる | Haste makes waste. |
このように、英文と日本文がほとんど同じ意味を持つことわざもありますが、次に挙げることわざのように、英文と日本文では違った表現で同じ内容を表すものもあります。
三人寄れば文殊の知恵 |
Two heads are better than one. 直訳 → 頭(頭脳)二つは一つより良い |
蓼食う虫も好き好き |
There's no accounting for taste. 直訳 → 好みを説明することはできない |
船頭多くして、船山に登る |
Too many cooks spoil the broth. 直訳 → コックが多すぎるとスープをダメにする |
では、ことわざを英文で読み、日本語のことわざを見つけてみましょう。
① Let sleeping dogs lie.
② No news is good news.
③ All work and no play makes Jack a dull boy.
④ Birds of a feather flock together.
⑤ The early bird catches the worm.
<解答>
① 触らぬ神にたたりなし。
② 便りのないのは良い便り。
③ よく学び、よく遊べ。
④ 類は友を呼ぶ。
⑤ 早起きは三文の得。